『海に眠るダイヤモンド』1話ネタバレ・ラスト結末の解説
1955年
鉄平(神木隆之介)は島をまとめる鷹羽鉱業(炭鉱業者)の職員として働く。島の入植者管理から、炭鉱夫の出席管理までさまざまなことを担当した。幼馴染で一緒に長崎大学を卒業した賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も帰島しているが、仕事をどうするかまだ決めかねているようだ。
突然島にやってきて鷹羽鉱業の職員が利用する飲み屋で働くことになったリナ(池田エライザ)は、島にやってきた三島社長からセク○ラされそうになり、酒をぶっかける。三島はリナにビンタを喰らわせた。
リナは飲み屋をクビになり帰ろうとするが鉄平に引き止められ「人生変えたくないか?ここから変えないか?」と言われる。歌手だったリナ(福岡の店で歌を歌っていた)は三島が帰るときに綺麗な着物を着て端島音頭を歌う。島民たちが踊る。鉄平は三島に「彼女はうちの職員です」と言った。三島は決まりが悪そうにフェリーに乗り込んだ。
いっぽう、鉄平の父・一平と兄・進平(斎藤工)は地下600mで行方不明になった炭坑夫・きんたを捜索の末に発見する。
2018年
ホストの玲央(神木隆之介)はいつも来てくれる女性・サヤに飛ばれて(逃げられて)しまう。サヤは売掛(カケ/ツケのこと)で店への借金が300万円あった。玲央がそれを支払わねばならなくなる。飲んだくれて道に寝る玲央。その隣に老婦人・いづみ(宮本信子)が現れ、「人生変えたくないか?ここから変えないか?」と話す。
『海に眠るダイヤモンド』1話の考察:赤ちゃんの親は?さまざまな伏線
1話時点では赤ちゃんについても親についても無数の可能性があるので、伏線を解説していく。
まず、赤ちゃんを抱いていたのはリナだが、小舟を漕いでいた男は誰なのか?そこも気になるところ。
- 鉄平(神木隆之介)
- 賢将(清水尋也)
- 進平(斎藤工)
この3人の誰かだろう。
また赤ちゃんの首もとが赤くなっていることに注目したい。これは傷なのか伝染病なのか?もしかすると伝染病などに感染して隔離されそうになり、逃げ出してきたのかもしれない。(実際に軍艦島では赤痢やコレラが流行ったこともあるようだが、関連性は不明)
そして軍艦島と長崎港の行き来は普通はフェリーだ。果たして小さな舟で長崎まで辿り着けるかは謎である。もしかして長崎へ向かっていたのではなく、火葬場として使われていた隣の中の島に行ったのではないか?様々な推測がでいる。
また、いづみはキクラゲが好きでホストの玲央にちゃんぽんを食わせて鉄平と血が繋がっているか確かめようとしていた節がある。
おそらく鉄平もキクラゲが好きなのだろう。玲央もキクラゲを問題なく食べていた(少量だったが)。
いっぽう2018年いづみの息子・和馬や孫・星也はキクラゲが嫌いだった。
1955年の賢将(清水尋也)はちゃんぽんにキクラゲをたくさんのせていたので、賢将がいづみの伴侶ではないのは確かだ。(玲央を見て驚いたことから鉄平でもないだろう)。
ということは、もしかしていづみと結婚したのは進平!? 今後人物の相関関係のどんでん返しがいくつも起こりそうだ。
また、いづみの「私と結婚しない?」の意味についても考える必要がある。さすがに年齢差がありすぎるので、いづみの一族が経営するIKEGAYA株式会社が不当に受け取った財産を鉄平の血筋である玲央に返すなどの目的がありそうだ。
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