NHK連続テレビ小説『ブギウギ』がついに始まりました。連続テレビ小説としては109作目にあたります。
戦後の日本を歌で明るくした「ブギの女王」と謳われた笠置シヅ子さんがモデルです。心踊るウキウキの朝ドラがスタートしました!
- 1 朝ドラ『ブギウギ』相関図
- 2 第1話ネタバレ感想(2023/10/02放送)
- 3 第2話ネタバレ感想(2023/10/03放送)
- 4 第3話ネタバレ感想(2023/10/04放送)
- 5 第4話ネタバレ感想(2023/10/05放送)
- 6 1週の最終話・5話ネタバレ感想(2023/10/06放送)
- 7 2週 第6話ネタバレ感想(2023/10/09放送)
- 8 第7話ネタバレ感想(2023/10/10放送)
- 9 第8話ネタバレ感想(2023/10/11放送)
- 10 第9話ネタバレ感想(2023/10/12放送)
- 11 2週の最終話・10話ネタバレ感想(2023/10/13放送)
- 12 3週・11話ネタバレ感想(2023/10/16放送)
- 13 12話ネタバレ感想(2023/10/17放送)
- 14 13話ネタバレ感想(2023/10/18放送)
- 15 14話ネタバレ感想(2023/10/19放送)
- 16 3週の最終話・15話ネタバレ感想(2023/10/20放送)
- 17 4週・16話あらすじネタバレ(2023/10/23放送)
- 18 17話ネタバレ
- 19 18話ネタバレ
- 20 19話ネタバレ
- 21 4週の最終・20話ネタバレ(スズ子は養子?)
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朝ドラ『ブギウギ』相関図
©︎NHK
第1話ネタバレ感想(2023/10/02放送)
戦後:昭和23年(1948年)
福来スズ子(趣里)は未婚の母であり「東京ブギウギ」のヒットで有名な歌手だった。弾むような歌声とダンスで今日もコンサートを成功させる。作曲家の羽鳥善一(草彅剛)が指揮棒を振りながらステージのスズ子を見守っていた。
大正15年(1926年)大阪
花田鈴子(のちの福来スズ子、澤井梨丘)は、歌が大好きな小学生だった。家族経営の銭湯・花湯で客相手にいつも歌い、みんなの心を明るく照らしていた。
父の花田梅吉(柳葉敏郎)は、母・ツヤ(水川あさみ)のことが大好きのお調子者だ。弟の六郎は亀を銭湯に持ち込む変わり者だった。
鈴子には双子の兄・武一がいたが、3歳の頃に病死した。幼い頃は鈴子も病弱だったようだ。
鈴子は勉強は苦手だったが、運動と音楽は大得意でクラスの中でも目立っていた。
占いが大好きな鈴子は常連客で占い師の(なだぎ武)に手相で生命線が短くなっているとからかわれた。
鈴子はアホのおっちゃん(岡部たかし)がなぜいつも金を払わずに銭湯に入るのか母・ツヤにたずねる。母は「義理人情や」と答えた。
鈴子はみんなが集まる銭湯の待合室で数十回目の見合いが決まった八百屋のおっちゃんが上手くいくように歌をうたってあげる。
第1話おわり
1話の感想と考察
ついにスタートしたブギウギ!鈴子の歌と笑顔で心が踊り出すようなステキな幕開けでしたね。
CMでよく耳にする「東京ブギウギ」は鈴子のモデルの笠置シヅ子さんの歌だったんですね。名曲だとあらためて感じました。
加えて「東京ブギウギ」の作曲家・服部良一さんの孫・服部隆之さんがドラマ全体の音楽を担当されています。ただのドラマではなく、いろんな人たちの想いがのっかった作品だと思いました。
