映画『タイムカット』ネタバレ・ラスト結末の解説
ルーシーは物理オタクのクインがいじめっ子のイーサンやブライアンたちに川に落とされるのを助けた。
ルーシーはクインにタイムマシンを見せる。タイムマシンには説明のコードのようなものが書いてあり、ルーシーの父が勤めているSONR社(核技術の会社)製だということも判明。SONR社が極秘で作っているカプセル燃料があればルーシーは未来へ帰れる。
2003年にタイムスリップしたルーシーは、ショッピングモールで殺人鬼に殺される予定のヴァルとブライアンを助けようとする。しかし2人とも結局は殺されてしまい、その上にルーシーの叫びで止めに入った警備員まで殺されてしまった。
ルーシーは姉のサマーと仲良くなり、「私は未来からきたあなたの妹だ」と打ち明ける。サマーの両親(自分の両親)はルーシーを親切に迎えてくれる。両親のサマーに対する態度はおおらかで温かく、束縛されている自分とは違う。やはりサマーの死で両親は変わってしまったのだ。ルーシーは両親に2人目の子供を考えたことがあるか尋ねる。両親はともサマーだけで十分で2人目は考えたこともないと言った。やはり自分は代用品だった。
殺人鬼がいて危険だとは話すが、あなたが殺されるとは言えなかった。サマーにショックを与えるうえに、もしサマーが生き延びれば自分は存在しない。
サマーはルーシーが未来から持ってきて自分に見せた手紙とそっくり同じものをエミーから受け取り(「あなたは自由になれない。後悔する」という文面。サマーとエミーは同性愛カップルで周囲に言えずに破局した)タイムマシンを信じる。
ルーシー、サマー、クインは海洋博物館でバイトをしていたエミーを助けに行き、どうにか殺人鬼から逃げることに成功。
翌日はサマーが殺される日だった。ルーシーはサマーと姉妹として楽しく過ごしたので、彼女を助けたいと心から思った。
ルーシーとクインはSONR社へ侵入し、カプセル燃料を盗もうとする。しかし警備員が殺されカプセル燃料の1つが盗まれていた。すでに殺人鬼が来ていたことが判明。殺人鬼は未来から来たのだ。
納屋でのパーティーに参加していたサマーは予定通り小屋に殺人鬼を誘導。そこにクインとルーシーが車で突っ込み、殺人鬼を撥ね飛ばした。仮面がとれる。殺人鬼の正体は未来のクインだった。
ルーシーたちはクインのガレージに逃げる。未来のクインがやってきて「いじめっ子たちに川に突き落とされてサマーに笑われた。告白してラブレターを渡したが恋愛対象じゃないと言われた。それ以来孤独になりこの計画を思いついた」と話す。
ルーシーはタイムマシンを起動させる。ルーシーと未来のクインだけが2024年に飛んだ。ルーシーはそこでクインを殺害する。
ルーシーは2003年に戻ってくる。本来の自分を受け入れてくれない両親がいる2024年ではなく、姉のサマーと親友のクインがいる2003年で暮らすことを選んだのだった。
映画『タイムカット』終わり
次のページではルーシーと殺人鬼・クインのタイムトラベルやタイトルの本当の意味について考察していく↓↓
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