Netflix『Ultraman: Rising ウルトラマン: ライジング』。ウルトラマンになりたての未熟な若者・ケンが、赤ちゃん怪獣の子育てに奮闘しながら、父との絆を取り戻すストーリー!
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
視聴してのぶっちゃけ感想・評価・考察:続編は?
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
映画『Ultraman: Rising ウルトラマン: ライジング』作品情報
制作国:アメリカ
上映時間:121分
原題:『Ultraman: Rising』
ジャンル:SFアクション
年齢制限:7歳以上
監督:シャノン・ティンドル/ジョン・アオシマ
脚本:シャノン・ティンドル/マーク・ヘイムズ
原作:円谷プロのウルトラマン
『Ultraman: Rising ウルトラマン: ライジング』あらすじ,Netflix
父と母と巨人戦を見るケンジ少年。怪獣が現れ、父のサトウ教授は変身した。ケンジの父さんはウルトラマンだった。
その後、ケンジは母と一緒にアメリカへ移住する。
それから20年後。ケンジはケンと呼ばれるようになり、メジャーリーグで大活躍。しかし父から、「もうウルトラマンを続けられないから日本に戻ってきてウルトラマンを引き継いでほしい」と言われて帰国。
ケンは表向きは巨人軍の選手。裏の顔はウルトラマンという生活を続ける。しかしお調子者のケンはウルトラマンになっても上手く戦えず、街の被害も大きかった。
そんなある日、ジャイガントロンという怪獣が、穏田が指揮する怪獣防衛隊によって殺される。駆けつけたウルトラマンは巨大な卵を見つけ、アジトに持ち帰った。
アジトで卵が孵化する。巨大な赤ちゃん怪獣が誕生した。赤ちゃん怪獣は生まれて初めて見たのがウルトラマン(ケン)だったので、彼を親だと思い込んでなついた。
ケンは仕方なくAIロボのミナとともに赤ちゃん怪獣を育てることに。赤ちゃん怪獣をエミ(女の子)と名付けることにした。
昼は赤ちゃん怪獣・エミの育児。夜は野球選手とウルトラマンという二足どころか三足のわらじを履くことに。
育児で疲れ果て、ケンは野球でも成績を伸ばせない…。
※以下、Netflix『Ultraman: Rising ウルトラマン: ライジング』のストーリーネタバレありなので注意してください!
『Ultraman: Rising ウルトラマン: ライジング』ネタバレ・ラスト結末の解説
ケンは知り合いのスポーツ記者・アミに、「自分が幼少期に父親にかまってもらえず、母親も失踪したことについて」悩みを打ち明けていた。
赤ちゃん怪獣・エミがアジトから抜け出して東京の街へ。ケンはウルトラマンに変身してエミを連れ帰ろうとするが、東京タワーから落ちたエミをキャッチしようとして彼女の手をつかんだ際に骨折させてしまう。
ケンのアジトに父がやってきた。研究者でもある父がエミの骨折を治療した。
ケンは父親と和解。父もエミの育児に参加するようになる。
ケンはチームプレイが大事だと心を入れ替え、自分と巨人軍の成績も伸びていく。
ケンはエミも連れて父の隠れ家がある湖に遊びにきた。しかしそこに怪獣防衛隊のドローンがやってくる。
防衛隊を指揮する穏田は過去に怪獣に妻子を殺され、怪獣を全滅させるべきだと考えていた。そこでエミを利用してたくさんの怪獣たちが暮らす怪獣島(怪獣アイランド)を探そうとしていたのだ。
防衛隊からのミサイル攻撃を受けて父が負傷。ケンは父とエミを連れなんとかアジトへ戻る。
しかしその後、アジトは防衛隊のミサイル攻撃を受ける。カプセルで怪我を癒していた父はミサイルの攻撃を受けて行方不明。AIのミナは破壊された。防衛隊が作り上げたメカ・ジャイガントロンがやってきて、エミは親だと思ってついていってしまう。
ケンはウルトラマンに変身し、海沖にいるエミを追う。そしてメカ・ジャイガントロンと戦った。メカ・ジャイガントロンは完全な機械でなく、エミの母親を蘇生させて操つられていることがわかった。
ジャイガントロンはエミの超音波で正気に戻る。生きていた父もウルトラマンになって駆けつけた。
穏田が巨大ロボットに乗り、最後の決戦。
2人のウルトラマンとジャイガントロンとエミの光線で巨大ロボットを倒す。
穏田は自爆しようとした。ケン(ウルトラマン)が身を呈して爆発を防いだ。
その後、ケンは大怪我を負ったがなんとか生きていた。
ケンと父は、エミとジャイガントロンが怪獣島へ行くのを見送った。
ある夜、失踪したはずの母から「M78星雲にいるから地球に戻る手助けをしてほしい」メッセージが送られてくる。母さんは生きていた。
映画『Ultraman: Rising ウルトラマン: ライジング』終わり
『ウルトラマン: ライジング』ネタバレ感想・評価・考察
ウルトラマンも欧米化かあ、なんかほっそいし…となめてたらめちゃくちゃ面白かった。
怪獣も守るべき存在という多様性や生き物の調和、そしてケンと父の親子関係にスポットが当たっており、めちゃアメリカっぽい…、「フィールド・オブ・ドリームス」(ケビン・コスナー)のウルトラマン版かよ!と思ってたら、予想を超える面白さで驚き。
ウルトラマンが怪獣の赤ちゃんを育てる展開に涙。そして赤ちゃん怪獣・エミの表情もめちゃかわいい。
口だけで多様性とか差別反対とか言っちゃう作品とは説得力が違う。だってウルトラマンが宿敵である怪獣の赤ちゃんを育てるのだから。
ケンと父の和解も感動的。脚本がうまかったな〜。子供向けだけど、大人が見てもぜんぜん楽しめるどこか超感動できる!
強いていえば、野球選手の設定や、母が失踪している設定など、詰め込み過ぎ感はあったけど、そこまで気にならないレベルだった。
『ウルトラマン: ライジング』は続編も作ってほしい。お母さんがM78星雲で生きてるっぽいので続編は作りやすいはず。マザコンのウルトラマンが誕生するぞ!
地球から1600光年離れてる場所なので、ケンのお母さんからの信号が送られてきたとしても、現時点で生きてるかわからないし、そもそもなぜ通信ができたのかも謎だけど、『ウルトラマン: ライジング2』にも期待したいです!