服部良一さんをモデルとする羽鳥善一(草彅剛)がスズ子をとても優しい目で見つめていたのが気になります。好意がありそうな気がします。もしかしてスズ子の子供の親は羽鳥なのでしょうか。しかしキャストではスズ子の相手役は水上恒司さんなので、のちのち理由が明かされていきそうですね。
実家の銭湯の雰囲気もめちゃくちゃいいですよね。母・ツヤが義理人情と言ってアホのおっちゃんをタダで入れていましたが、現在はこういった人情がほとんどなくなってしまったと思います。
不自然な平等主義ではなく、みんなが義理人情でうまく支え合っている古き良き日本が描かれていると思いました。
銭湯・花屋で働くゴンベエ(宇野祥平)さんが記憶をなくしている設定も気になります。サスペンス的な要素もありますね。
第2話ネタバレ感想(2023/10/03放送)
鈴子は、母・ツヤから「アホのおっちゃんが銭湯のはじめての客で、看板を作ってくれた」と聞く。その後ぼちぼち客が入り始め、そのとき受けた恩を返したいからいつもタダで入れているという。
鈴子はタイ子から受けた恩を思い出した。1年生で引っ越してきたときにタイ子が仲良くして心が救われたのだ。
タイ子の家に行くとお父ちゃんが久しぶりに来ていたらしかった。
鈴子はタイ子がクラスメイトの松岡が好きなのを知っており、告白を手伝うことに。勝手に恋文を書いた。
おせっかいにうんざりしたタイ子は「もうやめて」と言った。「芸者の子、妾の子」とひやかされるのが嫌なのだ。
鈴子は母・ツヤに相談。ツヤは「人には本当に嫌なことがある」と言った。
翌日、鈴子はタイ子に謝り仲直り。2人は六郎を連れて神社の祭りへ行き、わた飴を食べた。
鈴子はタイ子から花咲少女歌劇団について教えてもらい、屋台のブロマイド写真を見る。
「歌って踊ってるだけで暮らせるんや。」と衝撃を受けた。
第2話おわり
2話の感想
鈴子に優しく諭すツヤ。そしてなんといってもドアの裏で2人の話を聞いている父・梅吉の存在にあたたかさを感じ、心がほっこりしました。盗み聞きは良くないかもしれないですが、梅吉が妻と娘をどれだけ気にかけているかが伝わってきます。
また、12年前にツヤが鈴子に子守唄を歌っている回想シーンで、双子の武一もそばにいるのが少し怖いですね。後ろにいた女性の表情もいぶかしげでしたし、武一の死は体が弱いだけが原因じゃなかったのかもしれません。
第3話ネタバレ感想(2023/10/04放送)
神社の帰り、鈴子とタイ子は松岡たちとバッタリ会う。六郎がタイ子が松岡を好きだとバラしてしまった。
松岡の友達たちが「芸者の子〜、妾の子〜」とひやかす。鈴子は激怒してつかみ合いになった。
タイ子は「なんで芸者や妾の子はあかんの!」と叫んだ。そして「松岡はウチがおもらししたときに『俺はウンコ漏らしたから気にするな』とかばってくれたから好きだ」と続けた。
松岡は「ごめん。好きな子おる」と言った。
鈴子は怒るが、タイ子は「義理はじゅうぶん返してもらった」と鈴子に礼を言う。
元号が昭和に変わり、鈴子は進路に悩む。タイ子は女学校にいくらしい。
鈴子はお風呂屋で働こうと思っていたが、、「花咲へいけば?」というタイ子の言葉も気になった。
母・ツヤに相談すると、「これやと思うことで生きていけ」と言われる。鈴子は担任の先生が描いてくれた歌う鈴子の絵を眺めた。
第3話おわり
第3話の感想
またツヤは若い頃に海外に行きたいと思っていたみたいですが、鈴子が未来で海外の音楽・ブギウギで花咲かせることに繋がっていますね。緻密なストーリーだと思いました。
第4話ネタバレ感想(2023/10/05放送)
ゴンベエは鈴子の歌を聞くと母のぬくもりなどの記憶を思い出すような懐かしい感覚になると言った。
