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考察

  • 2019年10月30日
  • 2024年4月11日

映画『沈黙 -サイレンス-』ネタバレ考察「キリスト教VS日本文化の壮絶な作品」メッセージ解説,赤字?

マーティン・スコセッシ監督が、遠藤周作の同名小説を映画化した『沈黙 -サイレンス-』。 個人的な感想を言わせてもらえば、スコセッシ作品のなかでも最高の部類に入るものだった。 この映画にかけた費用は約56億円。しかし、興行収入は世界で25億円ほど・・・めっちゃ赤字である。 なるほど、スコセッシがMCUに愚痴を言いたくなるのも当然だ。しかし、受けない理由はめちゃくちゃシンプル! この記事では『沈黙 - […]

  • 2019年10月20日
  • 2024年5月15日

ネタバレ考察『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』実話の解説,友情の感想,ラストあらすじ評価解説

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を観ると、フランク(レオナルド・ディカプリオ)とカール(トム・ハンクス)の関係性に思わずジーンときてしまう。 詐欺師とFBIという関係性でありながら、なぜこんな素晴らしい友情が生まれたのだろうか。 今だったらこんな関係絶対ありえないだろうし、大問題になる可能性も高い。 この記事では『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を通して、1960年代アメリカがどうい […]

  • 2019年10月19日
  • 2024年5月15日

映画『10×10(テンバイテン)』ネタバレ感想とラスト結末考察「復讐と負の連鎖」解説レビュー

サスペンス映画『10×10(テンバイテン)』を視聴! なんども同じことを繰り返し、間延び感はあるけれども、人間の起こした“業”による負の連鎖がいつまで続くかわからない恐ろしいメッセージをダイレクトに投げかけてくれた。 この記事では、ストーリーネタバレあらすじ解説の後、映画『10×10(テンバイテン)』の負の連鎖について考察。 ついでに、なぜ海外の評価が低いかも解説する。 youtu.be 映画『1 […]

  • 2019年10月14日
  • 2024年4月11日

映画『海底47m』ネタバレ考察とラスト結末解説!ケイト死亡?サメサスペンス風の斬新な設定解説と感想

サメ映画『海底47m(2017)』を観賞。序盤はケイトとリサの姉妹がメキシコ旅行ではしゃぐだけで退屈なシーンが多かったが、後半は打って変わって緊張の連続! でもやっぱりそこまで面白くはないなぁ、と思っていたところへまさかの本格的なサスペンス展開炸裂! なかなか印象に残る映画となった。 映画・海底47mの関連記事 映画『海底47m』ネタバレあらすじ前半 ケイトとリサの姉妹はメキシコに旅行に来ていた。 […]

  • 2019年10月4日
  • 2024年4月11日

映画『ジョーカー』ネタバレ考察「悪への羽化&狂気の怪演」ホアキン・フェニックスジョーカーを徹底解説

映画『ジョーカー』(2019)。期待を軽く超えるホアキン・フェニックスのジョーカーに悪寒が走る。走り方や仕草、すべにおいて異質! 個人的にはダークナイトでヒース・レジャーが演じたジョーカーを超えたと考える。(スーサイド・スクワッドでジョーカーを演じたジャレット・レトがこの映画を見たらショックを受けるだろうな・・・) 映画ジョーカーは作品全体として考えても、アメコミ映画ながら芸術性抜群で、本年度の […]

  • 2019年10月3日
  • 2024年4月11日

映画『バッファロー’66』ネタバレ考察「絶望からの希望へ」ラスト結末の解説

映画『バッファロー’66』はオシャレなだけじゃなく、演技やストーリーも最高の話だった。 社会で生きにくく、心に問題のある男性と少女の恋という点では、「タクシードライバー」や「レオン」に通じるものがあるが、バッファロー’66の結末は、また全然違う形になっている。 ネタバレありで、感想や考察、評価を書いていく。 youtu.be 映画『バッファロー’66』考察(ネタバレ) 主人公ビリー・ブラウン(ヴィ […]

  • 2019年10月2日
  • 2024年5月15日

映画『メッセージ』ネタバレ考察!ラスト結末の意味,言語と時間解説,感想レビュー

エイミー・アダムスと、ジェレミー・レナー出演の映画『メッセージ』(原題:Arrival)が、めちゃくちゃ最高だった。 監督のドゥニ・ヴィルヌーヴによる、とことんアーティスティックな映像や演出が素晴らしかったし、ストーリーも哲学的で、重厚な哀しさもあり、考えさせられる。なるべく多くの人にこの映画を見てほしい。 ここから先はネタバレありで、メッセージについての考察をしていきたいと思う。 映画『メッセー […]

  • 2019年10月1日
  • 2024年4月11日

小説『人間失格』考察ネタバレ・ラスト結末の解釈「太宰治の異世界転生風コメディ」解説,感想レビュー

夏目漱石の『こころ』と共に、日本で最も読まれている小説と言われる『人間失格』。 小栗旬や沢尻エリカで『人間失格 太宰治と3人の女たち』として映画化などもされている。 1948年の刊行当初から大きな波紋を呼び、現代に至るまで、常に話題の一線に居続ける作品である。 この小説が何を伝えたかったのか、一般的な解説を述べると共に、それに付け加える形で、『人間失格』の構造的な秘密や“喜劇“的な観点に注目して考 […]

  • 2019年10月1日
  • 2024年4月11日

ネタバレ考察 映画『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』名言解説や感想,メッセージは?

スタンリー・キューブリックの映画『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(1964) (原題:Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb) タイトルが異常に長い・・・。 B’zの『愛のままにわがままに、僕は君だけを傷つけない』よりも全然長い(笑) […]

  • 2019年9月30日
  • 2024年4月11日

映画『12人の怒れる男』ネタバレ感想・考察「陪審員の討論や問題点」名作を徹底解説

名作映画『12人の怒れる男』!誰もがタイトルくらいは知っているのではないか? この映画に影響され、作られた法廷モノは数知れず。画期的な名作である。 個人的な感想は、映画としては面白いが、ラスト結末に納得いかないというもの。 陪審員8番の議論でひっくり返される正義の逆転劇!とも見えるし、陪審員制度の穴を露呈していた点も考えなくてはいけないと思う。 その辺を重点的に解説していく。 映画『12人の怒れる […]