Netflix『ウィンクスサーガ:宿命』全話ネタバレ感想・評価!登場人物・ブルームの正体やバーンドワンを解説

  • 2024年3月24日

Netflixオリジナルドラマ『ウィンクスサーガ:宿命』(原題:Fate: The Winx Saga)を鑑賞。

女子たちが学園で青春しながら、自らの宿命に立ち向かっていく過程や謎が楽しめた。簡単にいうとハリーポッターの女子版!

イタリアの人気アニメ『ウィンクス・クラブ(Winx Club)』がもとになっている。

ネタバレあらすじや、各話の感想・考察を紹介し、ドラマ全体のまとめ解説をしてみました。

敵からも味方からも注目されたい女子の心理的欲求をみたすファンタジーの佳作!

Netflix『ウィンクスサーガ:宿命』の考察・評価・解説まとめ

ウィンクスサーガの主人公ブルームと友達のアイシャ、ステラ、テラ、ミュサ

ティーン向けの魔法ファンタジーである『ウィンクスサーガ:宿命』だけど、気になる謎が多く散りばめられていて楽しめた。個人的な評価は80点かな。

イケメン男子スカイも、怪物バーンドワンも、ウィッチも、みんな最強魔法女子・ブルームを狙って争いに巻き込まれている

みんなから注目されたい!世界の中心にいたい女子の心理を見事に表現していると感心した。

敵も味方も私を見ている!こと以外は、親との決別のテーマが顕著だった。

ブルームは親にコンプレックスを持っていたし、スカイやステラに至っては親が敵になる状況だ。親から離れて自分の力で生きたい!というだれもが持つ葛藤・願望をわかりやすく描いている。

『ウィンクスサーガ:宿命』は続編やシーズン2もまだあるだろうから、楽しみ!

ウィンクスサーガ 登場人物/キャスト

ブルーム/アビゲイル・コーウェン

ブルーム/アビゲイル・コーウェン

ブルームはカリフォルニア出身のネクラ系女子。炎の魔法を使う。

家に引きこもりがちだったが、ダウリング校長によって妖精訓練学校・アルフィアに入学。

代表作は、Netflixオリジナルドラマの魔法アドベンチャー『サブリナ: ダーク・アドベンチャー』(ドルカス役)。

ステラ/Hannah van der Westhuysen

ステラ/Hannah van der Westhuysen

ステラはブルームのルームメイトでソラリア国の王女。情緒不安定でちょっと意地悪な女子。光の魔法を使う。

スカイと付き合っていたが、連絡せず自然消滅気味。

母であるルナ女王を恐れている。

アイシャ/プレシャス・ムスタファ

アイシャ/プレシャス・ムスタファ

ブルームのルームメイト。真面目で水泳大好き女子。水の魔法を使う。ブルームの悩みを真剣に受け止めてくれるいいやつ。

テラ/エリオット・ソルト

テラ/エリオット・ソルト

ブルームのルームメイト。おしゃべりなぽっちゃりで、植物の魔法を使う。いつも笑っているように見えて、結構怒りを溜め込んでいる。

ミュサ/エリシャ・アップルバウム

ミュサ/エリシャ・アップルバウム

ブルームのルームメイト。人の心を読むマインド魔法を使う。心を読みすぎて疲れるため、ヘッドホンで音楽を聞いていることが多い。テラの兄・サムに心惹かれる。

ビアトリクス/セイディー・ソーヴラル

ビアトリクス/セイディー・ソーヴラル
何かを企むビッチ系女子。雷の魔法を使う。

スカイの友だち・リヴィンと寝て彼を利用している。

スカイ/ダニー・グリフィン

スカイ/ダニー・グリフィン

戦死した英雄・アンドレアスの息子で、イケメン戦士。正義感が強く、どう行動するべきかたまに悩んでいる。ブルームのことが気になる。

若手イケメン俳優ダニー・グリフィンは、ガイ・リッチー監督の映画『ジェントルメン』でロシア人青年アスラン役で出演。

バーンドワン

バーンドワン(Burned One)は、皮膚が焼けてただれた怪物。すばしっこい上に戦闘力も高く、人間や家畜を襲う。

何体もいて、元々は人間だったが何者かの力で怪物に変形させられてしまった。

1話『水辺と森のある場所へ』

第一話 主人公ブルーム

ブルームはカリフォルニアから、ダウリング校長に見出されてアザーワールドの妖精学校・アルフィアに入学。

ツンツン女子のステラ、植物大好きでぽっちゃりなテラ、運動好きのアイシャ、人の感情が読めるミュサなどのルームメイトと寮で生活をすることになる。

ブルームは炎の魔法を使いこなすため、バリアの外に出て感情のコントロールを練習。しかし火が大きくなりすぎて、近くの堀で泳いでいたアイシャが駆けつけ水の魔法で消しとめた。ブルームは以前自宅に火をつけてしまい、母親が大火傷を負ったことを語った。

