第5話
翌日、サンヒョンがコーヒーを持って派出所に来る。しかしジャヨンは告白に対しての返事をしなかった。今までの関係が崩れるのが嫌だったし、ジユルのことも気になるからだ。
ジユルは、ジャヨンが1人で山に犬を回収に向かったと聞き、急いでトラックで向かう。ジャヨンは手を擦りむいていた。犬の検査を病院でしたあと、ジユルはジャヨンの傷の手当てをする。
翌日、向かいのソンドン少年が飼い犬のトトリにチョコレートをあげてしまい、トトリがぐったりしているのを見て泣いている。ジユルはトトリを病院に連れて行って治療した。
ジユルは、ジャヨンがソンドンのところへ急いで向かおうとして自転車でこけて足を怪我したと聞いて、鍼治療院へ向かう。
ジャヨンは、前日に自分の自転車のパーツをジユルの自転車に取り付けて、そのために転んでしまったのだ。
サンヒョンはジャヨンが傷つくのを見たくないからと、ジユルに早く去れと言う。
ジユルは鍼治療しながら薬草を切っているジャヨンを見て、「みんなからありがとうと言われたいがための自己虐待だ!迷惑だ」と怒鳴ってしまう。ジャヨンは泣いてしまった。
ジャヨンは足を引きずりながら派出所へやってくるが、所長に帰れと言われる。
グンモがパトカーでジャヨンを家まで送っている途中、大雨で道を踏み外してしまった。
ジャヨンは直前にパトカーの中でソンドンに電話をかけており、電話から衝撃音を聞いたジユルは現地へ駆けつけた。
パトカーは道の下で斜めになり、ジャヨンとグンモは中で気絶していた。
ジユルは助けるために石で窓ガラスを割ろうとする。不意に自分が経験した過去の事故がフラッシュバックした。
第5話の感想
少女漫画的な展開ですが、ジャヨンがジユルに貼ってもらった絆創膏を眺めながらサンヒョンに電話をかけており(サンヒョンは取りませんでしたが)、2人の間で揺れ動く心情がよく伝わってきてよかったです。
交通事故でジャヨンたちが大丈夫か気になりますね。
第6話
ジユルは窓ガラスを割ってドアを開け、ジャヨンを外へ運び出した。救急車がやってくる。
ジユルは病院で、まだ気を失っているジャヨンを見守る。ジャヨンもグンモも軽症らしい。
サンヒョンがやってきたので、ジユルは外へ出て車の中でジャヨンが起きるのを待った。
ジャヨンがサンヒョンに連れられて病院から出てくるのを見て、ジユルは車を発進させる。
ジユルは両親の墓参りをする。少年時代に家族でドライブをしていたら動物が飛び出してきて車が水場に突っ込んでしまい、両親を亡くしてしまったのだ。
ヒドン里とマジョン里の住民は全国のど自慢大会の放送をどちらの町でやるかで話し合っていた。しかし婦人会長たちの口論がエスカレートして乱闘に。ジャヨンは乱闘を止めようとしたが止められず、落ち込む。
ジユルは、イさんから30年連れ添った病気の牛の安楽死を頼まれ、注射を打つ。イさんはジユルに感謝し、「昔、君の両親が死んだときにおじいさんが葬式の手配で忙しくしていて、君を預かったことがある」と話す。
ジユルはその時に一緒に遊んでくれた女の子がいて、それがジャヨンだったと思い出す。2人はよく一緒に川で遊んでいたのだ。
ジユルが川辺に行くとジャヨンがいる。2人は見つめ合った。
第6話感想
第1話でジャヨンが夜に川で1人で泳いでいたのは、ジユルとの思い出に浸っていたんですね。伏線が回収されました。
ジユルとイさんの会話がとても感動的でした。長年連れ添った牛への想いや、亡き母への想いを吐露し、それがジユルとジャヨンの話にまでつながる構成が見事でした。
第7話
川でばったり会ったジャヨンとジユル。ジユルは12歳の頃を思い出したと言うが、話が続かない。
のど自慢大会の場所はマジョン里に決まり、婦人会長は怒り狂う。
ソンドンがヒウォンという少女を連れて病院にやってきた。ヒウォンのウサギが下痢をしているのだ。ジユルはウサギを診察して大丈夫だと伝えた。
