Netflix香港映画『未来戦記』。隕石の墜落であらわれた巨大な植物を制御して環境汚染を防ぐべく、4人の熱い軍人たちが立ち上がるディストピアSFアクション!
作品情報・キャスト、あらすじ、ぶっちゃけ感想・評価、ストーリーネタバレ解説、を知りたい人向けに徹底レビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
作品についての視聴者・口コミアンケートも投票お願いします↓
Netflix映画『未来戦記』作品情報・キャスト
原題:『明日戰記』英題:『Warriors of Future』
ジャンル:SFアクション・モンスターパニック
年齢制限:13+(暴力シーンあり13歳以上推奨)
監督:ン・ユェンファイ
脚本:ラウ・ホーリョン/マク・ティンシュー
キャスト:ルイス・クー、ラウ・チンワン、フィリップ・キョン、カリーナ・ラウ
あらすじ
©︎Netflix
近未来、戦闘用ロボによる戦争や環境汚染で世界はディストピアと化していた。
中国に隕石が落ちパンドラと呼ばれる凶暴な植物型生命体が出現。雨になると動き出して街を破壊する。
B16地区の空戦部隊に所属するタイラーは、パンドラの成長を止める遺伝子弾を打ち込む作戦への参加を命じられる。
パンドラに追跡可能な薬剤を打ち込んでめしべの位置を特定。最後に遺伝子弾を打ち込む計画だった。
パンドラは危険な生命体だが、制御できれば大気汚染を浄化できる人類の希望でもあった。
タム大佐は、極秘任務なので失敗したら市民16万人を犠牲にした爆破作戦を決行すると冷たく言い放った。
タイラーの部隊は戦闘機でパンドラがうごめく場所へ行く。しかし何者かのハッキングによってロボが1台暴走し、空挺が墜落してしまう。
タイラーの戦闘機も落ち、部下のコナーと共になんとか脱出。そこには恐ろしい未知の生命体がうごめいており…。
ネタバレなし感想・海外評価
日本円で77億円ほどの製作費と大金をかけて出来上がった熱血SFアクション!
香港で公開されたアイア映画のなかで歴代ナンバーワンの興行収入を獲得しています。
しかしCGも超ハイクオリティというわけでなく、何が起こっているかよくわからない強引なアクションも多いです。
地域を守ろうとする4人の軍人たちの熱い友情もあり、尻上がり的な盛り上がりをみせます。
怒涛のアクションの連続という意味では、2022年のNetflix作品・韓国の脳筋アクション映画『カーター』に雰囲気が近いです。
ハリウッドのSFアクション大作とは別ものと考えればかなり楽しめます。
おすすめ度 | 80% |
アクション | 87% |
ストーリー | 65% |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.4(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 88% 一般の視聴者 47% |
※以下、映画『未来戦記』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『未来戦記』ネタバレ感想・評価
CGがちょっぴりあらめのSFかと思いきや、凶暴な昆虫とのバトルや巨大ロボとのカーチェイスが楽しめる攻めた作品でした。
ストーリーが凝っていておもしろいわけではありません(笑)。
ハリウッドSF大作と比較して圧倒的な映像クオリティというわけでもありません(製作費に77億円もかけてますしB級は言いすぎかもですが)。
そのぶん激しいKillアクションの連続によってカタルシスを覚えます。
どうなってるのかよくわからないシーンも雰囲気で楽しめちゃうから不思議。
個人的にはこういうアクション特化型の映画は大好きです。
近未来のディストピアで熱血軍人4人がピンチを切る抜けていくさまは、熱血戦艦SF『バトルシップ』に似たテイストですね。
ゴキブリとカマキリをかけ合わせたような人間と同じ大きさのキモい昆虫のデザインもよかったです。
気持ち悪いし動きはめちゃくちゃ速いしで緊張感がすごいのなんの。
さらに主人公・タイラーの主観目線の映像が多く、昆虫を倒すシーンにはシューティングゲームをプレイしているような没入感があります。
死んだ娘を想いながら戦っている主人公・タイラー。
タイラーを支える兄貴分のジョンソン。
かつて臆病風に吹かれてタイラーに罵倒されたあげく部隊をはなれ、数年ぶりにピンチにかけつけたスカンク。
ビビリの弟分・コナーなど、どのキャラクターも魅力満点です。
特にツンデレ属性のスカンクが「助けに来たわけじゃねえ!お手本を見せにきたんだ!」と調子づく感じが好きでしたね。
絶体絶命のシュチュエーションの連続にもかかわらず、それぞれがお互いを守ろうとする熱い友情が最高でした。
決して優等生的な映画ではない『未来戦記』ですが、このメンツでぜひパート2を作って欲しいです。
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