映画『セッション』ネタバレ考察,ラスト解釈!感想あらすじ評価,フレッチャー教官の論理とは?

映画『セッション』ネタバレあらすじ解説

フレッチャーの嫌がらせ・罵倒

フレッチャービックバンドの練習に朝6時に来るよう言われたニーマン。寝坊し慌てて校内のスタジオに到着するが誰もおらず、スタジオ練習が9時からだったことに気づく(嘘こかれた!)。フレッチャーはいじわるおじさんだったのだ。練習中フレッチャーに罵詈雑言を浴びせられ泣き出すニーマン。

テンポのズレを指摘され、イスを投げつけられる。やる気を失いかけるが一念発起し、血豆が何回も破け、手が血だらけになるほどの猛練習を重ねる。

ニーマンの変貌

ある日コンテストで、バンド正規ドラマーの楽譜がニーマンが少し目を離した隙に無くなってしまい、正規ドラマーは楽譜がないと演奏できないことから、補欠要員であったニーマンが代わりに叩く事に。コンテストは無事優勝するが、ニーマンは調子に乗り、親戚にも見下したような発言を投げつける。
フレッチャーはバンドにニーマンが見下していたコノリーを呼び寄せドラムを叩かせるが、自分が正規ドラマーだと思っていたニーマンは激昂。今まで以上に音楽に没頭し、練習の邪魔だと彼女のニコルも振ってしまう。

事故とフレッチャーの解任

ある日フレッチャーのもとに教え子で将来有望だったショーンの訃報が届く。フレッチャーは事故で若い才能が失われたと泣き、バンドメンバーにショーンの演奏を聴かせる。その後の練習では矛先をドラマー3名に向け、ニーマンはたちは手を血だらけにしながら、夜中まで練習させられる。その後のコンテストでニーマンはバスの故障で遅刻しそうになり、レンタカーで会場に到着するが、レンタカー屋にスティックを忘れ取りに戻る途中トラックと衝突事故に遭う。それでも車から這い出し会場で演奏するニーマンだったが、事故による手の怪我のためスティックを演奏中に落とし、フレッチャーに「お前は終わりだ」と言われる。演奏中にフレッチャーに殴りかかるニーマン。会場は騒然となった。

後日ニーマンの父と弁護士を交えた話し合いで、フレッチャーの元生徒ショーンは事故でなく首吊り自殺だったことが判明。弁護士側からフレッチャーの指導を証言するように言われ、最初は渋っていたニーマンだったが、行き過ぎた指導内容をバラしてしまう。

天才を生みたいフレッチャー

ニーマンは学校を退学処分になり、燃え尽きから何もやる気が起きず街をブラブラしていた。そんな折、不意に通りがけのジャズバーで演奏しているフレッチャーを発見。誰かの発言で学校を退職処分になったと嘆くフェッチャー。酒を飲みながら、チャリー・バーカーが若い頃バンドメンバーからシンバルを投げられたと話だし、そのエピソードがなければ天才は生まれていなかったと語る。フレッチャーは帰り際ニーマンを自身のプロバンドのに誘い、後日ニーマンは承諾。元カノのニコルにコンテストに来るよう声を掛けるが、彼女はすでに他の人と付き合っていた。

キャラバンに命運をかける

コンテストの演奏がいざ始まろうというとき、フレッチャーはニーマンに近づき、お前が密告したことはわかっていると毒づく。事前に渡された楽譜も演奏する曲とは違いパニクるニーマン。1曲目をろくに演奏できずに会場を去ろうとするニーマンだったが、踵を返し再びドラムの席に着く。そして突然、演奏予定ではなかった「キャラバン」を叩き始め、メンバーも困惑しながら演奏を開始。ニーマンは曲の終盤、怒涛のロングドラムソロに突入。

フレッチャーは完全に演奏に入り込んだニーマンを認め、

彼を立てる指揮をしてフィナーレを迎えたのだった。
映画『セッション』終わり。

最後に感想まとめ!

セッションは音楽学校という舞台でありながら、友情も恋愛も排除しているところが非常に斬新だと感じました。そこまで音楽に賭けるのが是が非か!?観ている方もいろいろ考えることができますね!

音楽以外の分野についても一流とは何か?プロフェッショナルとは何か?自問自答せずにはいられなくなりました。いろんな意味で観てよかった映画です!

セッションの良さに共感できる人も、そうでない人もコメントなどくれたら嬉しいです。