風呂掃除をしながら歌う鈴子は自分は歌と踊りが大好きだと確信。
梅吉とツヤに花咲に行きたいと言う。2人は大賛成した。
試験当日、見送る梅吉の緊張が鈴子に移る。それでも鈴子は歌や踊りで実力を見せつけた。
しかし結果は不合格。鈴子はツヤの腕の中で涙した。
第4話の感想
ツヤと梅吉の回想では実家の香川でお産をすませて帰ってきたツヤが赤子を2人抱いているのを見て、梅吉が「双子だった?」とたずねます。ツヤは「ちがう」と答えていました。
双子でないのに子供が2人。鈴子の出生には秘密が隠されています。
1週の最終話・5話ネタバレ感想(2023/10/06放送)
花咲に落ちた鈴子は母・ツヤや梅吉に「かんにんな」とあやまる。
梅吉は鈴子本人以上に感情を感情を爆発させて悲しみ、ツヤに家から追い出された。
鈴子は風呂に入りながら涙を流す。
翌日、布団から起きない鈴子を梅吉が抱えあげて、「梅丸少女歌劇団を観にいこう」という。
梅丸は映画館での上映の間に公演(レビュー)を行なっている。梅丸の華やかな舞台をみた鈴子は衝撃を受け、「梅丸の試験を受けたい」と言った。
翌日、試験を受けるために意気揚々と飛び出していく鈴子。しかし、梅丸の養成所に着くと試験は昨日だったことがわかった。
鈴子は試験を受けさせてくれと必死に頼む。やってきたツヤも一生懸命おねがいをした。
「部長の林が1曲だけ歌ってみろ」と言う。鈴子はすばらしい歌声を披露した。
林は「どうせ欠員が出るから入れてやれ」と言う。
鈴子とツヤは歓喜した。お風呂屋に帰るとき梅吉やお客さんがみんなよろこんでくれた。
第5話 終わり
第5話の感想
梅吉が鈴子が落ちたと聞いたときに後ろにゴンベエが立っていたのですが、彼の立ち姿が悲しく、鈴子の不合格を残念がっていることがわかります。人物の構図と仕草だけで感情が伝わってきますね。
来週から第二章。より波瀾万丈な展開が待ち受けていそうです!
2週 第6話ネタバレ感想(2023/10/09放送)
梅丸少女歌劇団(USK)に研究生として入学した鈴子。
教育係は橘アオイ(翼和希)だった。鈴子たち新入生は、返事や掃除からたたき込まれる。
午後は鈴子たちのレッスン。鈴子は日本舞踊はできたが、バレエは初めてで全くできなかった。
疲れ果てて家に帰った鈴子を両親が迎えてくれる。お客さんと話し、鈴子はすぐに元気になった。
鈴子は金持ちの白川幸子と友達になった。幸子は夕方の洗濯中に帰宅する桜庭辰美を好かなかった。
USKが映画の合間にレビューをする。鈴子は大和踊りに釘付けになった。
大和は本番が終わった後も自主練をしている。東京の家族に反対されて梅丸にやってきたらしい。鈴子は大和のように輝くと決心した。
第6話の感想
USKの「泥臭く」という標語がいいですね。鈴子の今後の人生を表現しているような気がします。
先輩に話しかける時は「私は〇〇と言いますが、今話かけてよろしいでしょうか」と前置きが必要なのも歌劇団っぽい。(宝塚もこんな感じで厳しいらしいですね。)
六郎が亀にあげた牛乳をアホのおっちゃんと鈴子が飲んでいるのが笑えました。
第7話ネタバレ感想(2023/10/10放送)
鈴子の同期たちは厳しい練習に耐えられなくなり、USKの研究生は1カ月で3人に減った。
鈴子は部長の林から、「辰美の家が貧乏で、畳屋の仕事を手伝っている」と教えられた。
鈴子は自分は恵まれていると思い、大和を見習って練習後に自主練を励む。
鈴子はツヤに弁当を2つ作って1つを辰美に渡す。しかし貧乏をバカにされていると思った辰美は怒って受け取らなかった。
