『殺人者のパラドックス』ネタバレ最終回まで衝撃のラスト結末の解説!Netflix韓国ドラマ

  • 2024年2月19日
シネマグ
『殺人者のパラドックス』の最終回までの全話ネタバレあらすじ解説です!人を殺し続けるチェ・ウシクは最後にどうなってしまうのか!?衝撃の結末が待ち受けています!

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『殺人者のパラドックス』1話と2話ネタバレ

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『殺人者のパラドックス』3話ネタバレあらすじ解説

イ・タンは不良高校生・ジェジュンたちを格闘のすえに落ちていたブロックで殺してしまった。

自身もダメージを負って倒れたタンは、カン・サンムクともう1人の男に部屋まで担いでもらう。

タンが部屋で目を覚ますと、「ここに連絡を」と書かれたメモがあった。アドレスを入力するとシークレットチャットが起動する。

カン・サンムクは警察に「私がジェジュンともう1人を殺した」と自首。カンの娘・ヨンソは過去にジェジュンたちに強姦され、自殺した。カンは「恨みがあったから復讐した」と自白した。

しかし、カンは証拠不十分で釈放される。警察署を出たカンは、死んだジェジュンの母親に車で轢かれて病院に運び込まれた。


コンビニを無断欠勤して店長から詐欺罪で訴えられたイ・タンは、凶器を持って警察署へ行き、殺人の罪も自白しようとする。

しかし偶然にも、凶器のハンマーとブロックの入ったバッグが何者かにひったくられた(ひったくり犯は金だけ取って凶器を川に投げ捨てる)。

タンはひったくられた際に怪我をして病院に運び込まれる。

タンは、車に轢かれて入院していたカンから「ジェジュンを殺してくれて感謝します」と言われた。

カンは少し前に「娘を自殺に追い込んだジェジュンを殺したい!」と、ノ・ビンという男性に相談していた。

ノ・ビンは、タンがジェジュンを殺害したあとで、カンと一緒にタンを家まで運び込んだ人物だった。

カンは病院のベッドで大量に睡眠薬を飲み、自殺を図った

『殺人者のパラドックス』4話ネタバレあらすじ解説

イ・タンはシークレットチャットの主/ノ・ビンと出会う。

ノ・ビンは幼い頃に両親を殺されたことで犯罪者を憎むようになり、バットマンなどのヒーローに憧れつつ、ハッキングの技術を磨いて犯罪者を殺す人間をサポートしてきた人物だった。

タンはノ・ビンから「証拠が勝手に消えることや、犯罪者が近づくと鳥肌が立つのはおまえの能力だ。世直しをしよう!」とさとされ、法を逃れる犯罪者を殺害するダークヒーローになることを決意

タンは「海外へ行く。そっとしておいて」と家族に向けてメッセージを残した。

タンとノ・ビンはonly for heroes(オンリーフォアヒーローズ)というチームを結成。

タンは中華屋の配達員になりすましつつ、定期的にノ・ビンと接触して犯罪者の情報を得る。そして法の目をかいくぐって殺人を犯しているチ検事ら凶悪犯を次々に殺害していった


ナンガムは一連の殺人事件について美人プロファイラーのイ警部補と話をする。

イ警部補は、「コンビニ付近で起こったヨ・ブイル殺人事件や目が不自由な女性・ヨオクの死亡と、今回のチ検事の殺害が同一犯によるものである可能性は低い」と言った。

ナンガムはヨオクの家から逃走した盲導犬を発見。自宅に連れて帰る。

ナンガムはノ・ビンの家をたずねた

ノ・ビンはかつてソン・チョン(元警官で、ナンガムの父・ガプスに暴行を加え半身不随にした人物。犯罪者を殺害しながら逃亡している)をサポートしたことでナンガムに捕まった前科がある。

