Netflix映画『40代のセオリー』(40Years Young|Cuarentones)は、40歳になる料理人セザールが妻の大暴露によって失意に沈み、料理コンテストで再起をかけるメキシコが舞台の作品!
作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけ感想・ネタバレ酷評を知りたい人向けに記事でわかりやすくレビュー・まとめています。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目からどうぞ)
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Netflix映画『40代のセオリー』作品情報・キャストと演技の印象
原題:『Cuarentones』英題:『40 Years Young』
ジャンル:恋愛・コメディ・ヒューマンドラマ
監督:ピエトロ・ロプリエノ
脚本:ピエトロ・ロプリエノ
配給:Netflix
40代のセオリー・主要登場キャラ・キャスト
セザール|cast エリック・エリアス
パオロ|cast アダル・ラモネス
ナオミ|cast ガビ(ギャビー)・エスピーノ
アメリア|cast ヒメナ・ゴンザレス=ルビオ
映画『40代のセオリー』ネタバレなし感想・あらすじ・見どころ・海外評価
©︎Netflix
あらすじ:40歳になるレストランの料理人セザールが主人公。セザールは10歳の息子が実子ではなく、最近刑務所から出てきた妻の元恋人の子供だと知って落ち込みます。親友で料理のパートナーでもあるパオロは、「開催される料理コンテストに出場が決まった」と息巻きました。カンクンに到着したセザールとパオロは、ナオミとセリーヌの美女二人組と出会い…。
メッセージ性もなく、料理映画としての面白さも皆無。ストーリーが薄すぎます。
おすすめ度 | 40% |
メキシコ感 | 70% |
ストーリー | 35% |
IMDb(海外レビューサイト) | 4.3(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家20% 一般22% |
※以下、Netflix映画『40代のセオリー』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『40代のセオリー』ネタバレ感想・評価
©︎Netflix
映画としては物語のアップダウンが少ないのが致命的。ドラマを1話視聴するより、ストーリーの密度が薄かったです。
内容は、主人公セザールが妻の嘘に失望し、レストランのコンテンストに出て美女・ナオミと出会い、最後は息子と週末だけ一緒に過ごすことを決定するだけ。
人生におけるサプライズをどう受け止めるかがテーマだと思いますが、琴線に触れてもきませんでした。
ストーリーの大事なところが全部ふわっとしているのもいただけません。セザールと妻アメリア、元彼のオラシオの当人同士の関係はどうなったのか?よくわからないまま終わります。
また、セザールとナオミが燃え上がるシーンや、DNA鑑定の結果が出るシーンなど、喜怒哀楽が表現されるべきところで大胆にもカットが入り、すぐにその後が描かれ、大いに盛り上がりに欠けます。
肉が入ってないカレーみたいです。
あと、料理コンテストの映画なのにコンテストの描写がしょぼすぎ。
ライバル料理人が登場するなどのワクワクもありません。ライバルは出しとけよ。
料理を作る過程・ディティールもしっかり描かれません。
料理対決をしっかり描いていればまだ楽しめたと思います。
アメリアの母が暴言を吐くなどそこそこ面白いシーンもあったので、もっとコメディを徹底すれば良かったと思います。
結局、映画『40代のセオリー』は笑えるシーンも少なく、ヒューマンドラマとしても物足りない…。
誰向けの作品なのか不明です。
少なくても人生経験がある程度豊富な40代には刺さらないコンテンツでしょう。
音楽も陽気なギター曲などワンパターンで、物語が単調になる要因だったと思います。
あと感想は、ヒロイン・ナオミ役のガビ(ギャビー)・エスピーノがサンドラ・ブロックに似てるくらいですかね。
ナオミは「結末は過大評価されがち」など哲学的で素敵なセリフを言っていたので、彼女のストーリーも掘り下げて欲しかったですけど。
結局ナオミは、最愛の旦那に先立たれて本気の恋愛ができない未亡人のままなのでしょうか。
最後のまとめ
メキシコ映画『40代のセオリー』は、中年男性が人生の帰路に立ち、起伏のないストーリーにフワッとしたメッセージを加えた残念な駄作でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。Netflix『40代のセオリー』レビュー終わり!
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