ひどい…映画『逃走中 THE MOVIE』ネタバレ酷評・感想,ダメな点:デジタルゾンビがクズ

  • 2024年7月21日

映画『逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION』フジテレビのバラエティ逃走中の20周年企画は無事にアイドルのプロモーションビデオとなりました

シネマグ
アイドル映画とはいえ、いくらなんでもストーリー・脚本がダメッダメ。地雷映画を踏んだ筆者によるほっかほかの酷評レビューです。

視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)

物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説

これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)

これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓

『逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION』面白かった?

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映画『逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION』作品情報・予告

公開:2024年7月19日
ジャンルアクション・ホラー
監督:西浦正記
脚本: 青塚美穂
原作:フジテレビ 『run for money 逃走中』
撮影:安藝孝仁
主題歌:JO1「Believe in You」

映画『逃走中 THE MOVIE』あらすじ

橘大和(川西拓実)たちは高校の陸上部の最後の大会で、譲司(佐藤大樹)が失踪したせいでリレーで負けた過去を持つ。

そんなメンバーが数年後に『run for money 逃走中』の企画で全員そろう。

しかし『逃走中』の運営・クロノス社が何者か(松平健)たちに乗っ取られ、参加者たちはゾンビハンター(ワイルドハンター)に次々に消されていく。最後まで生き残ればしょうきん100億円のデスゲームに変わってしまった。

果たしてメンバーは生き残れるのか?譲司の過去は?

キャスト↓

川西拓実(JO1)
木全翔也(JO1)
金城碧海(JO1)
中島颯太(FANTASTICS)
佐藤大樹(FANTASTICS)
瀬口黎弥(FANTASTICS)
内田慈
長井短
川原瑛都
田鍋梨々花
本多力
笠原秀幸

本人役で登場↓

HIKAKIN
長谷川雅紀(錦鯉)
クロちゃん
小宮浩信(三四郎)
ハリー杉山
景井ひな
大久保嘉人
津田篤宏(ダイアン)
横山涼
久保田かずのぶ(とろサーモン)
大島麻衣

あらすじとネタバレ少なめの感想はこちら

※以下、映画『逃走中 THE MOVIE』のストーリーネタバレありなので注意してください!

ラスト結末!

松平健に乗っ取られて生き残ったら100億円のデスゲーム化した逃走中!つかまったらワイルドハンター(ゾンビ化したハンター)に消去され死んでしまう。

西園寺陸(瀬口黎弥)はしゃべれない小学生・本郷カイとその姉で高校生のマリ(田鍋梨々花)を守るが、ハンターに見つかって消去される。

ハンターから逃げ切ったメンバーが地下に集められての21ゲームになり大澤瑛次郎(中島颯太)はみんなを助けるためにわざとミスって消去される。

橘大和(川西拓実)たちは、最後の大会で寺島譲司(ジョージ/佐藤大樹)が失踪した理由が、彼の父親の会社の倒産だったと知って和解。

参加者がどんどん消去され、大和が最後のステージに挑むも、リセットボタンを押す前にハンターに消去されてしまう。

隠れていたカイは、陸が残した励ましのメッセージを見て、大和が落としたリセットボタンを拾って逃げる。

松平健が現れ、100億円を選べという。

カイはリセットボタンを押した。

時間が元に戻る。大和たちは逃走中に参加せず、ジョージと再会してよろこびあった。

カイはしゃべれるようになり、友達と河川敷を歩いている。ワイルドハンターがカイを監視していた。

映画『逃走中 THE MOVIE』ネタバレ感想・解説

『逃走中 THE MOVIE』の評価は18点。

感動?ゲーム性?アクション?一体何をどう楽しんでいいか最後までわからなかった。地雷の可能性高いなとは思ってたけど、思ったより爆薬多めの地雷だった。

JO1とFANTASTICSのプロモーションビデオじゃん!

もしくはなんかの再現VTRみたいな展開。バラエティの逃走中が好きな人もぜんぜん面白くないと思う。走って逃げる過程がツギハギだから鬼ごっこのゲーム性すら感じられない

終わったあとにライブビューイングで舞台挨拶まで見たのだが、舞台挨拶のほうがぜんぜん面白かった。JO1とFANTASTICSのメンバーはみんなイケメンでカリスマ性バツグンでキラキラ輝いていてトークも面白い。しかし映画本編はいろいろと残念すぎた。

まずゾンビハンターがデジタルで、捕まった人間もデジタル的に消されるだけなのがヴィジュアルとして致命的によくない。ゾンビといえば血まみれで食われるのが醍醐味ではないだろうか?

ゾンビをデジタルにするのは判断ミスにしか思えない。それともゾンビの特殊メイクをほどこすよりも、CG処理と化粧で適当に誤魔化したほうが予算がかからないから!?

もしくは幅広い世代が見られるように血や肉を表現するのを避けたかったのか!?だとしたら最初からゾンビの設定にすんなよ。イラッとするなあ。

あと、中盤の21ゲームとか、ぜんぜん盛り上がんねえ…全国展開の映画でやるなよ…。脚本やばくない? なんで口で数字を言うだけの絵的に盛り下がるゲームを組み込むわけ?

そもそも、本作はターゲット層がJO1とFANTASTICSのファンだけ?

ストーリーや映像的にはどの層をターゲットにしているのかわからない?アイドルの顔面を拝みたい人たち以外は劇場で爆死必須

というかJO1やFANTASTICSのメンバーにしても、さすがに面白くない本作を見てどんな気持ちなんだろ。

「川西拓実君や、佐藤大樹君のためにク○映画を見ている私…偉い!」みたいな心情なのだろうか?映画本編を見るよりもファン心理を想像するほうがずっと面白い。

また、最後の陸上大会直前にジョージが失踪した理由が、「父親の会社が倒産しそうだったから」ってそりゃないでしょ。普通なら、ジョージが何らかの理由でデスゲームに関わっている!みたいなストーリーにしそうなものを、家庭の事情ですませやがった。しかも勇吾も「父親から受け継いだ会社が倒産しそう…」って設定かぶりしてんぞ!

あとは子供のカイがしゃべれなくなった理由が、田舎のなまりをばかにされたから…そりゃないだろ!すべてにおいて設定が弱すぎるっ

カイが陸からもらったお守りを開けると、中から出てきたのは陸がカイへのはげましのメッセージを録画したメモリースティック。いつそんな暇があったんだ?陸はもっと真剣にゲームやれよ。

カイは最後にリセットボタンをいつでも押せるはずが箱を持って逃げ回る。ラストのグタグタ展開なんとかならんかったの?

そしてカイがリセットボタンを押すと、メンバー全員が逃走中に参加する前に戻り、ジョージと再会してめでたしめでたし。

そもそも、松平健率いる集団がデスゲームを開催した理由も意味不明。人間は愚かで争いを繰り返すうんぬんとか言ってたから、人類を存続させるか判断する神か悪魔か宇宙人なんだろうけど、とくに正体を知りたいと思わない。

松平健と一緒にいる3人組が騒ぎまくってギャグりまくってて1番イラっときた。デスゲームを開催する側がデスゲームを茶番化するなよ!

あとは、ヒロインのマリも高校の制服(スカート)で参加していて、何しに来てるの?と思った(笑)。

エンドロールではカイを見張るハンターが…。続編はもうほんとに勘弁してください。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『逃走中 THE MOVIE』レビュー終わり!