第5話「メシアの正体」
ジクジンは教団に潜入して4年になるという。チャンポン団という教団の奉仕団体が誘拐の実行部隊らしい。
ジヒョはジクジンのHDD(パソコンのデータ)を盗んで逃走し、ボラと中身を確認。シグクが消えてミステリーサークルも現れた橋の下を描いた絵の写真を発見して驚く。
ジヒョとボラはソ執事の車に乗り込むと、郊外にある別荘のような場所に到着。ソ執事はそこにいる認知症の女性の世話をしていた。
車から降りたジヒョたちは、ソ執事が帰った後にその家に侵入すると、データで見たたくさんの絵が飾られている部屋があった。
ジヒョたちはアルバムを発見し、認知症の老女が1970年代に宇宙人に誘拐されたと主張したペク・ユンソンだと知る。
翌日、ソ執事は聖母・ペク(認知症の老女)が新しい絵を描き上げたのを見て歓喜する。
絵に描かれた女性こそがメシア(救世主)だ。メシアとして描かれていたのはジヒョだった。
エピソード5 END
第6話「精神病院へ潜入」
「父さん」と呼ばれる教祖ムン・ヒョンテ(通称:ジョプ)は、メシアであるジヒョを探して連れてくるよう信者に命令。
オ・セヒはジヒョの父から頼まれ、挙動不審なジヒョについて調べるためキム刑事を尋ねた。
キム刑事はセヒのペースにのまれ、カルト教団などの情報を話してしまう。2人は元警察の女性に聞き込みをし、老人ホーム集団自殺事件が証拠不十分で捜査打ち切りになったと知る。
ジヒョたちは聖母・ペクがかつて入院していた精神病院「新しい希望」を調査するため、カプ大尉やフィリップも連れて車を走らせて全州(チョンジュ)へ。
オトリになったフィリップたちは山の中で教団のチーム長・アビゲイルに追いかけられ、車でなんとか逃げ切った。
教団の奉仕団がトラックに何かを詰め込んでいる。ボラは病棟内に潜入し、患者がほとんどいないことを不思議に思った。
ボラはある部屋にVRゴーグルをつけた意識不明の患者たちが多数いるのを発見。その部屋で教祖のムン・ヒョンテに会い、彼らがUFOに誘拐された人物を拉致していると聞き出した。
ボラは部屋に火をつけて逃げ出す。トラックで逃げ出そうとするが、ジヒョは捕まってしまった。
逃げたボラは信者たちに追いかけられるが、ジクジンに助けられる。
ジヒョはアビゲイルに捕まるが、「メシアだ…」と言われ、あがめられた。
その頃、タイのバンコクでシグクが自殺未遂(川へ飛び降り)で発見されていた。
エピソード6 END
第7話「ジクジンの娘」
ジヒョは教祖のムン・ヒョンテの命令でVRゴーグルを取り付けられ、仮想空間の中で過去の記憶を無理やりたどらされて苦しんでいた。
ヒョンテは「君が見た宇宙人は幻覚ではない。誘拐された人物は頭にみなチップが埋め込まれていて、チップがUFOを呼び出すナビの役割を果たす」と話す。
かつてUFOに拉致された聖母ペク・ユンソンは無数の言葉を書き綴り、それが教団の聖書になったという。
ジヒョは開頭手術を受け、埋め込まれたチップ(福音)を取り出された。
ジクジンはボラに脅され、ソ執事をそそのかしてジヒョがいる施設へ。ソ執事は病室にいるメシア・ジヒョに会って感動した。
ジヒョはナイフをソ執事に向け、ジクジンを人質に取っている芝居をして外の車に乗り込む。しかし門の外でアビゲイルに狙撃されて路肩に突っ込む。
ボラが外に逃げてきたジヒョを助けた。
ジクジンはアビゲイルに麻酔針を刺す。アビゲイルの正体はジグジンの娘・ヨンギだったのだ(娘が誘拐されたというのは嘘)。
ジヒョはカウンセラーのヒョンウと会い催眠術をかけてもらう。3日間行方不明になったときのことを思い出そうとすると、意識が光に包まれて体が痙攣した。
意識を戻したジヒョは「あのとき宇宙人が頭の中に何か埋め込んだ」とボラに話した。
エピソード7 END
第8話「追悼式の準備」
シグクは韓国に帰ってきたが、何も記憶がなく廃人のようだった。
カプ大尉のカフェにジクジンがヨンギを連れてやってくる。ヨンギはまだカルト教団の洗脳から覚めておらず、椅子に縛り付けられた。