ノ・ビンはタンをかばうために「一連の事件は同一犯でないと思う」と嘘を言った。

ナンガムは協力的でないノ・ビンを殴った。しかしその様子はネットで配信されており、ナンガムは停職をくらうことになる。

ジェジュンに刺されたパク・チュンジンは警察を退職するが、しばらくはナンガムとヨンジュの捜査に協力することにした。

『殺人者のパラドックス』5話ネタバレあらすじ解説

イ・タンはナンガムの追跡の目を逃れるために釜山へ引っ越した。スーパーの鮮魚コーナーで働きながら、凶悪犯を殺害していった。

教育大生だったチェ・ギョンアは性行為の動画をネットにあげられたことで普通に生活できなくなり、整形してソウルから釜山に移り住んでいた。

ギョンアはタンが働くスーパーで働いていた。

ある日、ギョンアにハ・サンミンという男性が近づいてくる。サンミンは小学校の同級生だった。

サンミンは「自分も性行為の動画をネットにあげられた」とギョンアに嘘の相談をし、恋愛関係になる。

しかしサンミンには婚約者がおり二股だった。それを知ったギョンアは怒り狂う。

サンミンはギョンアの首を絞めて殺害し、アパートに火をつけた

ナンガムはギョンアの死が一連の殺人事件と関わりがあるか調べるために釜山へやってきた。

ソン・チョンも、自分と同じような思想をもって犯罪者を殺害しているイ・タンに会いに釜山にやってきた。

タンはナンガムとソン・チョンを見かけてあわてて逃げる。

その後、ソン・チョンはギョンアを殺した犯人がサンミンだと見抜き、彼を殺害した。ソン・チョンの左手は病気のために真っ黒だった。

『殺人者のパラドックス』6話ネタバレあらすじ解説

ナンガムはタンが住んでいた部屋を調べに行く。しかし、タンの態度に激怒した隣人によって部屋に消化器がまかれており、タンに関しての証拠は見つからなかった。

ソン・チョンはかつてのパートナーだったノ・ビンに会って彼を殴り、「イ・タンと会わせろ」と言う。

ソン・チョンには殺人を楽しむ傾向があったので、ノ・ビンは以前に彼と手を切ったのだった。

ソン・チョンはノ・ビンの家に捜査にきた警察のヨンジェと乱闘になり、ヨンジェを建物から突き落とす。ヨンジェは意識不明の重体で病院へ運び込まれた。

ノ・ビンはタンから「ソン・チョンに会ってみたい」と連絡を受け、2人の待ち合わせ場所に廃墟を指定する。

ノ・ビンはソン・チョンが最近プヨン建設の会長の孫娘を殺害したことに目をつけ、プヨン建設の半グレたちに待ち合わせ場所を教えていた。

タンはソン・チョンと会う。ソンが悪人だと感じたタンは彼を殺そうとするが、失敗して逆に殴られる。

そこへプヨン建設の半グレたちがやってきた。

タンはノ・ビンと一緒に逃げる。

ソン・チョンはプヨン建設の半グレたちを次々に殺していった。

『殺人者のパラドックス』7話ネタバレあらすじ解説

ソン・チョンはプヨン建設の室長に暴行を加え、会長の居場所を聞き出した。プヨン建設は撤去工事で失敗し、大勢の人が死んでいる。会長は犯罪者も当然だった。

ソン・チョンはホテルにやってきて会長を縛る。そこへナンガムたち警察が駆け込んできた。

ナンガムはソン・チョンを撃てなかった。父・ガプスを暴行して植物状態にした男であり、母と不倫をしていた可能性もある男だ。真実を何も聞かずに殺すわけにはいかなかった

ソン・チョンは会長の頸動脈を刺して殺害し、その場で逮捕される。

その後、ソンは護送中に警察官2名を殺害して逃走した。

ナンガムは植物状態の父の治療を継続しようと決心した。しかしソン・チョンが病院に現れたようで、父の生命維持装置が外されて死んでいたソン・チョンに殺されたのだ。

タンとノ・ビンもソン・チョンの共犯として指名手配されてしまう。2人は南から海外へ逃げることにした。

ノ・ビンはフィリピンへの密航を手配するが、ソン・チョンの追跡からタンを守るために別行動をとることにした。

『殺人者のパラドックス』最終回8話ネタバレあらすじ解説

ノ・ビンは「ソン・チョンの居場所を知っている」とナンガムに接触。2人はソン・チョンとの待ち合わせの廃墟へ向かった。

イ・タンも密輸船に乗るのをやめ、ナンガムやソン・チョンがいる廃墟に駆けつけた。

銃撃戦が始まる。

タンがソン・チョンの腹部をナイフで刺した。

ノ・ビンがソン・チョンに撃たれてしまう。ノ・ビンは「あとは頼んだ」とタンに言い、死亡した

タンは首に鳥肌が立つのを感じる。ナンガムの殺気だった。タンは、ナンガムがソン・チョンを撃とうとしているのを止めた。

ソン・チョンは、「ナンガムの父・ガプスは自分の先輩刑事だったが麻薬を密輸しており、その罪を一般人に着せていた最悪な男だった。親が殺人犯である俺を昇進させないようにしていた」と話す。

さらにナンガムの母の不倫相手はパク・グァンス元課長だという事実も語られる。

ナンガムはソン・チョンを射殺した。建物に火がつき、燃え上がる


数カ月後

イ・タンはフィリピンで暮らしていた。

警察を辞職してフィリピンに移住していたパク・チュンジンがタンを見かけるが、見て見ぬふりをした。

ある日、タンは不法滞在で現地の警察に捕まった。そのときに“自分に前科がない”と知る。タンは韓国へ帰国した。

死亡したノ・ビンが事前に歯医者で歯形を変え、タンの殺人の罪を全部かぶるように仕組んでいたのだ

ナンガムはイ・タンが殺人に関与していると話さずに警察を辞職した

ナンガムが犬(ヨオクの犬)を散歩させていると、ニュースで「殺人事件の被害者が殺人犯だった」と耳にしておどろく。イ・タンがまた動き出したのかもしれない。

『殺人者のパラドックス』全話視聴後の感想・考察レビュー

「殺人犯の殺害で世直しをするのは正しいのか?」という重厚なコンセプトが終始ただよっていて見応えがありました。

シネマグ
その答えは最後まで出ないまま、イ・タン(チェ・ウシク)は今も殺人を続けているような結末。

終わってみると、ソン・チョンが韓国に戻ってさまざまな事件を起こしたことも含め、すべてがイ・タンの能力だったかのようです。思った以上に壮大なストーリーですね。

ベースにドストエフスキーの名作小説『罪と罰』があります。作中でも何度も登場しましたね。

この小説には、世の中を良い方向へ変えてたくさんの命を救えるような天才なら人を殺しても良いか?というテーマがあり、『殺人者のパラドックス』と共通しています。

法治国家で勝手に人を殺しちゃダメでしょ!との結論になりそうですが、警察はすべての罪人を捕まえられるわけもありません。

韓国や世界の状況も鑑みて、「もしかしてイ・タンのようなダークヒーローが必要なのでは?」と考えさせられる内容でした。その問いが必要なほど、追い詰められた時代なのかもしれません。

欲をいえば、もう少し登場人物同士がしっかり絡んでいく過程が見たかった気もします。

チェ・ウシクとソン・ソックがもっとバチバチに火花を散らせるような関係であればエンタメ性は高まったでしょう。

またコンビニの店長とか大学の親友がイ・タンをどう思っているかなどが、サラッとでも描かれればなお良かったと思いました。

『殺人者のパラドックス』レビュー終わり

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