映画『ロスト・イン・シャドー』ネタバレ・ラスト結末
13はモンジのアパートにやってきたチンピラ・ジェキを脅し(彼はモンジの母・ミラスティの部屋から麻薬を回収し組織に足がつくことを防ぐためにきた)、モンジを連れ去った組織のリーダー・ハガが経営するクラブ/ムーンローズまで案内させる。
売○事業で儲けるハガの前に連れてこられた13は格闘の末にハガを殺す。ハガの双子・ソリアは逃げた。しかしクラブ内にモンジはいない。
ハガの親友で仕事仲間の警官のプラセティオは、部下たちを連れて裏切ったジェキのアパートを囲む。ジェキは寝たきりの祖母と一緒にベッドで震えていた。プラセティオが13の居場所を吐け!と銃口を向ける。
13がやってきてプラセティオの仲間を殺し尽くす。逃げたプラセティオは知事候補の息子で裏社会の兄弟分でもあるアリエルの屋敷にやってきた。追ってきた13はアリエルに捕まってしまう。一瞬の隙をついてプラセティオを殺害するが、結局捕まって拷問室へ連れて行かれた。
13がバットで殴られる寸前に、アリエルの父の知事候補がやってきて彼女を取引で利用するから殺すな!と命令する。知事候補は「モンジを助けたければ取引で相手の組織のボスを殺せ」とアリエルに告げた。
13はモンジに会うが、モンジはアリエルから散々殴られてぐったりしていて危険な状態だった。アリエルはモンジの母親で売○婦のミラスティから「妊娠したから結婚してくれ」と言われて逆ギレして殺したという。
13、ジェキ、モンジは廃工場の取引現場に連れてこられる。取引後、13は相手組織のリーダーに銃を向ける。そんな中、モンジは車の中で死亡。ジェキが「モンジが死んだ」と叫んだ。
アリエルの組織と敵対組織で激しい撃ち合いになり、アリエルの父は死亡。アリエルは敵のリーダーを殺す。
13はアリエルを滅多刺しにして殺した。ジェキがソリアを車ではねて殺す。
13はモンジの亡骸を抱く。しかし、そこへやってきた死の影の教官・ウンブラとトロイカによって捕われてしまう(13が好き勝手暴れたから)。ジェキは殺されてしまった。
13は逃げ出し、格闘の末にトロイカを殺害。ウンブラと死闘を繰り広げた末に倒す。ウンブラは司令官から13を守って撃たれる。そして「お前の名前はノミ、心の我が子」と言って死亡した。
昔、13の母親を殺して13を組織に引き入れたのはウンブラだった。
13(ノミ)はモンジの死体を母の墓の隣に埋める。そこへ14がやってきて13を殺そうとした。そこへマスター・ブライ(ヤヤン・ルヒアン)がやってくる。14は逃げていった。
マスター・ブライはこれからが大変だ。死の影や色々な者がお前を狙う。俺がお前の面倒を見てやると言った。
考察1:教官ウンブラと13の関係
13(ノミ)の母親は教官・ウンブラに殺されていたことがわかった。しかしウンブラも特に恨みがあったわけではなく、任務の途中で仕方なく殺してしまったように見えた。
心の我が子…と最後に日本語で言っていたことから、ウンブラは13を娘のように思っていたことがわかる。(ウンブラのルーツは日本なのかもしれない)
よって13からすれば、ウンブラは母であり復讐の相手でもある。だからこそ最後は殺し合いながらも母娘ゲンカをしているように見えたのだろう。お互いに格闘技でしか自分の心を伝えられない悲しい性なのだ。
考察2:赤い薬について
13が毎日朝飲んでいた赤い薬はなんだろうか?
組織との通話で「薬は飲んでいるか?」と言われたことから精神安定の効果があるのかと思ったが、中盤で組織を裏切ってウンブラと戦ったヴォルヴァーが「私は奇跡的に妊娠した」と言っていたので、避妊の効果もあるのかもしれない。遊んで妊娠したら任務に支障が出る。敵に捕まって暴行を受けたときにも妊娠しないため…など色々な理由がありそうだ。
ストーリー的には、13は薬をやめた日にモンジを助けに向かったので、赤い薬は人間的な感情を奪うものだったと推測もできる。