映画『デッドプール2』。マーベル作品でヒーローモノの括りになるのだが、個人的にはブラックジョークを楽しむ映画だと感じた。
そんなデッドプール2の感想をつらづらと書いていく。
『デッドプール2』ネタバレ解説・感想/もうヒーロー映画じゃなくていい!
デッドプール2の一番の見どころはやっぱりブラックジョーク!
下ネタやグロネタまで”俺ちゃん”ことデッドプールが、ほぼ全場面で、テンポよく挟んでくるのがめちゃくちゃ笑えた!
前回よりもブラックジョークの量も多いし、質も格段に良くなっている気がする。
一番笑えたシーンが、デッドプールがラッセルを救うためにチームを結成するのだが、一般人まで採用してしまう。
そしていざ救出作戦決行でパラシュート降下するときにみんな次々に死んでしまい、ドミノだけ残るというシーン。
しかも、ブラッド・ピットがパニッシャーという透明人間役でカメオ出演している(電線に追突して死んでしまうときに一瞬姿が映るw)。
ここまで面白いブラックジョークを繰り出せるなら、もうヒーロー映画じゃなくて、ブラックジョークコメディでよくないか!?と考えてしまう。
ヒーローがたくさん登場して、アメリカのブラックコメディアニメのファミリー・ガイみたいに、社会風刺や、ヒーローあるあるネタをぶっ込みまくる!ギャグの量もガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの10倍くらいにぶっ込みまくる!
マーベルさん!デッドプールでブラックコメディにステータス全振りのある意味豪華な映画!作っちゃってくれませんか!?
映画『デッドプール2』にサノス出てるじゃん
デッドプール2には未来からきた半身サイボーグのケーブル役でなんとジョシュ・ブローリンが出演!何を隠そうアベンジャーズ・エンドゲームのサノスの俳優である。
デッドプール2までは20世紀FOXの配給だったので、まだセーフっぽいけど、デッドプール3からはマーベル傘下になる。
ジョシュ・ブローリンはマーベルで、サノスもやってケーブルもやっちゃうみたいな感じ。その辺はみんなあまり気にしていないのかな?
まあ、サノスは特殊メイクとCGとか使っているだろうし、あんまりジョシュ・ブローリンだとわからないから、いいのかもね!
考えてみれば、デッドプール役のライアン・レイノルズもグリーンランタンやX-men ZEROに出てるか・・・
映画『デッドプール2』ネタバレ考察/アクションシーンも良かったけど・・・
デッドプール2は監督のデヴィッド・リーチが元スタントマンということもあり、アクションシーンも凝っていた。
アイデアとして面白かったのは、デッドプールが折れた腕でケーブルを締め上げているシーン。見ていて痛々しいけど、不死身の体なら、曲がらない方向に無理やり腕を曲げて変な関節技ができるな〜とちょっと関心してしまった。(そういえば漫画の餓狼伝でグレート巽もやってるけどね。サクラ戦で)
あとは運が良いというラッキーマンのような能力の女性、ドミノのアクションも良かった!運が良いのを自覚しているので、車が上から降っていても、トラックから投げ出されても常に”余裕”な表情をキープしてくれる。ラッキーだからこそ、成り立つ演出かもしれない!
全体的にアクションシーンは良かったのだけど、当のデッドプール本人が不死身なので、やっぱりというべきか、ヒーローものに最低限欲しいシリアス感も抜け落ちていた。アクションはハラハラしながら観たいけど、デッドプールはどうせミスっても死なないだろうな〜みたいな感じ。
そんな感じで、ジャガーノートとコロッサスの闘いも緊張感がなかった。それはそれで他のアメコミヒーロー映画と差別化できていいのかもしれないけど。
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