半沢直樹シーズン1全10話ネタバレ解説あらすじ感想,キャスト相関図

  • 2023年9月26日

シーズン1第6話『5億から120億へ、東京で倍返しなるか』ネタバレ相関図

第6話ネタバレと相関図

半沢直樹シーズン1 伊勢島ホテル編の登場人物相関図

視聴率29.0%

半沢が営業第二部の次長になって1年が経過。実績を積み、大和田常務から会食に誘われるが終始苦い顔をする。大和田常務こそ、父の会社への融資をはねつけた仇だったのだ。

そんな中、東京中央銀行が融資する伊勢島ホテルが、資金運用で120億の損失を出していたと発覚。金融庁の検査が2週間後に迫り、もしも伊勢島ホテルの事業の立て直しが不可能であれば、東京中央銀行は引当金1000億以上を用意せねばならず、株価暴落は必至。

頭取の直々の命令ということで、伊勢島ホテルの120億補填と経営回復を半沢が担当することになった。半沢は伊勢島ホテルの羽音専務に話を聞くと、彼女は資金運用の失敗に対して、悪びれる様子もない。

半沢は伊勢島ホテルの元経理・戸越という人物を訪ねる。戸越は資金運用失敗について、東京中央に内部告発していたとわかり、京橋支店の古里が関与したことも発覚。戸越を使って古里の証言を録音して彼を脅すと、関係書類が今夜中に貝瀬支店長の自宅に今夜運ばれると吐いた。

半沢はタミヤ電機に出向した近藤を引き連れ、古里を脅して京橋支店の金庫から、間一髪120億損失の証拠書類を抜き取ることに成功。タミヤ電機への融資もすぐに通せと、さらに古里を脅す。

半沢は、過去に面識のある伊勢島ホテル社長・湯浅(駿河太郎)と再会を果たし、経営再建を誓う。湯浅に働きかけ、戸越はまた伊勢島ホテルに戻ることになった。

戸越は京橋支店長・貝瀬は、ただのトカゲの尻尾だと言う。半沢は大和田常務に呼ばれた。京橋支店長を務めたことがある彼こそ真の黒幕だと感づいた半沢は、120億の件を解決し、お前が関与していたとわかったら土下座しろと声を荒げた。

そして金融庁検査初日。担当責任者は、なんと黒崎だった。

半沢直樹シーズン1第6話 完

シーズン1第7話『半沢が土下座する!』ネタバレ相関図

第7話ネタバレと相関図

半沢直樹1 タミヤ電機周辺の人物関係相関図

視聴率30.0%

第1回の金融庁調査が始まり、半沢は伊勢島ホテルの不動産などを売却して損失を補填し、数年で事業回復できると提案。しかし、黒崎は120億円確実に補填できなければ破綻経営先と認定すると突っぱねた。

半沢は貝瀬支店長に、120億円の損失の内部告発もみ消しについて訪ねると、もう俺が解決できる次元の話ではないと言われる。貝瀬は大和田から「お前が独断でやったことだろ?」と言われ、「はい」と答えた。

伊勢島ホテルの会長が、数百点の絵画や美術館向け不動産を所有していると知り、半沢は湯浅社長に、それらを売却を説得するよう依頼。

半沢のデスクに黒崎が座っていた。自宅にある疎開資料について内部告発を受けたと言う。半沢の自宅は調査に入られたが、妻の花が資料を宅急便で実家に送っていたため、半沢の部下が資料の回収に成功。

一方、近藤は出向先のタミヤ電機の粉飾決算を知り、やり方を改善するよう社長に強く求める。

伊勢島ホテル社長・湯浅から、美術品の売却で父を説得できなかったと聞いた半沢は、彼の父でもある会長を更迭し、美術品を差し押さえろと提案。湯浅は半沢のやり方に驚きながらも実行した。

第2回の金融庁調査で、120億円の補填が確実だと説明した半沢。黒崎はくちびるを噛みしめてたが、伊勢島ホテルの次期システムを担うナルセンエンジニアリングという会社が訴えられて破綻すると告げた。

大和田常務は、社長の湯浅を退任させ、専務の羽音を社長にすれば、一族経営を脱却したことで、黒崎が経営破綻認定を考え直すと言う。そして半沢に担当から外れるよう指示。

半沢は他の方法がないか模索するため、大和田に土下座をして猶予をもらった。

半沢直樹シーズン1第7話 完

シーズン1第8話『強敵ライバル登場!負ければ出向』ネタバレ相関図

第8話あらすじネタバレ

視聴率32.9%

半沢の代わりに福山という人物が伊勢島ホテルの担当になると聞き、内藤(吉田鋼太郎)は怒りをあらわにする。大和田常務は、福山と半沢で模擬金融庁検査を行い、決定しようと言った。

花は半沢の実家に帰り、義母から大和田が直樹の仇だと聞き出す。

模擬金融庁検査が始まり、福山はホテル再興計画の甘さを指摘。羽音専務が次期社長にふさわしいと続けた。半沢は、福山が羽音や湯浅社長に会ったことがないと見抜き、人を会わないで再興計画を立てる愚かさを説明して完全論破!

