Netflix『ハリー&メーガン』全6話ネタバレ感想:暴露内容は?イギリス王室の秘密やヘンリー王子の証言に洗脳されちゃいます

  • 2022年12月17日

Netflix王室ドキュメンタリー『ハリー&メーガン』(ヘンリー王子とメーガン)。日本でもワイドショーでたたかれまくっているメーガンとハリーの王室脱出までを描いていて、思ったよりおもしろかったです。

記事では視聴後の忖度なしの感想全6話エピソードのあらすじと感想・暴露内容をぶっちゃけてます。

シネマグ
これは洗脳されちゃいます(笑)。Netflixによるメーガン妃とハリー王子の自己PRとなっております。後半はかなり衝撃的な暴露もあり、同情の余地もあるように思えてきます。
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Netflix『ハリー&メーガン』視聴後の感想・評価

全世界から叩かれまくっているハリー王子(ヘンリー王子)とメーガン妃。

本ドキュメンタリーも2022/12/08に全世界配信されるや否や、全世界からたたかれまくってます。

2人については「お昼のワイドショーでやたら見かけるなあ、メーガン妃がハリー王子をコントロールしているのかなあ?」くらいの印象しかもっていませんでした。

メーガン妃について特に好きや嫌いという感情はないです。(性格がキツくてやり手なのかな?くらいは思ってましたけど)

本ドキュメンタリーは、そんなメーガン妃とハリー王子についての認識がガラッと変わるような内容になっています(笑)

エピソード1〜2まではハリー王子とメーガン王妃のなれそめから婚約までを描いていて正直あまり面白くなかったです。

しかしエピソード3から王室のしきたり王室と奴隷制の関係などにスポットが当たり、興味深くなってきます。

1番見応えがあったのは第5話で、各エピソードの項目で詳しく語ってますが王室でのやり取りについてけっこうな暴露がされています。

正直、ドキュメンタリーとして面白いかと言われれば超ビミョウですが、ぼーっと見てると2人がすごくいい人に見えてきて(実際は知らないですが)、不思議と「悪いのは王室と古い伝統のほうだ!」と洗脳状態になってしまうから不思議。

完全にメーガン、ハリー王子、Netflixの術中にハマりそうでした。

感想を語る犬
というかNetflixの編集が上手すぎ。2人のいいとこだけ見せられて、感情移入してしまう作りです。

ハッキリ言って2人について悪い意見を言う人は一切出てこないので中立性を保っているとは言えません

ドキュメンタリーというよりは、50分×6話の長い自己PRです。

  • ハリー王子がアフリカに毎年出向いて家族のような関係を築いていた
  • メーガンは実はイケイケでなくガリ勉タイプだった

などなど、これまでの報道と違うアプローチなので、そのギャップで2人がすごく良識的な人物であると思わされる仕掛けもあります。

(動物やサバイバル系ドキュメンタリー大好きな私としては、2人がボツワナで野生動物に囲まれながらキャンプしたという話にグッときちゃいました。)

ちなみに海外レビューサイトの評価は100点中10〜20点と超低いです。

もとからメーガン妃の好感度が最悪なので、見てない人も叩いている印象。

おすすめ度 60%
暴露度 90%
IMDb(海外レビューサイト) 2.4(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家 43%
一般の視聴者 15%
メタスコア(Metacritic) 61(100点中)

※以下、Netflixドキュメンタリー『ハリー&メーガン』のストーリーネタバレありなので注意してください!

エピソード1ネタバレ

1話のあらすじ

はじめてデートした際、ハリー王子が遅刻してきてすごく申し訳なさそうだったことを、現在の2人が仲睦まじく語る。

2人はすぐにひかれあい、大自然アフリカを旅行したという。

ハリー王子は南アフリカのレソト国のセーイソ王子と信仰があった。

ハリー王子が過去を振り返る。パパラッチはダイアナ妃の事故死後もおさまらず、ハリー王子は幼少期からカメラに撮られまくる生活に違和感を感じていた。

メーガンと付き合っていることがマスコミにバレた際、メーガンは黒人との混血だと話題になり差別的な扱いを受けたという。

エピソード1感想

パパラッチについては「スクーターに乗っている同じ男性が車をつけている!」など、シンプルに怖いと思いました。ストーカーされているのと同じ心境ですよね。

ハリー王子がアフリカの小国・レソトと交流があるというエピソードが好印象でした。意外と自然派なんですね。

2人のイチャイチャ話しがほとんどなのでやや退屈でしたが、お互い愛し合っているのは確かだと伝わってきました(まあすぐ信じちゃうのはいけないかもですが)。

エピソード2ネタバレ

2話のあらすじ

2人はメディアにさらされていない最後の幸せな時間を過ごした。

しかしついに、ハリー王子が女優のメーガン・マークルと付き合っていたとゴシップ記事が出る。

ハリー王子はメーガンにプロポーズ。

ギプスをつけた彼女の犬も英国に連れてきていたから断られることはないだろうと考えていたとのこと。

メーガンは婚約を受けるが、彼女が混血(母親が黒人で父親が白人)だという話題がたびたびメディアにあがる。

一部では混血のメーガンが王室に入ることに歓迎の声もあったが、イギリスのEU離脱と移民問題も重なり、人種の壁はさらに高くなっていた。

パパラッチはアメリカにあるメーガンの家の隣人の家に監視カメラをつけ、ネタを追い求めていたという。

エピソード2感想

2020年5月にアメリカのミネアポリスで黒人のジョージ・フロイドさんが白人警官に不当に殺害されたBLM運動(Black Lives Matter/ブラック・ライブズ・マター)などの話もチラホラ。

