映画『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』(Brahms: The Boy II)は、ケイティ・ホームズ主演の超つまらないホラーです。ある屋敷に移り住んだ親子。息子がおかしな人形ブラームスの声を聞くようになって悲劇が繰り返されます。
作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけネタバレ感想・酷評、ラストオチのネタバレ考察を知りたい人向けに記事をまとめています。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目からどうぞ)
作品についての視聴者アンケートも投票お願いします↓
映画『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』作品情報・キャスト
原題:『Brahms: The Boy II』
ジャンル:ホラー
監督:ウィリアム・ブレント・ベル
脚本:ステイシー・メニヤー
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
映画『ザ・ボーイ人形少年の館』は、ウォーキング・デッドのローレン・コーハンが出演している!ということで視聴してみた。 まあまあのホラーサスペンス作品だったので、あらすじをネタバレありで解説し、何が伏線になっていたか考察してみた。 […]
その他の登場キャラ・キャスト
©︎IMDb
母・ライザ|cast ケイティ・ホームズ(『バットマン・ビギンズ』)
息子・ジュード|cast オウェイン・イオマン
父・ショーン|cast クリストファー・コンヴェリー
隣人・ジョセフ|cast ラルフ・アイネソン(『ゲーム・オブ・スローンズ』のダグマー役、『ウィッチ』)
映画『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』ネタバレなし感想・あらすじ・見どころ・海外評価
©︎IMDb
あらすじ:ライザ(ケイティ・ホームズ)とジュードは、ショーンの留守中に強盗に入られます。ライザは殴られて失神し、ジュードはパニック。その後、ジュードは失語症になり、ライザは悪夢にうなされるようになりました。ショーンはしばらく別の土地で暮らすことを提案し、屋敷の離れを借ります。母屋の大屋敷は封鎖されていました。主人たちが自殺し、引きこもりの男性が2人を殺害した事件があったのです(シリーズ1作目の内容)。しかしライザたちはそんなことに気づいていません。ジュードは幻聴を聞くようになり、森に埋められていたブラームス人形を掘り出して、いつも一緒にいるようになります。ライザは人形とジュードを引き離そうと考えますが奇妙な出来事が次々に起こり…。
前作を見ていたので本作パート2を興味本位で見てみたら大失敗。
そもそもサスペンスホラーなのにスリルが全然なく、ブラームス人形がちょっと怪しい…みたいな展開が引っ張られてうんざり。
心が広すぎる人かB級ホラーマニア以外は視聴を控えた方が無難です。
かなりの確率で1時間半が無駄になるでしょう。
海外レビューサイトの評価ではRotten Tomatoesの批評家評価が100%中なんと11%。超低いです。
おすすめ度 | 18% |
怖さ | 25% |
ストーリー | 32% |
IMDb(海外レビューサイト) | 4.7(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家11% 一般44% |
※以下、映画『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』ネタバレ感想・評価
まず、まあまあ面白くなかった前作『ザ・ボーイ 人形少年の館』に続編があると知った時点で、「ホラー映画ファンって心が広い人が多いんだなあ」と、なま温かい気持ちになりました。
そしていざ『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』を観はじめると、その気持ちが怒りに変わってくるのです。
映画の内容より駄作の負の連鎖に驚愕です。
「つまらない・怖くない・内容が薄っぺらい」と三拍子そろった駄作の極み!
つまらないまではまだ許せます。けど、そもそもホラーなのに怖がらせようとするシーンが少なく、怖くもないという…。やる気を疑うレベルです。
あと個人的に笑ったのが、ブラームス人形をネットで型番検索すると過去の事件の情報が載っているというくだり。
監督ウィリアム・ブレント・ベル、脚本ステイシー・メニヤーのコンビは前作から変わってないんですよね。あまり個人に向かって文句を言いたくはないですが、本作を観賞後に彼らにどうしても言いたいことが2つ出てきました。
- わざわざ駄作に続編を作るな!
- どうしても続編を作るなら、せめて前作より面白くしてくれ!
今回は届かぬ願いでした。次回『ザ・ボーイ3』が制作されないことを祈りましょう。
それでも作られるなら…やっぱり見ちゃうと思います。信じる心や希望は捨てきれません。
ひどすぎるラスト結末考察(ネタバレ)
©︎IMDb
(前作・人形少年の館のオチネタバレを含みます)
ラスト結末は、
- 隣人ジョセフもブラームスに呪われている
- ブラームス人形の呪いは超常現象として実在
- パパ・ショーンが人形を砕いたら肉の塊になって復活
- ジュードが焼却炉で燃やす
- 一件落着。立ち直ったかと思われたシュードはまだブラームスに支配されており呪いは解けていない
という流れ。
人形の呪いは大昔からあって、前作ヒールシャー家の悲劇の前にも子供が人形の呪いで家族を殺してきた事件がいくつもあったという超常現象が本当にあったパターンでした。
前作の、実はブラームスは本当にいて、壁の中で暮らしていた!という幽霊が実在しないパターンがミスリードになっているんですね。
きっと監督たちは「めっちゃ面白かった第1作をみんな見てくれただろう」とニヤニヤしながら、ザ・ボーイ2のオチを考えてまたニヤニヤし、出資会社に相談したところ企画も通って意気揚々と作り始めたのでしょう。
「前作を見ている人はみんな騙されるぜ!」と高をくくって制作した結果、そこに至るまでの過程が全く怖くなく、さらにねりにねられたオチも滑ってます。
不思議な力で人形が再生かと思いきや、グロテスクな肉がくっついている。というアイデアは良かったです。ギャグとしては。
最後のまとめ
映画『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』は、面白くない前作からさらにパワーダウンした超絶駄作でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『ザ・ボーイ2 残虐人形遊戯』レビュー終わり!