実写映画『白雪姫』のあらすじ・ラスト結末までをネタバレありで解説。原作となるディズニー映画『白雪姫』(1937)からの主な改変点をまとめました。
実写『白雪姫』ネタバレラスト結末解説
王と王女の間に女の子が生まれる。吹雪の日だったので白雪姫と名付けられた。
幼い白雪姫(エミリア・フォーシ)は善きものが育つ王国の王女として幸せに暮らしていた。街に出かけて市民たちと触れ合い、みんなの名前を覚え、一緒に遊んだりアップルパイを振る舞ったりした。王と王女は白雪姫を優しく見守った。
しかし王女は病気で死亡。ある日、世にも美しい女性(ガル・ガドット)が現れ、王は再婚することにする。
女性は徐々に本性を表し、魔女の女王(ガル・ガドット)となった。魔女の女王は魔法の鏡にこの世で1番美しいのは誰かと聞いた。鏡はあなただと答える。魔女は国王によその国がせめてくると嘘をついて軍と一緒に辺境の地へ行かせた。
魔女は国を治めるようになり、白雪姫を城に閉じ込めた。そして国中の富をかき集め、市民は貧困にあえいだ。
それから数年後。成長した白雪姫(レイチェル・ゼグラー)は毎日せっせと城の掃除をさせられていた。ある日、城にジャガイモを盗みに入ったジョナサン(アンドリュー・ブルナップ)と出会う。彼は盗賊の頭領で、食料がないから盗みに入ったのだという。ジョナサンは兵士たちに捕まった。白雪姫は女王にジョナサンを許してやるように頼む。しかしジョナサンは寒い中薄いで城門に縛り付けられた。
白雪姫はジョナサンを助ける。ジョナサンは外の世界に出てみろと言った。
ある日、魔女の女王は魔法の鏡にこの世で1番美しいのは誰かと聞いた。すると白雪姫の内面の美しさには誰もかなわないという答えが返ってくる。
魔女は激怒し、ハンターに白雪姫をリンゴつみに行かせたときに殺せと命じた。
ハンターハ白雪姫を連れて森へ出かける。しかし、殺すことはできず。白雪姫に事情を話して逃げろと言った。
白雪姫は森へ逃げ込み、小鹿やうさぎなどの動物たちと出会う。小鹿たちは白雪姫を小人の家へ連れて行った。
7人の小人たちが家に帰ってくると白雪姫が寝ていたので驚くが、みんな優しい白雪姫を受け入れた。
白雪姫は小人たちに女王に殺されかけたと話す。
そして父の国王を探したいと言って家を出た。すると森でジョナサンたち盗賊団と出会う。ジョナサンは白雪姫と言い合いになり「俺は白馬の王子様じゃない」と笑って言った。そこに女王の手下の兵士たちが現れる。
ジョナサンは白雪姫に逃げろと言うが、白雪姫は逃げずに動物たちと一緒に兵士たちを混乱させる。
白雪姫はジョナサンたち盗賊団を小人の家へ案内した。夜はみんなでダンスをする。
翌日、ジョナサンたちは小人の家を出て行った。ジョナサンは白雪姫に2日経ったら一緒に国王を探しに行こうと言ったが、戻ってこない。
ジョナサンは魔女の家来たちに捕まって城に幽閉されていた。同じく幽閉されていたハンターと一緒に鎖を壊し、どうにか逃げ出すことに成功。
白雪姫のところに老婆(魔女の女王が変身した姿)がやってくる。白雪姫は毒リンゴを渡されて食べる。白雪姫は父(国王)がすでに殺されていることも知った。白雪姫は眠りながら死んでしまう。
ジョナサンが小人たちの家に戻ると、川辺で白雪姫の葬式が行われていた。ジョナサンがキスをすると白雪姫は息を吹き返す。
白雪姫はジョナサンたちや小人たちを引き連れて城へ向かう。そして城を警備する兵士たちの名前を呼び、女王に従うなと呼びかけた。兵士たちは白雪姫が自分たちの名前を覚えていてくれたことに感動して寝返る。
孤立した魔女の女王は、鏡にこの世で1番美しいのは誰かと尋ねる。鏡は白雪姫と答えた。女王は鏡を叩き割り、異空間に吸い込まれていった。
白雪姫は国を治め、人々は幸せに暮らす。
実写『白雪姫』END
ポリコレによる改変点まとめ
1937年の原作ディズニーアニメから大幅に改変されている。
白雪姫は肌が白いから白雪姫なのではなく、吹雪の日に生まれたから白雪姫という設定。レイチェル・ゼグラーさんをキャスティングしたことに対してのエクスキューズをしっかりしている。
ポリコレ的なアップデートで主たるものは、女性である白雪姫が白馬の王子に助けられる存在ではなく、人々を率いるリーダーというところだろう。
掃除ばかりしていた女性がみんなのリーダーになる!そんなポリコレ映画に大変身を遂げた。
魔女の女王に関してはディズニーのアニメ映画では7人の小人に追い詰められて雷に撃たれて崖から落ちる結末だが、実写では魔女が鏡を割ったことでどす黒く変貌し、鏡に吸い込まれるラストに変更されている。
王子は出てこない。代わりにジョナサンは盗賊の頭領になっている。白雪姫とジョナサンはいい感じの雰囲気になるが、その後結婚したかは不明。
まとめると、実写リメイクというよりポリコレ思想を反映したパロディになっていた。