Netflixアニメ『グリム組曲』全話ネタバレ考察&解説 シンデレラやヘンゼル&グレーテル感想

  • 2024年5月24日

Netflix『グリム組曲』。 CLAMP×WIT STUDIOがグリム童話を大胆にアレンジしてお届け。かなりドロドロしたホラーとなっております!

CineMag
これはこれは…面白いのかつまらないのか正直に感想を語ります。

作品情報

あらすじ・ネタバレなしの感想

全6話のネタバレ解説と感想、考察も

これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓

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Netflixアニメ『グリム組曲』作品情報・声優

公開:2024年4月17日 16時から
制作国:日本
話数:全6話
英題:『The Grimm Variations』(『グリム変奏曲』)
ジャンル:アンソロジー・ホラー
年齢制限:16歳以上
脚本:横手美智子
キャラクター原案:CLAMP
アニメーション制作:WIT STUDIO
音楽:宮川彬良
配給Netflix

『カードキャプターさくら』や『XXXHOLiC』などを手掛けた漫画家集団・CLAMPがキャラクターの原案を担当。

アニメーションは『進撃の巨人』『SPY×FAMILY』『バブル』のWIT STUDIOです。


ヤコブ:CV 鈴木達央

ヴィルヘルム:CV 野島健児

シャルロッテ役:CV 福圓美里

Netflixアニメ『グリム組曲』あらすじ

グリム童話の中から『シンデレラ』『赤ずきん』『ヘンゼルとグレーテル』『小人の靴屋』『ブレーメンの音楽隊』『ハーメルンの笛吹き』の6話をピックアップ。

それぞれのストーリーをふまえつつ、舞台や設定、年代、キャラクターを大胆に変更し、ホラーやSF風味のアレンジがなされています。

ヤコブ、ヴィルヘルム、シャルロッテのグリム兄弟が「世にも奇妙な物語」のタモリさんのようにオープニングを担当する劇中劇のような構成です。

Netflixアニメ『グリム組曲』ネタバレなし感想・海外評価

良くも悪くもアニメーションやキャラクターデザインを楽しむための作品。さらっと楽しむためのアニメです。

原作のグリム童話からホラーやサスペンス、SF、現代風にアレンジされたストーリー。

大胆な設定は面白いですが、悪くいえば薄っぺらく、深みや意外性に欠けます。

少し前に流行った「本当は恐ろしいグリム童話」的なことをやりたかったのでしょうけど、あっさり味でスパイスが足りない気がしました。

感想を語る犬
『笑ゥせぇるすまん』みたいに大人の鑑賞に耐えうるお話か?と言われればかなり微妙。

例えばシンデレラは日本の大正時代あたりが舞台で、設定の変更自体は面白いのです。

しかし肝心の物語が…という感じ。好みが分かれると思います。

シネマグ
Not for me案件でした。ストーリー重視の人には向きません。
おすすめ度 45%
世界観 80%
ストーリー 32点
IMDb(海外レビューサイト) 7.7(10点中)

※以下、Netflixアニメ『グリム組曲』のストーリーネタバレありなので注意してください!

