『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』最終回10話ネタバレあらすじ感想「黒装の女王」考察(シーズン1)

  • 2022年10月24日

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』最終回10話「黒装の女王」(The Black Queen)のストーリーネタバレあらすじ解説とぶっちゃけ感想の記事です!

シネマグ
シーズン1最終回は戦争に向けたボルテージが最高潮に達する凄まじいエピソードでした!ハウス・オブ・ザ・ドラゴンは伝説になるでしょう。シーズン2まで2年間…待つには長すぎます。

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『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』最終回10話ネタバレあらすじ「黒装の女王」

レイニスからの知らせと死産

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』最終回10話「黒装の女王」

©︎HBO Max

ドラゴンストーン城のレイニラとデイモンは、ドラゴンでやってきたレイニスから「アリセントら翠装派がエイゴンを王にし、戴冠式が行われた」と伝えられて驚く。

レイニラはショックで予定日はだいぶ先ながら産気づき、産婆の手を借りようとせず1人で出産しようとうめき、苦しんだ。

大量の血が落ち、死んだ赤子が出てきた。レイニラはそれを抱いた。デイモンはショックでうなだれる。

レイニラは赤子の遺体を死装束で包み、燃やして天へと送った。

サー・エリックが王冠を持ってドラゴンストーンにやってきた。彼はレイニラに忠誠を誓うという。

デイモンから王冠を授けられたレイニラは、王女として翠装派に対抗することを決意

オットーが船でやってきて「エイゴン2世に忠誠を誓えば許す」とデイモンに言う。ドラゴンに乗ったレイニラがオットーの前に降り立った。

オットーは、アリセントからの思い出の品(本のページ)をレイニラに渡す。レイニラは騒ぎを大きくしないために一旦考えると返事をした。

会議が開かれる。戦力では圧倒的に翠装派(アリセントたち)が有利だが、ドラゴンは翠装派が3体に対してレイニラたち黒装派は13体も有していた。

デイモンはハレンの巨城に軍事拠点を置こうと考える。

そのあとデイモンは巨大な野生のドラゴンがいる洞窟へ入り、てなづけようと試みた。

目を覚ましたコアリーズ公

戦争で瀕死の状態だったコアリーズ公は回復してドラゴンストーンへやってくる。

レイニラのせいで息子・レーナーが死に(実際は生き延びている)、弟・ヴィモンドがデイモンに斬首されたことに怒りながらも、コアリーズは大義のためにレイニラ女王に中世を誓うことにした。

レイニラたちは岩でできた作戦会議用テーブルを囲んだ。

コアリーズの艦隊が狭き海(ナローシー)と水道を制覇しているので、キングズランディング(王都)へ向かう水路を塞ぐことができる。

レイニラは7王国に散らばる各諸侯を味方につけ、赤の王城(レッドキープ)を包囲する作戦を立てた。

ルークの最後

味方を増やすためジェイスはドラゴンへ乗って北部へ行き、ウィンターフェルのクリーガン・スタークと、高巣城(アイリー)のレディ・ジェインを説得することになった。

ルーク(ルケアリーズ)はドラゴンのアラックスに乗り、ボロス・バラシオンがいるストームズエンドへ向かう。

ストームズエンドにはすでにエイモンドがおり、ボロスの気持ちはは婚姻の話をもってきた翠装派に傾いているようだ。

ルークはボロスにレイニラからの伝言をつたえ「味方になってくれ」と説得を試みるが、帰れと言われてしまう。

エイモンドはルークに向かってナイフをほうり投げ、「お前は俺に借りがある。片目を置いていけ」と叫んだ。ボロスはここで争いはするなと場を諌める。

ルークがアラックスに乗ってストームズエンドを離れ空を飛んでいると、巨大なヴァーガーに乗ったエイモンドが背後から現れた

エイモンドはルークを脅かすだけのつもりだった。しかし怒ったアラックスがヴァーガーに炎を吐く。

怒り狂ったヴァーガーは、ルークごとアラックスを噛み砕いた。ルークは死亡

エイモンドはルークを殺害してしまったことでパニックになる。

知らせを聞いたレイニラは絶望し、冷たい眼差しに炎を宿した

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1最終回10話「黒装の女王」(The Black Queen) 終わり!

シーズン1最終回エピソード10の感想

最終回も最高でした。シーズン2へ繋がるクリフハンガー的なラストも完璧です。

感想を語る犬
戦いの行方はどうなるのか!?、すぐにでもシーズン2を見ないと気が収まりません。ソワソワしてます。
まず序盤のレイニラ出産シーンの悲惨さといったら言葉が出ません。
大量の血にくわえ、死んだ赤子が出てくる瞬間がモロに映るので、ウォーキング・デッドを見慣れている私ですら血の気が引いて呆然としました。
表現が攻めすぎです。
そしてこの出産シーンに大きな意味があると思いました。
レイニラが早産をするきっかけとなったのはエイゴンの戴冠の知らせを聞いてショックを受けたからです。
深読みすれば、女王たる自分が戦いの最中に妊娠や出産で動けなければ大変なことになると、自分の意思で出産を早めたように見えます。
だから周囲にいる産婆の手を借りず、自分1人で出産したのでしょう。
倫理的にアウトなラインまで考えれば、レイニラは育児などに時間をかけることはできないので、戦争に備えて自分で死産を選択したとも捉えられます。
死んだ赤ちゃんがドサっと床に落ちたシーンは、レイニラの良心が体から出て行ったことのメタファーにも見えました。
赤子の遺体の葬儀の際、レイニスだけが悲しい表情をしていなかったのも怖いです。「私もお前に息子を殺されたのだよ。気持ちがわかったか」と言いたげでした。
ここも倫理的にアウトですが巧みな演出であり、上辺だけでない人間のドス黒さが十二分に描かれていると思いました。
また、悲惨な出産シーンは第1話の母・エイマとオーバーラップするかのよう。
オットーがドラゴンストーンへきてデイモンと交渉し、レイニラがドラゴンに乗って現れるのも序盤の出来事と重なります。歴史は繰り返す的な、うまい演出ですね。
最後はなんとルークがヴァーガーに喰われて死亡。衝撃です。
シネマグ
嵐の中アラックスに乗り怯えるルークの背後に、巨大なヴァーガーがぬっと現れるシーンは最高でした。
細かい点では、下に墨を入れると赤く地図が浮かび上がってくるドラゴンストーンの石板もカッコよかった。
戦争の地図が描かれた岩盤
©︎HBO Max
悲惨な戦争待ったなしの状況!早くシーズン2が見たくてたまりません!!!しかしシーズン2は2年後だああああ!
シネマグ
とにかく『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はゲーム・オブ・スローンズ以上であり、私がこれまで見たドラマの常識を覆す傑作でした!