タイ子と久しぶりに会った鈴子は、「弁当を辰美に渡して、また図々しいことしてしまった」と話す。
タイ子は「鈴ちゃんの余計なお世話がいつか人を助ける。余計なお世話がなければ鈴ちゃんらしくない」と言った。
幕間の道具の準備を鈴子たち練習生が担当することになった。しかし本番直前で幸子が橘が使う羽根を忘れたことに気づく。
橘は羽根なしで踊った。
本番後に橘にこってり怒られた鈴子たち。しかし幸子は意外に飄々(ひょうひょう)としている。
幸子と辰美は険悪なムードになり、つかみ合いの喧嘩をはじめた。
第7話 終わり
第7話の感想
いつもマムシの生き血を飲んでいる部長の林がいいキャラだと思いました。
あと今回は、ツヤと梅吉が鈴子のことを褒めているときに、六郎が「2人とも親バカやなあ」と言っていたシーンが好きでした。六郎の存在感がすごいです。
第8話ネタバレ感想(2023/10/11放送)
幸子と辰美が喧嘩し、鈴子は1人で掃除をするはめになる。
鈴子は1人で自主練している大和に今日のミスを謝った。
大和は「1番迷惑をこうむったのはお客様だ」という。大和は鈴子の足の傷を見て、「バレエはひたすら反復練習。足首にまいて練習して」と布をくれた。
梅吉は鈴子に感化されてまた映画の台本を書くことを決意。
梅丸の大熊社長は、3カ月後の12月3日にUSKの単独公演を決定。大和や橘は泣いて喜んだ。
林部長が、「鈴子、幸子、辰美の中の1人だけを単独公演でデビューさせる」と言った。
鈴子は「3人で切磋琢磨しよう」と言うが、幸子に「あんたは甘い」と言われる。
鈴子はデビューできるように猛特訓を開始した。
掃除のとき、鈴子は幸子たちに「デビューまでは口をきかない。梅丸愛は2人に負けない!」とライバル宣言をする。
次の瞬間、鈴子は床に倒れた。
第8話 終わり
8話の感想
大和と鈴子の先輩後輩のエピソードが美しかったですね。橘が劣等生だったというのも驚き、彼女も相当努力を重ねたのでしょう。
さて、倒れた鈴子は大丈夫なのか!?あと今日は六郎が出なくて寂しかったです。
第9話ネタバレ感想(2023/10/12放送)
倒れた鈴子はアツアツが口癖の医者から百日咳と診断される。稽古も3カ月は休まないといけないらしい。
鈴子は悔しがった。ツヤはデビューはまたできると言う。
鈴子は桃が食べたいと言った。ツヤは八百屋を探し回るが季節外れなので桃はない。
ゴンベエがどこからか桃を持ってきた。鈴子は喜んで食べる。
アホのおっちゃんが六郎に「おまえは河童の子で、鈴子はクジラの子だから本当の姉弟じゃない」と言う。六郎はショックを受けた。
鈴子の熱は下がり、元気になった。百日咳じゃなくてただの風邪だったようだ。
幸子と辰美がお見舞いにくる。鈴子は病気のフリをして二人を仲直りさせようとした。
六郎と医者が部屋に入ってきて、「鈴子はただの風邪で、もう治ってる」と暴露した。
鈴子は幸子や辰美と一緒に風呂に入る。3人は笑い合い、絆が深まった。
第9話 終わり
9話の感想
ねーやんを心配する六郎が可愛かったですね。アホのおっちゃんは冷やかしで姉弟じゃないと言ったのですが、ツヤは本気で怒っていたのでやはり出生に秘密があるのでしょう。
あと、ゴンベエはどこから桃を持ってきたのか!?記憶にございませんって自虐の記憶喪失ギャグが笑えました。
ゴンベエは仏像を完成させました。どんな願いが込められているのでしょうか?鈴子に伸び伸び育ってほしいと願っているのかもしれませんね。
2週の最終話・10話ネタバレ感想(2023/10/13放送)
鈴子は稽古に復活し、幸子と辰美と3人で仲良く切磋琢磨した。
林が「3人デビューできる。ただし雫の役だ!」と告げる。鈴子たちは大喜びした。