ステラは元カレのスカイがブルームを気にしていることに嫉妬し、ゲートウェイリング(指輪)を渡す。家が恋しくなったブルームは、それを使ってカリフォルニアの家の近くにある自分が夜寝ていた倉庫に行った。しかし、怪物・バーンドワンが現れ指輪を落としてしまう。

ダウリング校長が駆けつけて、魔力でバーンドワンを捕らえる。

夜、ビアトリクスという女子が、納屋に捕らえられたバーンドワンを解き放っていた。

1話の感想・考察

10代向けの魔法ファンタジーという感じなのだけど、女子たちにそれぞれ個性があって面白い。

主人公のブルームが「家に火をつけないように夜は近くの倉庫で寝てました」ってところにとってもロマンを感じた。

親が12時に寝るとしたら、1時くらいに家を抜け出して倉庫に行き、6時くらいに起きて、親が起きる前に家に帰る感じだろうか。変人すぎるだろ!

2話『ここに来たらみんな仲間』

第二話 アイシャ

魔法には、土・植物をつかさどるアース、水や分子を操るウォーター、心を操るマインド、風や雷を操るエアなどがあった。ブルームは授業のあとでダウリング校長に、「アイシャからチェンジリング(復讐のために人間界に預けられた妖精の子ども)の話を聞いたが、自分がそれなのか?」と質問すると、その通りだと返された。

一方、ビアトリクスはリヴィンと男女の中になり、彼を利用して校長室に忍び込んでいた。

ステラは世界を移動できるゲートウェイリング(指輪)がバーンドワンに取られたと知り激怒。ルームメイトたちは納屋に行くが、近くに兵士たちの死体が散らばり、シルヴァ先生が傷を負って感染していた。テラは治療薬ザンバックを飲ませる。

ブルームを狙ってバーンドワンが襲ってくる。炎で攻撃し、アイシャが水で投げ飛ばして木に突き刺し、その個体は死亡。体内に入り込んでいた指輪を取り出した。

2話の感想・考察

真剣な会話の最中も、みんなラインしてるのが現代風で面白い。緊張感はないけど(笑)

3話『人間の希望の重み』

ブルームはベッドで白目になり、生まれたばかりのときに刻み込まれた記憶を思い出していた。

夜、生徒たちは兵器庫でパーティーを開催。ブルームは酒を飲みながら倉庫で記憶に出てきた女性の写真を見つけ、校長のところに行って尋ねる。すると写真の女性はロザリンド元校長で、すでに死んでいると言われた。

ビアトリクスは校長室に忍び込んで、協力関係にある秘書のカラムをバリアに激突させて解いた後、奥の隠し扉から下へ降りていく、そこには白い光に包まれたロザリンドが眠っていた。部屋から出たビアトリクスは、電撃でカラムを粉微塵に殺害。

スカイは、育ての親・シルヴァ先生を襲ったバーンドワンを殺さないと、感染した彼は死ぬといてもたってもいられず森へ向かう。ブルームが感じる気配を頼りに森へ入り、彼女のラインを見たルームメイトたちも集まってくる。みんなで襲ってきたバーンドワンにダメージを与え、スカイが剣で刺し殺した。

危篤だったシルヴァ先生は元気を取り戻す。

3話の感想・考察

英語のラインのテキストを見るとバーンドワンはBurned Oneと書いてあるので、直訳すると焼かれたヤツとなる。確かに焦げた見た目だ。

ビアトリクスはカラムを跡形もなく粉微塵にしてたけど、死体が出ないから殺人にはすごい便利だなと思った。

4話『傷ついた天使』

ダウリング校長たちは、カラムが部屋に侵入した犯人だと考えていたが、テラの父・ベンが魔法で痕跡を蘇らせ、カラムが殺されていたことを知る。

ステラの母でソラリア国のルナ女王がやってきて、事件を重くみて校長を叱責。ステラを連れて、車で家に帰る。

ブルームは自分の母親を探しに今は使われていない東棟へ入る。するとビアトリクスも来て、二人は鍵のかかった奥の軍司令室へ侵入。ビアトリクスは、アスター・デルという町が手掛かりになると言って、車を盗んでブルームをその場所まで連れて行く。

彼女は、「アスター・デルはバーンドワンの群れを殺すときの囮として使われて、市民たちは殺害された。自分はその生き残りだ」と話し、そしてブルームの母親もこの町の人間ではないかと続ける。

スカイは、ビアトリクスがカラムを殺した犯人だと推測して先生たちに伝えた。

ブルームたちは帰り道でダウリング校長たちに捕まり、ビアトリクスは捕縛される。

ミュサはテラの兄・サムと付き合いだし、彼女に報告して祝福された。

4話の感想・考察

ビアトリクスが悪いのか、ダウリングたちが市民の命を犠牲にした過去があってそれを隠しているのか?真実が二転三転して面白い!

