『海に眠るダイヤモンド』3話の結末解説・ネタバレ
朝子は「あら、私の初恋の人にそっくりだ。懐かしくて思い出しちゃった」という演技で夏八木に絶賛される。朝子は舞台で初恋の人を聞かれ、鞍馬天狗(くらまてんぐ)と答える。
鞍馬天狗とは、朝子が幼い頃に赤痢にかかって隔離されたときに励ましに来てくれた鉄平のことだ。鉄平はそのときに朝子が海で取ろうとした光るビンを渡してくれたのだ(朝子は百合子が聖母マリアのペンダントをつけているのを見てキラキラしているものに憧れ、ビンを取ろうとした)。そのビンは今も食堂にあり、花が飾られている。
島ではTVが普及した。しかし朝子の家にはTVがない。竹男は他の炭鉱夫の家に勝手に上がってTVを見てた。しかしその炭坑夫の金が盗まれており、竹男は犯人扱いされる。
しかし怪しい3人組の真犯人が捕まった。映画プロデューサーの夏八木修一の仲間だった。
夏八木はトラブルで撮影所をやめ、借金返済のために端島で仲間と泥棒をはたらいたのだ(オーディションで人を集めてアパートから人をいなくさせ、3人組に金を取らせた)。3人は捕まったが夏八木だけが既に島を離れていた。
鉄平は夏八木が泥棒で、オーディションが嘘だったことを朝子に伝える。朝子はショックを受けた。
鉄平は朝子と一緒に小舟で中の島まで行き、そこに植えてある1本の立派な桜の木と花を見る。そしてそこから見えるキラキラの端島の夜景を見た。
朝子は鉄平から渡された桜の花を食堂のビンにいける。鉄平は鞍馬天狗という言葉とそのビンのことを思い出し、朝子の初恋が自分だと知った。
3話考察:鹿乃子や和馬が1965年の赤ちゃんか?
いづみは玲央に人生を間違えた…的なことを言っていた。
1965年に島から出た赤ちゃんを鉄平の子孫だと思い込んで育てていたら違った…それを間違ったと表現したのかもしれない。
いづみの娘・鹿乃子(美保純)か息子・和馬(尾身としのり)のどちらかが1965年にリナが連れ出した赤ちゃんなのだろう。
そして、いづみの実子ではない可能性もある(ややこしい)。
リナの過去とヤクザ:夏八木の伏線
リナは、「島にヤクザものが来ている…」と聞いて怯えた表情をしていた。
よって夏八木だけが島を逃げ出したことは重要な伏線になる可能性が高い。
夏八木はリナをカメラに収めていた。そして借金もある。ヤクザがその映像を見てリナが端島にいると知り追ってくる→リナが島から逃げなくてはならなくなったなどの展開がありそうだ。
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