1話「シンデレラ」あらすじネタバレ考察

大田原家の主人が再婚。後妻の鶴子と、連れ子の真紀子、佐和子がやってきた

前妻の娘・清子は、表向きは素直でいい子だが、裏ではしゃべる人形と何かを計画しているようだったた。

清子は鶴子や子供たちの世話をするフリをして、束縛していく。清子にとって真紀子たちは人形遊びの道具だったのだ

清子は邪魔だった父を殺害した。

数年後、清子は義母の鶴子に病気の薬を偽って毒を飲ませていた。

伯爵の子息・正隆が主宰する晩餐会が開かれることになり、真紀子と佐和子が出かけていく。

清子は鶴子を殺害したのち、晩餐会にやってくる。

佐和子たちの清子への酷い態度を見た正隆は、清子とダンスをする。

真紀子たちは家で死んでいる母・鶴子を見て泣き叫び、世話をしていた清子を責めるが、清子のせいだと考える使用人はだれもいない。

後日、正隆は清子との結婚を決意し、真紀子たちを追い出した。

真紀子たちは、清子の支配から逃れるためにわざと晩餐会でひどい態度を取ったのだった。

シンデレラの感想と考察

感想を語る犬
清子が連れ子の真紀子や佐和子で人形遊びしたいだけのサイコパスだったオチが、ちょっと薄っぺらいと思いました。

しゃべる人形は清子が見ていた妄想だと考えます。

ぶっ飛んだ説を考えるなら、しゃべる人形=シャルロッテという考察もありでしょう(抽象的な意味で)。

最終回のエンドロールでシャルロッテが「正直者や良い人でない話を見てみたい」と不敵な笑みで語っていました。

広い視点では、各エピソードの悪の思想はシャルロッテの思考ということもできます。

このあと清子は旦那になった正隆を操り人形にして楽しむのでしょう。

2話「赤ずきん」ネタバレ

仮想現実とリアルの区別がつかなくなった時代。

大企業のCEO・グレイはリアルを求めるオオカミの会に入会。AR(拡張現実)の豪華なクラブで女性を見つけ、部屋に連れていって惨殺した。

グレイは殺しにハマり、次々に殺人を犯していく。

グレイは貧民街でスカーレットという赤い服を着た女性を狩るゲームに参加する。

しかし、弱いフリをしていたスカーレットはグレイを眠らせて拘束。

「なぜそんな手が大きいの?なぜそんなおめめをしているの?」など、赤ずきんのような言葉をささやきながらグレイの体を切り刻んでいく。

グレイは泣き叫ぶ。

スカーレットはグレイのお腹にたくさんの石を入れ、童話のように殺害した。

エピソード2の感想

シネマグ
自分がオオカミだと思っていたグレイが赤ずきんに狩られてしまったという逆転の物語。

グロテスクな表現を入れて、赤ずきんとオオカミの関係を逆転させただけに見えました。この話もなかなか微妙。

拡張現実や世界観についても、もう少し説明がほしかったです。設定がおおざっぱすぎます。

3話「ヘンゼルとグレーテル」ネタバレ

ヘンゼルとグレーテルは“パパ”と“ママ”が運営する孤児院で暮らしていた。

夜中に遊んでいたヘンゼルとグレーテルは、パパとママから「ひと晩森で過ごせ」と言われて孤児院の柵の外に追いやられる。

森の中でボロ家を見つけ、そこにあったケーキなどのお菓子をたくさん食べた。

その家には魔法使いの老婆がいた。老婆から「孤児院の柵の外に出てみろ」と言われたヘンゼルとグレーテル。

後日、柵の外へ走り出すと、ボールが何もない空間に当たって跳ね返った。

その壁を抜けると、巨大な宇宙船に出る。

老婆がいて「かつて地球がすめなくなることが分かり、人類はさまざまなスペースコロニーで子供たちを教育して辺境の星に送り込んでいる」と告げる。

ヘンゼルも宇宙船にのって他の星へ行くことに。グレーテルはヘンゼルが作り出した幻だった。

ヘンゼルは1人で宇宙船にのり他の惑星へ。そこには以前孤児院から消えた仲間たちがいた。

エピソード3の感想

もはや「ヘンゼルとグレーテル」の要素がほぼない希望の物語でしたね。

感想を語る犬
前半は『約束のネバーランド』のパクリ?かと思いました(笑)。

終盤の実は孤児院はスペースコロニーの中にあったという設定は好きでした。

ただグレーテルが幻だったオチとかはいらんかったかな。

全体的にちょっと詰め込み過ぎのフワッとSFだったイメージ。

ヘンゼルたちが孤児院で核融合とか超ハイレベルな科学を勉強していたのは、宇宙船に乗って他の惑星に行く伏線だったんですね。

4話「小人の靴屋」ネタバレ

かつて文壇の寵児ともてはやされた作家のN。それから何年もあとNは落ちぶれ、妻子とも離縁していた。

ある日、Nは酔っ払って公園で酒を飲んでいると、Nの原稿をボロクソに酷評する少女と出会う。

Nは家に帰って朝二日酔いで起きると、「自己紹介」というタイトルの短編が書かれていた。自分が書いた覚えはない

その短編はベストセラーになり、Nは作家として大復活。その後も寝ている間に書かれた小説が何冊もベストセラーとなり豪勢な生活を楽しむ

ある日、酔っ払ったNは公園であのときの少女と再会。少女は自分で作品を書かないNに「さよなら」を告げた

Nは白髪でベンチに横たわっていた。Nの急死がニュースで報道される。

エピソード4の感想

抽象的なストーリーなので好みがわかれるのでは?

シネマグ
考察しないと楽しめない系ですね。私は好きでした。

Nのモチーフは太宰治っぽいと思いました。

小人の代わりとなる少女は、はなれて暮らす娘への思いの象徴だと考えます。

Nは家族を失って本が書けなくなった。無意識にある家族への思いが傑作を書かせたという話だと思いました。

5話「ブレーメンの音楽隊」ネタバレ

イヌ、ロバ、ネコは全員女性。

保安官のイヌは、まじめすぎて敵組織を壊滅させまくり、上司のワイロも見逃せなかったためクビになった。

鍛冶屋のロバは男を殴って居場所がなくなった。

娼婦のネコは客を怒らせてクビになった。

イヌ、ロバ、ネコはあてもなくさまよい、ブレーメンという街に到着。

ウェイドブラザーズというゴロツキ集団と戦いになる。

イヌはボスのショーンを倒し、少女・トリを救った。

イヌ、ロバ、ネコ、トリはブレーメンで飲食店を経営することにした。みんなで笑顔で過ごす

エピソード5の感想

キャラデザもいいし、アクションもなかなか良かったです。

ただ話が短かかったので、もう少し長尺で見たかったなあ。みんなキャラ立ちしてるのでシリーズ化できそう。

最終回 第6話「ハーメルンの笛吹き」ネタバレ

隔離された農村で暮らす少女・マリアは、祖母で村長のグランコードに結婚しろと言われる。

いっぽうマリアの学校の先生は、旅の人を監禁して恋人が戯れる絵を入手。それを見たマリアは興奮した。

先生はマリアに結婚してくれるなら旅の人に会わせてやると約束。マリアは結婚はできないけどと言って体をあずけた。

ことが終わったあと、旅の人は逃げ出していた。マリアは約束を破った先生に蹴りを入れて旅の人を追いかけた。

旅の人は山の上でマントを開く。そこには宇宙が開かれていた。祖母たちが呼び止めるなか、マリアはマントに吸い込まれていった。

マリアは次の旅の人となり、別世界である少女に語りかける。

エピソード6の感想

シネマグ
意味不明でぶっ飛んでいたけど面白かったです。マリアの心がない感じがグッド!

先生とマリアの関係はドロドロしていて良かったですが、「この村は結局なんだったのか?」など闇の要素をもう少し掘り下げても良かった気がします。

最終回まで見て感じたのは、全体的に童話のようにフワっと仕上げようとしてそれが物足りなさにつながっていたこと。

感想を語る犬
抽象的だけど、何か浅いストーリーになっているエピソードが多かった気がします。キャラクターや映像はとても良かったです!

ここまで読んでいただきありがとうございます。Netflixアニメ『グリム組曲』レビュー終わり!

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