家に帰った鈴子は、ツヤに「笑う門には福来るという意味で、福来スズ子」と芸名を考えてもらった。
ついに梅丸の単独公演の日。大和はスズ子に口紅を塗ってはげました。
スズ子たち3人は雫の役を全力でやり切る。単独公演もデビューも成功した。
それから6年。スズ子は一人前のレビューガールに成長していた。
第10話 終わり
第10話の感想
2週目最終回の10話のラストで、スズ子が趣里さんに子役のキャストも変わりました。しかし来週からは大恐慌とストライキ編…。波乱万丈な展開の幕開けです。ドキドキしますね。
3週・11話ネタバレ感想(2023/10/16放送)
梅丸少女歌劇団は大人気になり、すべてが単独公演になる。
大和と橘はもちろん、リリー白川も色気があると人気になっていた。リリーは男も切らせたことがない。
スズ子は教育係として新人たちをしっかり指導するいっぽう、自分には個性や武器がないと悩んでいた。
次回から大和が演出を担当することになり、稽古がいっそう激しくなる。
花咲から移籍してきた秋山美月は先輩たちを追い抜くほどの才能があった。秋山は先輩の桜庭にダメ出しをする。桜庭は落ち込んだ。
スズ子は練習室に行くと、大和と橘が練習方針のことで口論していた。
大和は個性はいつか見つかるとスズ子をはげます。
第11話の感想
新章スタート!梅吉とツヤは相変わらず親バカで、梅吉がスズ子のブロマイドを風呂の客に売ろうとしているのが微笑ましかったです。
レストラン「フクロウ」のスタッフ役でジャルジャルの2人も出ていましたね。レトロな雰囲気のレストランが素敵でした。この時代の雰囲気を味わってみたいなあ。
12話ネタバレ感想(2023/10/17放送)
スズ子は自分にダンスの才能がないことに落ち込んでいた。
桜庭は練習で大和から「秋山(後輩)をお手本にして」と言われて落ち込み、翌日の練習を休む。
白川は、ピアノの股野が大和のことが好きなのを見抜いた。
ある日、秋山が新人に「才能がないならやめろ」と説教している。
スズ子は後輩たちを慰める。
秋山をレストランに誘って理由を聞くと、「努力しろと言っただけ。一緒に花咲に入った子が事故で踊れなくなったから余裕がある人が許せない」と言われた。
家に帰ると芸者見習いになったタイ子がおり、脚本を書こうとしている梅吉からいろいろ質問を受けていた。
梅吉は自分の映画の脚本について。「才能がないのに続けることが偉いだろ」と言った。
スズ子は家でもダンスの練習を続ける。
第12話の感想
才能、才能!ってかなりキツい言葉が飛び交っていますね。確かにプロの世界は努力だけがどうにもならない部分があるのでしょうけど、10代でその事実を突きつけられるってしんどいでしょうね。
13話ネタバレ感想(2023/10/18放送)
大和は「みんなで息を合わせて足をあげるラインダンスをやりたい」と提案して指導にはげむ。
翌日、桜庭和希がやってきてスズ子と白川に「辞めたい」と話した。
スズ子が家に帰ると、梅吉がまた脚本で落ちたと悪酔いしている。
梅吉は和希の話を聞き、「好きなことを辞めるのは勇気がいる」と話した。
梅吉も脚本をあきらめたいけどツヤが許してくれないらしい。ツヤは何馬鹿なこと言ってるんだ?と梅吉をしかった。
スズ子はロッカーで歌う。それを聴いた大和は、「その歌がいつか武器になるかもしれない」と言った。
和希がやっぱり辞めると言ってやってきた。
大和は引き止めようとするが、「スズ子は辞めたらええ」と言い、自身も後輩に抜かれるのが悔しくて仕方ないが好きだからやめられないと続けた。