シネマグ
すごいドライな視点を述べると、黒人であるメーガンを人種差別の被害者の枠に入れるのは好感度を上げるうえでパーフェクトな戦略だと思いました。

ハリウッドなど世界の映像業界では多様性が叫ばれ、人種差別の問題にうかつに反論できないからです。

エピソード3ネタバレ

3話のあらすじ

ハリーとメーガンの正式な婚約発表がありますが、リハーサルありきだったと暴露

ロイヤルロタという王室記者クラブがあり、イギリス王室は大手メディアとズブズブの関係らしい。

ハリー王子は母・ダイアナが生きていたら絶対にメーガンと仲良くなるはずだと語る。

いっぽう有識者がアメリカで奴隷にされた黒人よりも、大英帝国の植民地でしいたげられた黒人のほうが多いと語る。

その昔、交易奴隷船に出資したのがエリザベス1世である。

さらに英国王室には黒人奴隷の絵や像など差別的な作品が多数飾られているようだ。

メーガンにはサマンサという義姉がいて数回しか会ったことがなかったが、そのサマンサがメディアから金をもらってでっちあげ記事が出される。

メーガンはサマンサの娘で姪(めい)にあたるアシュレーと親友当然の関係になったが、サマンサのことがあり結婚式の招待からはずすしかなかった。

さらに結婚式直前にメーガンの実父がでっちあげ写真に協力したというスクープが流れる。

メーガンが実父に確認しようとメールをするが、返信の文面が明らかに父親ではない。

メーガン父は心臓発作で倒れたらしく(真偽不明)、結婚式には出席しないという。

それっきり連絡がつかず、メーガンと仲の良かった父との関係が終わってしまった

Netflix『ハリー&メーガン』(Harry & Meghan: The Complete Story)第1パート終わり。

エピソード3感想

情報が正しければ金に目がくらんだ父が、メーガンからの連絡を一方的に拒否。

感想を語る犬
これはさすがにかわいそうです。

金で肉親とうまくいかなくなるリアルなパターンでした。

2022年9月に亡くなったエリザベス2世が大英帝国の植民地支配を引き継ぐイギリス連邦の維持に尽力したと関係者が言っちゃってるので、王室のファンはかなり怒りそうですね…。

メーガンとダイアナ妃を重ねようとするコンセプトも見えます。人種問題とプラスしてビンゴです!

王室には論争を呼びそうな政治的発言は一切してはいけないルールがあることもわかりました。

第3話はドキュメンタリーとして普通に楽しめる内容でした。

エピソード4〜6にイギリス王室のさらなる秘密が暴露されるのでしょうか?

エピソード4ネタバレ

4話のあらすじ

結婚式には俳優のイドリス・エルバ、ヴィクトリア・ベッカム夫妻、セリーナ・ウィリアムズなど有名人たちが出席。

メーガン妃はエリザベス女王と公務で侵攻を深めた。

メーガンは2017年に起きたフレンフェルタワー火事の生き残りのイスラム系女性たちへの支援活動として一緒に料理をし、彼女らの生活を支援するために共同で料理本を出版。