家に戻ったジヒョは義母から、中学生の頃に意識不明で発見されたあと「私のところに戻ってくる(宇宙人が)」という言葉を繰り返していたと聞かされた。
ムン・ヒョンテ教祖はジヒョを死んだことにして追悼式を行い、チップでUFOを呼び出したあとに信者たちを全員安楽死させる計画を立てた。
ジヒョがカフェに行くと、教団の戦闘員が襲撃してくる。ヨンギがジヒョを助けた。カプ大尉が戦闘員をぶちのめす。
ジヒョはヨンギと追悼式が行われる青い光研修センターへ向かった。
エピソード8 END
第9話「ジヒョの壮大な演技」
ボラは教団の戦闘員に気絶させられて病院にいるジクジンのスマホを盗み見して、追悼式の場所を突き止めてカプ大尉たちと現地へ向かう。
山の広場にある追悼式会場では、集まった信者たちに3分で安楽死できる薬が配られていた。
追悼式が始まり、教祖のムン・ヒョンテはジヒョが死んでUFOを呼び寄せるチップを遺したと演説。
会場にジヒョとヨンギがやってくる。ジヒョは「私は生き返ったのだ」と大袈裟な芝居をした。ソ執事などその場にいた信者たちから歓声が巻き起こる。
ヒョンテは仕方なく追悼式を一旦中断。ジヒョの要望通り対談に切り替えた。
ジヒョは「チップを返してくれれば私がUFOを呼び皆を救済する」と信者の前で宣言。
ボラが会場にやってくるが、彼女を巻き込みたくないジヒョが警備に命令してつまみ出させた。
ボラは門の外に出され、空に青い閃光を見て驚く。
エピソード9 END
シーズン1最終回 10話「真実」
ボラは走って青い光を追いかけている途中でヨンギとばったり会う。ボラは信者が山の中から大型ドローンを飛ばしているのを発見。ヨンギは教義が嘘にまみれていたと悟って呆然とした。
ジヒョはムン・ヒョンテから「お前の頭にチップはなかった。しかし信者のためにメシアだと偽って死んでほしい」と言われる。
ジヒョはすべて自分の幻覚だったと考え絶望した。飲み物に薬が盛られており、ジヒョは倒れる。
夜に追悼式が再開され、ジヒョは意識朦朧の中で屋外ステージに縛り付けられた。
ヒョンテが薬を飲むように信者たちに促す。ジヒョは力を振り絞って「私がメシアだというのは嘘。薬を飲むと死ぬ」と叫んだ。会場が大混乱する。
ヒョンテはいなくなった聖母・ペクを探しに森へ入った。ペクは空を見上げている。
ソ執事ら信者たちは騙されていたと怒り狂い、ジヒョを殺そうとする。
ボラがやってきてジヒョの拘束を解こうとするがうまくいかない。
追悼式の情報を知ったキム刑事とセヒも会場に到着。キム刑事は空に銃を放つが、信者たちは止まらなかった。
そのとき周囲一帯に大規模停電が起こった。そして空に本物のUFOが現れる。
ジヒョとボラはUFOに吸い込まれた。
光の中にタコかクラゲのような知的生命体がおり、ジヒョの頭に埋め込まれたチップを取り出して吸収し、青い光となって弾けた。
気がつくと、ジヒョとボラは山の中で寝転んでいた。
ヨンギはヒョンテを見つけ、銃を構える。ジクジンがやってきて車でヒョンテを撥ねた。そしてヨンギから銃を奪い、ヒョンテを何度も撃って殺害した。
その後、教団の関係者たちは警察に逮捕される。ジクジンも逮捕された。
誰もジヒョたちの話を信じてくれない。
ジヒョはボラと一緒に住むことにした。シグクとは正式に別れる。
ジヒョはカウンセラーのヒョンウに会い、「宇宙人は人がチョウザメを助けるように私たちにチップを埋め込んで放しているのかもしれない」と話した。
シグクの前に巨大な宇宙人が現れる。
最終話エピソード10 END
最後のまとめ
Netflix韓ドラ『グリッチ 青い閃光の記憶』は、カルト宗教の問題とSFを絶妙なバランスで融合させた傑作でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『グリッチ 青い閃光の記憶』レビュー終わり!
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