5話『真実の中に消えていくもの』

ビアトリクスは檻に入れられた。ブルームは見張りのデインに通されて中に入る。ビアトリクから飾りに魔力を込めてきてくれと頼まれた。

ブルームが魔力の石の近くで飾りを出すとスカイがやってきた。彼はシルヴァ先生から監視しろと命令されていると真実を話す。二人はキスをするが、スカイは鎮静剤で眠らされた。

兵士のマルコがバーンドワンに傷を負わされ学園に帰ってきた。残ったノーラたちは全滅し、携帯の画面に複数のバーンドワンが映る。

ブルームは校長にアスターデルのことを尋ねると、16年前ロザリンドは人々を避難させたと嘘をつき、町を魔法で爆破してバーンドワンの群れごと殺害したと言って涙を流す。

テラとアイシャはデインを尋問し、アスターデルのことやブルームがビアトリクスを開放しようとしていると知る。ブルームはビアトリクスを開放して校長室に向かう。テラやミュサもサポートすると言った。

作戦通り、秘密裏に学校に戻ってきたステラ(親の支配が嫌だった)がバリアにビアトリクスを押し付け、彼女は動けなくなる。4人は奥へ進み、ブルームは封印されたロザリンドの前に立った。

5話の感想・考察

バリアの中にババア(ロザリンド)が封印されている構図がちょっと笑えた。彼女がシーズン1のボスで確定なのか?ダウリング校長の話が本当だとすると、幽遊白書でいうと仙水忍みたいなキャラなのだろう。

最終回6話『ひたすら信じる心』

ロザリンドはテレパシーでブルームに話しかけ、バリアに触れさせて封印を解いた。

ブルームがアスターデルのことを聞くと、彼女は「住民はみんなブラッドウィッチという魔女だった」と語る。ウィッチは力を利用したいと、妖精の両親からブルームを攫ったらしい。バーンドワンは、ブルームが圧倒的な力を持つ前に殺すつもりだと続ける。ロザリンドはそのままストーンサークルでブルームに古代の魔法を教えながら、魔力を補充した。

アイシャにロザリンドの解放を聞かされたダウリング校長は怒り、協力したテラやステラ、ミュサたちを部屋に閉じ込める。

夜学校は停電し、部屋の外に出たサムはバーンドワンに深く傷つけられた。ロザリンドが魔力をストーンサークルから吸い取って、バリアも解除されてしまったのだ。

シルヴァはスカイたち兵士を統率し、妖精たちとホールで学園の防衛にあたろうとする。スカイがアスターデルのことを尋ねると、16年前ロザリンドに従ったアンドレアス(スカイの父で英雄)を、シルヴァが殺したということだった。

ブルームはアイシャとステラを連れて校庭に出て、バーンドワンを誘い出す。そして炎で6体を次々に破壊して力尽きて倒れた。元は人間だったバーンドワンはかつての姿をさらして倒れている。

サムは感染で死にそうだったが、恋人のミュサが手を握って共感で痛みをやわらげる。バーンドワンが死に、サムも回復した。

ビアトリクスはデインに助けられていた。リヴィンもやってくる。彼女はロザリンドの味方になれと二人を誘った。

体力を回復せたブルームは、ルームメイトたちを連れてカリフォルニアに帰り、両親に自分は本当の子どもでなく妖精だと告げた。

ロザリンドはルナ女王と繋がっており、彼女の権力で学園アルフィアに学長として復帰することに。スカイの父・アンドレアスも生きていて、シルヴァは彼を殺そうとした罪で逮捕される。ビアトリクスの育ての父はアンドレアスだった。

ダウリング校長はロザリンドの魔力で首を折られて死亡。

ブルームたちが学園に戻ると、ロザリンドたちが不敵な笑みを浮かべて出迎える。

ウィンクスサーガ:宿命 シーズン1 END

6話の感想・考察

 

ロザリンドがとりあえず悪いババアで、ステラの母・ルナ女王もサイコパスで、スカイの父も悪人だった。そしてブルームは最強の妖精だったというオチ(親などは不明)。

そしてバーンドワンもウィッチもみんな主人公・ブルームを狙っていたというのが、シーズン1の結末だった。

ブルームは最初ネクラ女子だったけど、すっかりイケイケの女子に変身している。全てが彼女を中心に回っている感じ。

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