一方、近藤はタミヤ電機で3000万円転貸資金の情報をつかむ。東京中央銀行から借りていた金を、そのままラフィットという会社に又貸ししていたのだ。

近藤は田宮社長にその件について聞くと、君は他の会社への出向が決まったと言われてしまう。それでも近藤はあきらめず、ラフィットの女社長・棚橋を追跡。彼女が入って行った大住宅の表札には、なんと大和田と書いてあった。

半沢直樹シーズン1第8話 完

シーズン1第9話『最終決戦、出向をかけた金融庁調査』ネタバレ

第9話あらすじネタバレ

半沢直樹の原作本

視聴率35.9%

大和田の圧力で、タミヤ電機がラフィットという会社に3000万円の迂回融資をしていたことが発覚。ラフィットの社長・棚橋貴子は大和田常務の妻だったのだ。

階段を降りる際、父の形見のネジを落とした半沢。大和田常務が取り上げようとして、慌てて拾い、お互い睨み合う。

半沢は最後の策として、伊勢島ホテルに海外巨大ホテル企業・ホスターとの合併を提案。フォスター側は渡真利が交渉し説得できていたが、湯浅は決めかねていた。

最後の金融庁調査が始まり、黒崎はナルセンの破綻によって経営計画をどう立て直すか説明を求めた。半沢はうつむくが、ギリギリのところで湯浅からメールが入り、合併の合意を得る。

黒崎は最後の手段として、半沢が本社の地下に隠していると思われる疎開資料の回収に向かうが、資料が入ったダンボールはフェイクで、顔を真っ赤にして撤退。

一方、近藤はタミヤ電機社長・田宮から大和田の圧力について証言を取り、報告書を書いた。その夜、東京中央銀行の人事に呼び出され会食に行くと、そこに大和田が現れた。大和田は、証言資料を破棄すれば、近藤を銀行に戻すと約束。家族に苦労をかけてきた近藤は、泣きながら頭を下げた。

半沢直樹シーズン1第9話 完

シーズン1最終回第10話『100倍返しなるか?最後に土下座するのは誰だ?』ネタバレ

最終回第10話あらすじネタバレ

視聴率42.2%

近藤が、田宮社長の証言書を渡しに現れない。半沢はいつもの場所で待っていると、メッセージを残した。夜遅く剣道場に現れた近藤。2人は深夜まで激しく打ち合った。半沢は近藤に「裏切られた気はしない」と言い、すべてを許す。

金融庁の黒崎が半沢の態度に問題があるという報告をしたせいで、半沢の処分を巡って取締役会が決定。

雨が降りしきる中、1台の車が半沢に水をぶっかけた。後部席から降りてきたのは大和田常務だった。半沢は、大和田が土地を担保にさせたせいで父が自殺したと告げる。大和田は、ぼんやりとしか覚えていないと言い放った。

大和田を追求する情報を探る半沢、渡真利、近藤。疎開資料を嗅ぎ回っていたのが福山だとわかり、さらにタブレットに偽造資料があることを発見した。半沢は福山を脅し、岸川取締役が大和田を影で裏切っていたことを突き止めた。

さらに妻の花が婦人会で聞き出した内容により、岸川の娘と黒崎が結婚すると知る。半沢は、黒崎に裏で協力していたことをバラすと岸川を脅した。

ついに取締役会になり、半沢は大和田の伊勢島ホテルの運用失敗もみ消しや、妻の会社ラフィットへの資金転用を追求。しかし、大和田は案の定、証拠がないとシラを切り通す。半沢は彼の妻の会社ラフィットがサラ金から金を借りて、借金が膨れ上がっている証拠を突きつけた。さらに、岸川も大和田の悪事を証言。半沢は大和田の前に立ち、土下座を言い渡す。大和田は顔を歪め、苦悶の表情で土下座をした。

後日、頭取・中野渡は処分のため大和田を呼びつけた。しかし、処分は常務から取締役へ降格という極めて軽いものだった。旧産業中央銀行のトップ大和田を掌中におさめることで、銀行内の融和を図る狙いがあるのだ。

半沢も頭取室に呼び出される。部長昇進が期待される中、なんと東京セントラル証券への出向が命じられた。

半沢直樹シーズン1最終回 第10話 完

半沢直樹シーズン1後半の感想・考察まとめ

 

シーズン1の前半と比べると、近藤が京橋支店の金庫の鍵のパスワードを偶然見て暗記していたり、大和田常務が妻の会社のせいで多額の借金を追っていたりと、ご都合主義的な側面が強まった気がする。ただ、それを差し引いても、終始緊張感があってとても面白かった。

ビジネスでのどんでん返し展開はNetflix『全裸監督』などにも受け継がれていると思います。

一方で、半沢がスーパーマンであるのに対し、近藤の人間味がすごく良かった。そして渡真利も合わせて同期であり今生の友というテーマが光っていたと思う。近藤という人間臭いキャラクターがいたことで、半沢直樹という強すぎるキャラクターが宙に浮かずにすんだのではないかと感じた。2人の友情が素晴らしい。

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