映画『デリヴァランス 悪霊の家』
作品情報・キャスト
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末
実話についての解説
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
映画『デリヴァランス 悪霊の家』作品情報
制作国:アメリカ
上映時間:112分
原題:『The Deliverance』
ジャンル:ホラー・実話系
年齢制限:16歳以上
監督:リー・ダニエルズ
脚本:デヴィッド・コッゲシャル|イライジャ・バイナム
原作:実話がもと
キャスト:アンドラ・デイ|グレンクローズ
あらすじとネタバレ少なめの感想はこちら←
※以下、映画『デリヴァランス 悪霊の家』のストーリーネタバレありなので注意してください!
『デリヴァランス 悪霊の家』ネタバレ・ラスト結末解説
エボニー・ジャクソン(アンドラ・デイ)は、長男ネイト、次女・シャンテ、次男・アンドレと一緒にとある一軒家に引っ越してくる。病気の母・アルバータ(グレンクローズ)も一緒に住むことになった。
エボニーは以前アル中だったうえに、子供たちの子育てをしっかりできていないとの噂もあり、児童相談所のシンシアに見張られていた。
引っ越してすぐ、アンドレが暗闇で1人で会話をはじめる。クローゼットにトレイという友達がいるらしい。
地下室に猫の死骸があった。
アンドレは学校でズボンを脱いでウ○コをし、先生に投げつける。教室はパニックになった。アンドレはウ○コを食ったらしい。
エボニーは病院でアンドレを診てもらうが、何ともないと言われる。
長女のシャンテも学校で呆然としながら股から血を流し、エボニーに連絡が入る。
さらに長男のネイトも、アンドレを浴槽で溺れさせようとするなどおかしくなっていった。
バーで飲んでいたエボニーはバーニース・ジェームズという女性から声をかけられる。20年前にあの家に住んでいた一家の息子が悪霊に取り憑かれ、自分が神の使徒として救済の儀(デリヴァランス)を取り行ったが悪霊にかなわず、息子のトレイは死に、その後、母親が父親の首をナタで切断し、娘の首をしめて自殺する事件が発生したという。
ルシファーと一緒に堕天した悪霊が太古から住み着いているらしい。
エボニーは「アンドレが話していたのもトレイだった」と怖くなるが、バーニースの話を全部は信じなかった。しかし帰ると母・アルバータが死んでいた(悪霊に首を絞められて死亡)。
その後、エボニーは子供たちを連れて家を出る。しかしアンドレが車で暴れ始める。エボニーは近くの人に助けを求めるが、車にいたアンドレは正気に戻っていたため、エボニーが児童虐待で子供たちから引き離されることに。
その後、児童相談所のシンシアは、施設にいるアンドレが悪魔に取り憑かれて暴れ、拘束具をとって壁を後ろ向きによじ登ったのをみて驚愕する。
エボニーはバーニースに助けを求める。そして、過去に母の恋人に襲われそうだったときに神に祈ったが助けてもらえず、信仰心を失ったと話した。
エボニーはナースのフリをしてアンドレを家に連れ帰り、バーニースが聖水をかける救済の儀を行う。
施設にいたネイトやシャンテも悪の力にのまれ、おかしくなっていた。
アンドレに取り憑いている悪霊は母の姿になってエボニーの心を取り込もうとする。
バーニースは悪霊の力に敗れて大怪我を負い、動けなくなる。
エボニーは地下室に降りたアンドレを探す。悪霊はエボニー自身に変身して襲ってきた。
エボニーはジーザスと叫ぶ。エボニーに不思議な力が宿り、悪霊を地獄に送り返すことに成功した。
施設ではネイトは体を引っ掻きながら礼拝堂へ駆け込み、シャンテの手のひらにはキリストの聖痕が刻まれて助かった。
エボニーはアンドレが倒れているのをみてホッとする。生きていた。
その後、エボニーはすぐにその家を出た。子供たちと引き離されたが、半年後にまた子供たちと一緒に生活できることになり、フィラデルフィアへ引っ越す。
『デリヴァランス 悪霊の家』実話の考察
ラトーヤ・アモンズという黒人女性が2011〜2012年にアメリカのインディアナ州で経験した話をもとに作られた。
映画では地下室にハエがたくさんいたが、アモンズの証言によると住んだ家にはブユの群れがやってきたらしい。
児童相談所のスタッフも、病院で子供の体が浮かび上がって壁にぶつかる奇妙な現象を目撃したようだ。
あとは子供が後ろ向きに階段を登ってアモンズの母親を落としたというのも、実際の証言にあったことらしい。
アモンズたちは牧師に相談し、引っ越すことになったという。事実は小説よりも奇なり。
悪霊がいた家は2016年に取り壊されたけど、まだ周辺で怪奇現象がおこっているもよう。地味に後味悪くて怖い。
『デリヴァランス 悪霊の家』ネタバレ感想・評価
実際の事件を扱っているだけあって、じっとりとした生々しさと気持ち悪さが体験できた。
ただ前半がちょっとスローテンポで大きな見どころがなかったのが残念。けっこう退屈に感じてしまった。そこがリアルといえばリアルなのかもしれないけど。
アメリカはエクソシスト系の作品が多いよね。救済の儀式(デリヴァランス)はエクソシストじゃないと作中で言ってたけど、ほとんどやってることは一緒だし。
それに実際に子供が悪魔に取り憑かれた話も結構あると聞く。真実か幻想かはわからないが、キリスト教が社会に大きな影響を与えていることは間違いない。日本では「息子が悪魔に取り憑かれましたって」あまりないからね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。Netflix『デリヴァランス 悪霊の家』レビュー終わり!
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