『海に眠るダイヤモンド』2話の解説。「いづみの正体」や「鉄平と玲央の超複雑な関係」を考察!
『海に眠るダイヤモンド』第2話ネタバレ・ラスト結末
進平(斎藤工)はゴミ捨て場の海岸にいる。リナ(池田エライザ)がそこへやってくる。進平は1000m掘ると黒いダイヤモンド(石炭)が眠っている。つまり島は植物の死骸の上にある。海には幽霊が浮かんでいると話す。リナは石炭の幽霊?と聞き返した。
天気が荒れて貯水タンクの水がなくなり、住民たちは断水を余儀なくされた。
ついに台風が上陸する。銀座食堂の朝子(杉咲花)は、鉄平(神木隆之介)と一緒に歩いていたときに花売りもらったトルコ桔梗の花を大事に窓際に置く。
下の階は浸水する。賢将(清水尋也)は銀座食堂のパン焼き器を運んだ。賢将は朝子のことが好きなようだ。
進平は海の近くで波に襲われそうだったリナを助ける。進平は妻・えいこを感じていた。
百合子(土屋太鳳)は台風でも家の中で十字架とキリスト像に向かって祈る母に怒りをぶつけ、十字架や胸につけていた聖母マリアのペンダントを投げ捨てる。そして「神様はいない。村上の家にもピカ(原爆)が落ちた」という。
百合子は家を飛び出す。鉄平が隠れている百合子を見つける。鉄平は、大学の頃に百合子を好きだったと言った。
百合子も、本当に自分を好きになってくれる人とは付き合えないから賢将と付き合ったと話す。
鉄平は百合子に、思っているよりもみんながお前を心配していると話す。百合子はありがとうと言った。
台風は去り、島に日常が戻った。
考察1:トルコ桔梗の花と石炭
トルコ桔梗(キキョウ)と石炭が今回のエピソードの鍵になっていると感じた。
進平は石炭は植物の死骸だと言った。朝子が飾った鉄平との思い出のトルコ桔梗も、いつかは死骸=石炭になってしまうのだろうか。
トルコ桔梗の花言葉は、希望・あなたを想う・永遠の愛などだ。
朝子はこの花言葉を実現させることができるのか?それとも端島や石炭のように、鉄平への思いは海の底へ沈んでしまうのか?そんな抽象的なメッセージを感じた素晴らしい演出だった。
考察2:百合子の姉やペンダントについて
百合子の姉が死亡した原因はおそらく長崎原爆だろう。母・寿美子は左手に白い手袋をはめているが、原爆の際に火事などで火傷を負ってしまったのかもしれない。娘(百合子の姉)を救えなかった悔恨の念を抱き続けて心が壊れてしまったのだろうか。
また百合子はペンダントやキリストの写真や十字架を投げ捨てた。賢将はキリストの写真を見つけたようだったが、ペンダントは見つけたのだろうか?
ペンダントを拾ったのが誰か?というのも今後の鍵になっていく。拾った人物は今のところわからないが、ペンダントはやはりリナが赤ちゃんに持たせたのではないかと予想。
考察3:進平とリナが結ばれる?玲央は進平の孫?
2話の副題はスクエアダンスだった。スクエアダンスのような複雑な恋愛模様という意味だろう。
鉄平、賢将、朝子、百合子、リナの5人だと女性が1人余ってしまう。そこで入ってくるのが進平なのだと思う。
進平は台風の中でリナを助けたことで心を揺り動かされたようだった。もしかすると進平とリナが結ばれる可能性もある。
とすると、1965年に島を出る赤ちゃんも進平の子供で、玲央は進平の孫という可能性もあると思った(遺伝子が似てるから鉄平に似た子孫になったとか。ただ進平と鉄平の容姿が全然違うので、次のページで鉄平と玲央の超複雑な関係について解説していく。)
あとは進平が次男なのが気になる。長男は戦死してしまったのだろうか?。
「いづみの正体」や「鉄平と玲央の超複雑な関係」は次のページへ↓↓
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