Netflix映画『ミッドナイト・スカイ』あらすじネタバレ解説
絶望の北極圏
西暦2049年2月。
末期の病気に冒された老齢のオーガスティン・ロフトハウス博士(ジョージ・クルーニー)は北極圏のバーボー天文台基地に一人残り、職員たちを全員避難させる。
人類が住める惑星探査宇宙船に交信を試みるが、K-23を探査したアイテルという船しか活動していないようだ。
そんな中、基地の中でヘリで逃げ遅れた小さな女の子を見つける。名前はアイリスといった。
外では鳥たちが呻きながら死んでいる。
アイテルに交信を試みるが、バーボー天文台のアンテナが故障しているようだ。オーガスティンはアイリスを連れ、スノーモービルに乗り込み何百キロも離れたヘイゼン湖基地へ向かう。
途中、基地から脱出したヘリが墜落していて、中で重傷をおった男性がオーガスティンに何かを耳打ちする。苦しむ男性に銃でとどめを刺した。
氷が割れてスノーモービルが沈む。ホワイトアウト(猛吹雪)の中、狼に襲われそうになりアイリスとはぐれるが、嵐が収まりなんとか再会。
宇宙船アイテル
K-23に人類が住めることを調査し終えたアイテルは地球へ帰還しようとしていた。しかし、交信がどこにも繋がらない。
乗組員サリー(フェリシティ・ジョーンズ)は、恋人で船長のゴードン(デヴィッド・オイェロウォ)との間の子どもを妊娠していた。女性乗組員マヤ(ティファニー・ブーン)が検査をするが、サリーは男の子か女の子かどっちか聞こうとしない。
船内に警報が鳴り、地球への軌道を大きくそれ、別ルートを辿らざるを得なくなった。
交信とトラブル
オーガスティンはヘイゼン湖基地に辿り着く。
アイテルのサリーは交信に成功するが、いくつもの岩の塊が船にぶつかりアンテナが破損。
マヤ、ゴードンと一緒に外に出て通信システムを直すが、再び流星群にぶつかり、破片が貫通したマヤは死亡してしまう。
地球とアイテルの運命
オーガスティンはサリーと通信し、地球が汚染して着陸できないと伝え、K-23に戻れと提案。
乗組員のミッチェル大佐(カイル・チャンドラー)は、妻と子どもを探す約束を果たすため小型ポッドで地球に戻ると言った。自身の幼い頃に死んだ娘をマヤに投影していたサンチェス(デミアン・ビチル)は、彼女の遺体を地球に連れて帰ると、ミッチェルと行動を共にすることにした。
サリーは本名はアイリスだと博士に名乗り、K-23がオレンジ色に包まれた素晴らしい惑星だと、その景色を語り始める。
オーガスティンは、サリーが自分が惑星探査計画を発案したときに離れ離れになった実の娘だと気づいて涙を流した。
オーガスティンは、K-23の光景を思い浮かべながら外の景色を眺めた。手を繋いでいたはずのアイリスがいない(女の子は幻だった)。
宇宙船アイテルはK-23に向かう。
ミッドナイト・スカイ END
ミッドナイト・スカイ考察・解説・評価の結論まとめ
ジョージ・クルーニーが監督・主演を務めた『ミッドナイト・スカイ』は、稀にみる超傑作となった。映像美・テーマ性・演技力の三位一体の名作。点数は96点。
近年のSF作品としてはエイミー・アダムス主演の映画『メッセージ』と同じくらい最高。
こんな素晴らしい作品を世に送り出したNetflix。動画配信フォーマットとしてだけじゃなく、映画制作会社としても格段に成長している。
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