ソンドンはヒウォンのことが好きだったが、1年生で秘密の友達だったときにもらった物を忘れて、ヒウォンに嫌われてしまったらしい。
ジユルは「しばらく話しかけずに様子を見ろ」とアドバイス。
そのあとでソンドンと会ったジャヨンは「ヒウォンにしっかり謝れ」と真逆のアドバイスをした。
ソンドンはどっちのアドバイスも実行するが、「態度が変わりすぎ」と言われてしまう。
ジユルは、しばらく姿を見せなければ向こうが気になると言う。
変に真に受けたソンドンはヒウォンに「姿を消します」とメールを打ち、家に帰らなかった。
ジャヨンとジユルは慌てて探し回り、循環バスにずっと乗っていて降ろされたソンドンを発見。
ソンドンを家に帰したあと、ジユルはジャヨンに「忘れていてごめん。あの年に唯一のいい思い出だった」と素直な気持ちを告白する。
第7話感想
小学生の恋愛と、ジユル・ジャヨンの恋愛を上手く対比されていました。恋愛がジワジワ進展してきましたね。
第8話
ジユルにちゃんと謝ってもらい、「会えてうれしい」と言われ、自転車まで借りたジャヨンはウキウキだった。
そんな中、マジョン里の婦人会長の母親の犬の具合が悪いと連絡を受ける。
マジョン里の婦人会長パク・マルグムはジャヨンにひどいことを言った人物なので、ジユルは断ろうとする。しかしジャヨンにトラックに乗せられ、遠くまで犬を診察に行くことに。
その犬の具合は大丈夫だったがトラックのタイヤがパンク。近くの整備場へ行くと修理に1時間半ほどかかるという。
海辺の町だったので、ジャヨンとジユルは砂浜で笑いあったり、屋台で食事をしたりとデートのような楽しい時間を過ごした。
ジユルたちが家に戻ると、ジユルの元カノ・ミンが来ていた。ジユルの先輩チェ・ユニョン(ジユルが務めるソウルのペット病院の人)も来ている。
ユニョンが「ジユルに会いにヒドン里へ行く!」と動画で配信してしまい、それを見たミンはジユルと復縁しようとやってきたのだ。(ミンが1年前に米国の会社へ異動が決まり、2人は音信不通になって別れた。)
ミンは婦人会長のところに泊まる予定だったが、婦人会長宅の水道管が破裂したため急遽ジャヨンの家に泊まることに。
ジャヨンはジユルに恋人がいたことに面白くない様子だ。
ジャヨンとサンヒョンが犬の散歩をしているとジユルがやってきた。
ジユルは「ミンは彼女じゃない」とハッキリ言った。
第8話感想
ちょっと仲良くなったら元カノが現れるというラブコメの王道展開!
第9話
ミンはジャヨンに「ジユルと復縁したいから協力してほしい」と言われ、複雑な気持ちになる。ミンはジャヨンに厚化粧を施した。ジャヨンが警察署に行くと、所長とグンモが厚化粧を笑う。
ミンはソンドン少年に会い、「ジユルが好きなのはジャヨンのはずだ」と言われて動揺。
ジユルが牛の状態を見に出かけると、ミンがついてきて手伝う。それを遠目でみるジャヨン。医学の知識がああるミンは役立っている様子だった。
ジユルがジャヨンに気づいた。ジャヨンの口紅が引き伸ばされて顔がおかしくなっている。
ジユル、ジャヨン、ミンは婦人会長宅で桃酒作りを手伝わされる。
ジユルとジャヨンは倉庫で2人きりに。ジユルは「サンヒョンを見て本当にドキドキを感じるのか?」とジャヨンと距離を縮めた。
マジョン里の婦人会長の母からジャヨンに大量のトウモロコシが送られてきた。ジャヨンがジユルのところに持っていこうとするとジユルがミンとキスをしている(ミンが勝手にキスをした)。
ジャヨンはショックでトウモロコシを落とした。
第9話感想
ジャヨンとジユルはお互い好きな気持ちがあるものの、言い出そうかどうか迷っている微妙な距離感にドキドキしますね。
第10話
ジャヨンは落としたトウモロコシを拾う。ジユルが手伝った。ジユルはミンがキスしたことについて釈明しようとするが、ジャヨンから説明は要らないと言われてしまう。
ジャヨンはサンヒョンとカフェで会う。そして泣きながらこの前告白された件を断った。
ジユルは桃園の手伝いをさせられていた。そこにジャヨンがやってくる。
