映画『ザ・ボーイ人形少年の館』ネタバレ考察・酷評!伏線とミスリード解説!ブラームス微妙すぎラストあらすじ感想,キャスト

  • 2024年3月21日

映画『ザ・ボーイ人形少年の館』は、ウォーキング・デッドのローレン・コーハンが出演している!ということで視聴してみた。

まあまあのホラーサスペンス作品だったので、あらすじをネタバレありで解説し、何が伏線になっていたか考察してみた。

(↓大コケした続編の情報はこちら↓)

ザ・ボーイ2

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映画『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』

映画『ザ・ボーイ人形少年の館』伏線とミスリード解説(ネタバレ)

ザ・ボーイ人形少年の館は伏線やミスリードがわかりやすく丁寧に張られていたので、一部を紹介。どのように回収されたかも横に書いておく。

まずは伏線から。ブラームスの世話のルールが該当する。

  • 食事の残り物は冷蔵しておく→ブラームスが食べるから
  • 罠を仕掛けネズミを駆除→壁の中に住んでいるブラームスが怖がるから
  • 声は大きく。音楽は大音量で流せ→壁の中のブラームスが聴くため
  • グレタを雇うか家族で話させてとドアを閉める→ブラームスと話し合っていた

続いてミスリードとその効果を解説。

  • ブラームスが生きていたらマルコムと同じくらいの歳→マルコム=ブラームスでは?と思わせる
  • グレタが死産している→子どもの霊の存在を視聴者に信じさせる

ブラームスの墓の前で、グレタが「生きていたらあなたと同じくらいの歳ね。」と話すシーンは、マルコムがブラームスではないかという疑念を、読者に抱かせるためのもの。

ただ個人的には、マルコムがブラームスで、屋敷の壁の中の部屋で誘拐した少女か誰かを飼っていた…。というシナリオの方が面白くなったと思う。

ラスト考察!ブラームスの人格をしっかり描いていれば

映画ザ・ボーイのブラームス

ザ・ボーイ人形少年の館のオチは、ブラームスは生きていました!というもの。

マルコムがブラームスだという予想を裏切ってくれて面白かったが、出てきたブラームスがそれほど怖くなかったのが非常に残念。ドキドキ感がない。

仮面をかぶっているのは、火事で火傷を負ったせいだろう。その火傷の跡を見せた方が、より怖かったと思う

何より、ブラームスが少女を撲殺したという話をもっと広げておくべきだった。そこは残念な点として酷評したい。

主人公グレタの心情に寄り添うと、かわいそうな少年の霊ブラームスが、実は生きている残忍な青年だったという驚きがあるのだが、ブラームスの猟奇的な人格の説明が浅かったので、怖さが半減。

 

ブラームスが少女撲殺以外に具体的にどんなことをしていたのか、両親がどのように悩まされていたのかを丁寧に描けば、『ザ・ボーイ人形少年の館』はもっとヒットしていただろう。

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