和希が「私だって踊りは好きだし辞めたくない」と叫んだ。スズ子と和希が泣き合う。大和が誰も辞めさせたくないと言った。リリーや橘たちも集まってやってきてみんなで涙を流し、ラインダンスの練習をする。
いっぽう、林部長は社長から人員と賃金の削減を聞かされて驚いた。
第13話の感想
スズ子が和希に言った「辞めたらいい」というセリフが印象的でした。小学校の頃のスズ子だったら、また辞めさせないようにへんなおせっかいを焼いたかもしれません。
あとは梅吉が脚本について「ツヤがやめさせてくれない」と言っていたのも深い。ツヤが普段なんと言っているかわかりませんが、ツヤが梅吉を信じてすごく期待しているのは事実なのでしょう。
13話は心に残るエピソードだったと思います。
14話ネタバレ感想(2023/10/19放送)
社長の決定で梅丸団員の給料は三分の二に減らされることになった。楽団員や新人数名が解雇されてしまう。
梅丸に戻ってくる決意をした和希だったが、減給の件で「金銭面が厳しいからやっぱり辞める」と言った。
大和は絶対許さないと憤り、団員たちの要求を書いた嘆願書を会社に提出。
「レビューガールたちの戦い」「桃色争議」の見出しが新聞で踊った。
スズ子たちのところへ梅丸本社の人間がやってきて、「労働争議を辞めてくれれば、一時金を払う」と言った。スズ子は激怒した。
翌日、ピアニストの股野が一時金を受け取ったことが発覚。
大和は団員同士を分断させようとする会社のやり方に激怒し、「もうストライキしかない!」という。
橘は「お客さんのことを考えろ!「とストライキを真っ向から否定した。
第14話の感想
給料三分の二って減りすぎでしょ…。みんなが怒るのもわかります。生活できませんから。
ただ、会社がどれくらいピンチなのかわからないのでなんともいえない部分もあります。
社長も本当は劇団を応援しているはずですし、難しい決断ですね。世知辛い回でした。
3週の最終話・15話ネタバレ感想(2023/10/20放送)
橘は大和に「ストライキとお客様どっちが大切なのか」と問いかける。
股野は梅丸をクビになったら後がないため、ストライキはできないと謝罪。
家に帰ったスズ子はツヤに相談する。ツヤは「あなたの意見を尊重する」と言った。
スズ子はなぜ梅吉の脚本をやめさせないのか聞いた。ツヤは「女子の意地や」と答える。
大熊社長の部屋に大和が乗り込む。スズ子も部屋に怒鳴り込んできた。大熊は勝手にしろと言う。
大和はストライキを決断。止める橘の横を通って行った。
大和、スズ子、リリー、秋山たちはストライキのために山寺にこもる。
15話の感想
大熊社長の目に光が見えたので、彼にとっても苦渋の決断だったのでしょう。
あとは橘は大和ことを好きなのかもしれませんね。だからこそ、劣等生から男役の花形にまでのぼりつめたのでしょう。
橘は大和に想いを告白しようとしていたようにも見えました。大和が去って、強かったはずの橘がはじめて泣き崩れる。胸が熱くなりました。
4週・16話あらすじネタバレ(2023/10/23放送)
スズ子たちが山寺にこもって1週間が経過。桃色争議と呼ばれて世間から注目された。
スズ子たちは寺の掃除だけでなく稽古もしっかりこなしていた。
リリーの父親や秋山の母がやってきて「世間様に迷惑かけるな。早く帰ってこい」と言う。
ツヤと梅吉は食べ物をたくさん持ってやってくる。ツヤたちの雰囲気に呑まれ、みんなで和やかに食事をした。
食事のあとは稽古を見てもらう。
いっぽう、梅丸劇場にはお客さんたちが詰めかけており、股野や橘、林が謝罪をしていた。
練習場では橘が股野に、「信念がない生き方でいいのか!?」と声を荒げていた。
