映画『レベル・リッジ』ネタバレ・ラスト考察「渋すぎる最後とメタル曲の意味」感想と評価レビュー

  • 2024年10月2日

Netflixオリジナル映画『レベル・リッジ』

シネマグ
片田舎で黒人男性が不正と差別主義に紛れる警察署長と対決!理性を保ったランボー!

物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説

メタル曲の本当の意味考察

視聴後の正直な感想・評価(ネタバレあり)

これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)

これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓

映画『レベル・リッジ』面白かった?

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映画『レベル・リッジ』作品情報

公開:2024年9月6日
制作国:アメリカ
上映時間131分
原題:『Rebel Ridge』
ジャンル:社会派サスペンス・アクション
年齢制限:16歳以上
監督・脚本:ジェレミー・ソルニエ
キャスト:アーロン・ピエール(『Old/オールド』)、ドン・ジョンソン(『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』)

あらすじとネタバレ少なめの感想

※以下、Netflix映画『レベル・リッジ』のストーリーネタバレありなので注意してください!

『レベル・リッジ』ネタバレあらすじ解説

保釈金の不当な押収

メタル音楽(アイアンメイデンのTHE NUMBER OF THE BEAST)を聴きながら自転車をこいでいた黒人で元軍人のテリー。いとこのマイクのために保釈金を用意して届けるところだった。

テリーは後ろからパトカーに追突されて倒れる。パトカーに乗っていた警官・エヴァンは、「お前は横断歩道で信号無視をし、そのあとで停止しろと言われても止まらなかった」と言って床に伏せさせられ、手錠をかけられる。テリーはこんな仕打ちは不当だと言うが、聞き入れてもらえない。

エヴァンはバッグに入っていた保釈金の札束を見て、麻薬取り引きで得た可能性があると言って押収した。

テリーは解放される。裁判所に相談するが、金がないと保釈はできないと言われる。

テリーを見かねて事務仕事をしているサマーが話しかけてくれた。テリーは、いとこのマイクは麻薬所持で捕まっている。マイクにはギャングの大物の情報と引き換えに前科を取り消してもらった過去があるため、刑務所に送られればギャングの仲間から暴行を受けて命の危険があると話した。

サマーは、「バーン署長が主導して立場の弱い市民から軽犯罪でも金品を押収して警察署の運営費用に当て、私腹も肥している」と語る。

テリーはその町のシェルビー・スプリングス警察署へ行き、保釈金を返せと抗議する。署長のバーンは断った。しかしテリーが引き下がらなかったため、バーンはいとこの移送前に会わせてやると言った。

テリーが約束の時間に署へ到着。しかしバーンは出発時間を早めており、移送車は出発した。

映画『レベル・リッジ』主人公と署長

テリーは自転車で近道をして移送車を追いかける。そして車内にいるいとこのマイクに「必ず助ける」とグータッチをした。

テリーは世話になった中華レストランのオーナー・リューに金を貸してくれと言う。金が送られてくる手筈だったが、バーンが手を回しており、レストランから金が押収されてしまった。

テリーは警察署へ行き、柔術でバーン署長やエヴァンを倒し、黒人の婦人警官ジェシカに倉庫の保釈金を取って来させる。

テリーは保釈金を持って裁判所へ行ってサマーに保釈金を払う。その後、やってきたエヴァンたちに逮捕された。

いとこ死亡、サマーのピンチ

バーン署長はテリーを病院へ連れていく。いとこのマイクが刑務所で滅多刺しにされて死亡したらしい。バーンは、もう揉め事はなしにしようと言ってテリーを解放し、車もゆずると言った。

テリーはいとこの死体を見て涙を流す。

夜、家で寝ていたサマーは何者かにドラッ○の注射をされた。サマーはテリーに助けを求める。テリーはサマーの介抱をした。サマーは病院へ行くと薬物中毒者にされ、離婚した元夫と暮らしている子供の親権が取れないと話す。

翌日サマーは裁判所に出勤するが、薬物依存の情報が入ったとして尿検査を受けさせられることに。サマーは絶望した。

いっぽうテリーは、警察が金品を押収している情報を知ったせいでエヴァンに車を止められ銃で肩を撃たれて逃げた。

テリーはリューの中華屋でサマーと合流。夜、2人は警察側の事情を知ってそうな判事の家へ行く。

判事は、「数年前に警察の違法捜査で死人が出て、裁判で和解したため地域の行政が財政難におちいり、警察は保険にも加入できない状態になった。そこでバーン署長と部下たちは押収品を運営の足しにするようになった」と語る。

サマーは軽犯罪でも勾留が90日なのは、警察のドライブレコーダーが90日以内に申請がない場合消去されるからだと気づいた。

テリーとサマーは裁判所の地下にあるドライブレコーダーのSDカードを手に入れる。警官が地下に火をつけた。

サマーは裁判所から自分の尿検査サンプルを持ち帰ろうとしたが、警官に捕まってしまった。

ラスト結末

テリーは警察に、レベル・リッジ(場所)でサマーとSDカードを交換しようと交渉。

しかしテリーはレベル・リッジには行かずに警察署の壁を破壊して、不当押収の証拠品を白日にさらそうとする。

テリーは黒人警官のジェシカに協力を求め銃を渡すが、手を上げろと言われてしまった。

エヴァンたちの車が署に戻ってくる。サマーは他の警官にドラッ○を注射されていて危険な状態だった。

警官の1人がサマーをすぐ病院へ連れていくべきだと言って仲間割れ。バーン署長はその警官の足を撃った。

ジェシカとアイコンタクトを取ったテリーが押収品の白煙弾を使って反撃を開始。柔術で次々に警官を倒し、エヴァンを殴り倒した。

テリーはサマーともう1人の警官を連れてパトカーに乗り込む。バーンの車が追いかけてきた。ジェシカが突っ込んでバーンを止める。

テリーは病院へ到着。サマーたちが運び込まれる。テリーはパトカーについていたドライブレコーダーを握りしめていた。バーン署長が発砲してきた証拠映像が写っている。これで不正を暴くことができる

次のページでは冒頭のメタル曲の意味、力強いラストシーンについて徹底考察していく↓