ジユルは倉庫でジャヨンに好きだと告白。壁際に覆い被さるようにして、落ちてきた桃からガードする。
ジャヨンは強がって「私は好きじゃない」と言って逃げ出した。
祖父が早く帰ってくることになり、ジユルは複雑な気持ちに。ジユルはミンに、2人の恋はもう終わったと告げる。
ジャヨンはミンに、本当はジユルを好きだと言う。
ジャヨンは家畜病院に駆け込んでジユルにキスをした。
第10話終わり
10話の感想
強がっているジョイがとにかく可愛い回でしたね。
第11話
ジャヨンとジユルは付き合うことになったが、村の人にバレると面倒なので秘密の恋にすることに。
勤務を終えたジャヨンはキュウリでパックをしてジユルに会う。
ジユルは片道4時間かけてソウルにある自分が勤めているチェ動物病院まで行き、院内をジャヨンに案内した。
お互いなんて呼び合うか考え、ジユルは「ダーリンやハニーは?」と言った。ジャヨンは頬を赤らめる。
昼、ジャヨンとジユルが車の中にいると、ソンドン少年とヒウォンがやってきて「僕たち先生のおかげで付き合うことになりました」と話す。
夜、ジャヨンはサンヒョンに付き合うことになったと言う。サンヒョンは応援すると言った。。
ジユルはジャヨンを歩いて送っていた。近くから誰かの声が聞こえ、2人は焦る。
11話感想
ジャヨンがキュウリでパックしていたのが笑えました。
今回は何より、ジャヨンが犬のヌルンジに「ダーリン、ハニー」と呼びかけ、ヌルンジがめっちゃ嫌そうな顔をしているシーンに大爆笑。
シーズン1最終回 第12話
夜道で聞こえてきたのは婦人会のおばさんの声で、停められていた車からヨンスクと先輩のユニョンが出てきた。ユニョンが一目惚れし、2人は遠距離恋愛を始めたらしい。
ジユルとジャヨンは休みの日に映画館へ行くつもりだったが、1日中急な仕事が入り夜まで会えなかった。ジャヨンは酒をがぶ飲みし、酔っ払って放送で「私アン・ジャヨンはジユルと付き合ってます〜」と宣言。
そばで聞いていた婦人会長たちは「みんな知ってるよ」と笑った。
ジユルがヒドン里からソウルに帰って2週間。ジャヨンはビデオ通話でジユルが階段で転んで右手にヒビが入ってギブスをはめていることを知り、「なぜ怪我のことを言ってくれなかったの!?」と怒る。
ジャヨンはサンヒョンに車を借りてソウルへ。ジユルも丁度ソウルから車でヒドン里へ向かい、2人はすれ違う。
お互い電話してすれ違ったと気づいた。ジユルが大急ぎでソウルへ引き返し、2人は動物病院の前で何度もキスをする。
巡査長に昇進したジャヨンは犬の予防接種のために家畜病院へ。すると何故かジユルがいる。
ジユルは「祖父の家畜病院を継ぐことになった」と微笑む。
ジユルは婚約指輪をジャヨンの指にはめ、2人はベンチで肩を寄せあった。
最終回第12話終わり
最終回12話の感想
ジャヨンが村内放送で付き合っていると宣言→婦人会長「みんな知ってるわよ」の流れが笑えました。
あとはヒドン里で暮らすことを決心したジユルが「ここであれこれ干渉されながら生活したい」と言ったセリフが感動的。
恋愛も田舎暮らしも良い面ばかりではありませんが、全部含めて包み込むという強い気持ちが伝わってきました。めでたしめでたし。
『田舎街ダイアリーズ』は全体的に王道ラブコメそのままでしたが、演出が割と細かくてしっかり感情移入して楽しめる良い作品だったと思います。
最後のまとめ
Netflix配信の韓国ドラマ『田舎街ダイアリーズ』。獣医と不思議な雰囲気の巡査が織りなすケミストリーが楽しめました!
ほのぼの恋愛を描きつつ、田舎の良い面だけでなくめんどうな面もみせてくれたのが素晴らしかったです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『田舎街ダイアリーズ』レビュー終わり!
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