ハリー王子とメーガン妃はオーストラリアを訪問するが、その後から2人の人気が兄・ウィリアム王子やエリザベス女王より高いことが王室の関係者内で問題視されるように

ケイトとメーガンは比較され、同じことをしてもなぜかメーガンだけメディアでバッシングを受けるようになった

メーガンは公務の最中に人々からいろいろなことを言われて落ち込み、一時は自殺も考えように

友人が開催してくれた、妊娠後の出産準備パーティー(ベービーシャワー)も豪勢すぎるとダブロイド紙でたたかれた。

出産後は病院や専属医師との関係で、ダイアナ妃やケイト夫人と同じように病院の前ですぐにメディアに息子・アーチー君を見せなかった。

2〜3日後に王室で息子のお披露目をすると、伝統と違うと大バッシング

出産中はつらかったというインタビューはドキュメンタリーに使われ、メーガン妃が王室のサポートに不満を持っていることにされてしまう

元乳母のローレンが、ハリーとメーガンとの思い出や、アーチーくんを入れた3人が公務のためにアフリカ旅行をしたときのことを語った。

エピソード4の感想

ケイト妃がアボガドを食べたら好意的な記事になって、メーガンがアボガド好きなら環境破壊と書かれる。

出産とベイビーのお披露目の仕方が伝統と違うと大バッシング。

自殺も考えていたとは可哀想ですね…。

メーガン側の言い分しかないので彼女に落ち度が全くないかは判断しかねますが、とにかく変な記事がたくさん出て大変だったというのは確かです。

エピソード5ネタバレ

メーガンの父は娘や王室を酷評。しかし本物の父が行っているのかはわからない。

メーガンは女王らに相談して父に手紙を出したが、手紙がリークされて内容が断片的に報じられ不仲の証拠にされてしまう。

メーガンは実質、王室の他のメンバーのうわさを消すためのスケープゴート(生け贄)だった。

他のメンバーが支持率を落とすような記事が出されたくないときはメーガンの記事が掲載される仕組みになっていたようだ。

ハリー王子は手紙をリークしたメール紙を訴えるが、逆に世間からバッシングを受ける。

ハリーは父・チャールズ皇太子(当時に)、海外への移住ができなければ公爵の地位を破棄すると文書で相談。

するとその内容が暴露され、チャールズ皇太子へのメールがリークされたと判明。

もう終わりだと思ったハリーとメーガンは公務撤退を決断。

メーガンがカナダにいる時に王室メンバーでの会合が開かれた。ハリーは兄・ウィリアム王子に怒鳴られ、父は嘘をついていたと振り返る。

兄との共同声明も無断で発表された。

ハリーとメーガンはカナダへ移住。メグジットと揶揄(やゆ)される。

有識者はメーガンのヘイト11万件のうち70%が83の少数アカウントからのものだったと語る。ヘイト発言のなかにメーガンの義姉・サマンサも含まれていた。

移住後、王族用の警備は外され、世界ではコロナが大流行した。

エピソード5の感想

エピソード5から王室への暴露が過激になってきました!

なんとハリー王子がチャールズ皇太子に送ったメールがリークされたというのだから驚き!

シネマグ
現チャールズ王と広報担当がリークしたことになります。これはスクープです。

メーガンからすれば実父にも義父にも裏切られる悲惨な状況です。

今回おもしろかったのはハリー王子がオンラインMTGで取材を受けているとき、部屋のソファのうらでメーガンが座ってウンウンうなずいているシーン。

だれがこの動画を撮影しているのでしょう?Netflixですよね。ここだけすごくわざとらしく見えてしまいました。

最終回エピソード6ネタバレ

6話のあらすじ

メーガンたちが滞在しているカナダの邸宅の場所がわれてしまい、安全のためにアメリカへ移住することに。

俳優のタイラー・ペリー宅で6週間ほど滞在。しかしその場所もメディアに知られると、記者が敷地内に侵入したり、メディアのヘリに空から撮影されるようになった。

メーガン叩きは新居に移動後も続き、メーガンは妊娠していたが流産。

メーガンとハリーは王室から経済的に独立するためにアーチウェル財団を立ち上げ、ジェンダー平等やワクチンの問題に取り組む。

メーガンの苦悩を語ったオプラのインタビューが放映され、歌手のビヨンセからも励ましの電話が来る。

メーガンは第二子リリベット・ダイアナ(リリー)を出産。タイラー・ペリーは名付け親になってくれと言われたことを回想する。

父への手紙を勝手にリークしたメール紙の訴訟はまだ続いていた。

ウィリアム王子の報道官が、メーガンが手紙の内容はリークされる前提だとメールに書いていたと虚偽の証拠を提出。

控訴、控訴院と続き、最終的にメーガン側が勝訴し、著作権侵害が認められた。

姪のアシュレーも新居にやってきてまた友情が復活。

メーガンはカメラに向かって結婚式の夜のスピーチを語る。

Netflix『ハリー&メーガン』終わり!

最終話の感想まとめ

タイラー・ペリーは日本では知名度高くないですが、映画好きの私としては俳優や監督として尊敬している人で、黒人の差別解消の活動家としても評価されているので、そんな彼が支援するならメーガンってやっぱりいい人なのでは?と思ってしまいますね。

世界的な歌手・ビヨンセも応援しているようですし。

結局はNetflixとメーガン・ハリー側の意見しかないので、このドキュメンタリーをすべてうのみにすることはできません。

ただ事実改変されてメディアにボッコボコに叩かれていたのは少なくとも事実なわけで、メーガンとハリーに同情の余地はあると思います。

メーガン側の主張がワンサイドで作り込まれていたとしても、王室側やメディアの主張が正しくなるわけではありませんし、メーガンの主張がすべてウソともならないです。

二次情報しかないので全部真偽不明といえばそうです。

ただ個人的には何らかの被害を受けている人に対して関係者でもないのに「イメージ回復のために嘘つきやがって」とバッシングをしたくはないです。

ゴシップ紙の炎上商法に乗っかってしまうことにもなりますし。

メーガンは有色人種としてイギリス王室に入り、差別是正には大きな意味があったと思いますが、それが果たされなかったのは作中で言われている通り世界的な損失なのかもしれません。その点は残念だと思いました。

次は王室側からのハリー・メーガン妃についてのドキュメンタリーも見てみたいですね。

2つの意見があってやっと中立な視点で考えることができるので。

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