股野は「橘さんも大和のこと…」と言いかけてやめた。
林は大熊社長に「大和は子供じゃない」と言った。
大熊は15年前に大和が入団した時のことを思い出す。
16話の感想
相変わらずツヤと梅吉はパワフルでいいですね。
店の前でストライキのことを聞かれた梅吉は「おなごの意地を知らんのか?勝負は見えてる」と言っていましたが、これはツヤのことでしょう。
あとはやはり橘は大和ことを好きなようですね。その時代に女性が女性に告白するのは許されないので股野にはっぱをかけたのだと思います。
17話ネタバレ
スズ子たちは、山寺での稽古の合間にみんなで遊ぶ。
大和はスズ子に、「バレエの先生が大熊社長と知り合いで梅丸に入ることになった」と当時の思い出を語った。
股野は橘や大和決意を受けて金をもらって梅丸に居座ろうとした自分の行動が恥ずかしくなり、退社を決断。
山寺の大和に会いに行き、梅丸をやめること、オーケストラを目指すことを話した。そして大和に「好きだ」と告白。
大和は「またいつか会える」と言った。
大熊社長は部長に、「団員の要求をのむ代わりに大和を退社させる」と伝える。
17話の感想
股野が大和に告白する初々しいシーンが素敵でした。
大熊社長は大和の親代わりでした。2人の絆は固いはず。しかし責任とケジメのために退社させるなんて…。大和を思うとやるせないですが、当時はそんな風潮だったのかなあ?切ない…。
18話ネタバレ
スズ子たちは「ストライキの要求が受け入れられた」と林部長と橘から聞かされ、大喜びで山を降りる。
ツヤや梅吉も喜んだ。
後日、スズ子たちは「大和と橘が責任をとって辞める」と聞かされる。スズ子はみんなの前で会社への不満を怒鳴り散らし、橘にビンタされる。
スズ子は落ち込んだが、後輩や和希たちが戻ってきたことで元気を取り戻した。
公演の幕が上がり、スズ子たちは大和が考案したラインダンスを披露する。
18話の感想
大和と橘の退団が残念すぎて朝から元気が出ませんでした。
ラインダンスのときのスズ子たちのハイレグ衣装が思ったよりセクシーで、朝から大丈夫?とかちょっと思っちゃいました。
19話ネタバレ
ストライキから1年後の昭和9年(1934年)。
作曲家の羽鳥善一(草彅剛)がジャズ音楽をやるために東京行きの列車に乗った。
六郎は自分の顔がスズ子と似てないことから、やはり本当の姉弟ではないのでは?と疑問を抱いた。
香川にいるツヤの妹・タカから手紙が届いた。白壁さんと呼ばれる地主・治郎丸和一が梅丸のファンらしく、スズ子に息子の葬式に来てほしいらしい。
梅丸の練習は1週間休みだ。
スズ子はツヤに葬儀に出てくれと言われ、六郎と2人で香川へ旅立った。
4週の最終・20話ネタバレ(スズ子は養子?)
ツヤの妹のタカ、その母(スズ子の祖母)トシ、梅吉の弟・松吉と妻・ユキがスズ子と六郎を出迎えてくれた。みんなで一緒に食卓を囲む。
翌日、スズ子たちは地主・治郎丸和一(石倉三郎)の息子・菊三郎の葬儀へ。
酒の席になり、治郎丸はスズ子に踊ってくれという。
スズ子が華麗な動きを見せると、治郎丸も立ち上がる。そして止める妻に向かって「孫と踊って何が悪い!」と叫んだ。
スズ子はその発言に驚愕する。
叔母のタカはスズ子に「あなたはここの家の子。隠しててごめん」と言う。
スズ子は茫然自失となった。
20話の感想
とうとうスズ子がツヤと梅吉の実の子供でないと明らかに。アホの六郎のほうでなくスズ子が養子でした。
突然事実を知ったスズ子は果たして立ち直れるのでしょうか?
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