韓国映画『武道実務官』キム・ウビンが命懸けで出所した元犯罪者に挑む。
作品情報・キャスト
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
正直な感想・評価(ネタバレあり)
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます！
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
Loading ...韓国映画『武道実務官』作品情報
制作国：韓国
上映時間：1時間49分
原題：『무도실무관』英題『Officer Black Belt』
ジャンル：アクション・コメディ・ヒューマンドラマ
年齢制限：16歳以上
監督・脚本：キム・ジュファン（『ミッドナイト・ランナー』『ディヴァイン・フューリー／使者』）
| おすすめ度 | 80% |
| アクション | 85％ |
| ストーリー | 84％ |
| IMDb(海外レビューサイト) | 7.0(10点中) |
| Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)※随時更新 | 批評家 % 一般の視聴者 % |
※以下、映画『武道実務官』のストーリーネタバレありなので注意してください！
映画『武道実務官』ネタバレ・ラスト結末まで解説
イ・ジョンドは武道の達人で、テコンドー、柔道、剣道で3段を持っていた。仕事は父が経営するチキン店の配達。時間があるときは、作家、湿気、ミミズというあだ名の親友と集まって、4人でFPS(戦争ゲーム)にふけっている。
ある日、ジョンドは道で警察らしき男性（チョ・ミンジョン）が別の男性にガラスで刺されているのを目撃。ジョンドは刺した男性を倒して警察を呼んだ。
ジョンドは表彰された。チョ・ミンジョンは武道実務官（保護観察官と同じ部署で再犯率が高そうな元犯罪者が何かしでかしたときに取り押さえる）だった。
保護観察官のキム・ソンミンは、武道実務官にならないか？とジョンドをスカウトする。ジョンドはうなづいた。
仕事は性犯罪者など再犯率が高そうな出所者がつけているGPS付きの電子足輪を交代制の24時間体制で監視し、足輪の充電が少なくなれば確認の電話を入れ、確認が取れなければ現地へ行き、もし犯罪行為や逃亡をはかっているようなら取り押さえる。
イ・ヤンホという出所者が連絡が取れないためジョンドとソンミンが出動。女性に暴行を加えようとしていたヤンホをソンミンが捕まえる。
別の現場では、児童を狙った性犯罪で捕まって出所した男性が幼稚園の前でチャックを開けていた。ジョンドは彼を捕らえる。殴ろうとするがソンミンに止められた。
ジョンドは親友の作家、湿気、ミミズも呼んでソンミンと焼肉を食べる。4人はソンミンを兄貴と呼ぶことにした。
ソンミンは幼い頃に事故に遭って警察官に助けられ、警察官になりたいと思ったが、事故の影響で成長したら左足が右足より短くなり、警官をあきらめて保護観察官になったようだ。
焼肉の後、殺人罪で服役して最近出所したミン・ドウンという人物が夜の外出禁止時間に動いていると連絡が入る。ジョンドとソンミン、そして3人の親友たちも現場に向かう。湿気がドローンを飛ばし、ドウンを見つけてジョンドが追いかける。
ジョンドはドウンに追いつく、ドウンは「足輪を馬鹿にされたから相手を殺して俺も死ぬ」と自分の喉元にナイフを当てて泣いた。ソンミンがジョンドに無線で言葉を伝える。ジョンドはその言葉「足輪が外れるまで我々がサポートする」とドウンに伝える。彼はナイフを下ろしことなきをえた。
別の日は、キム・グムナムという人物に電話をすると、やりたい放題やると言われて電話を切られる。ジョンドは行きつけの美容室のソンジョンおばさんが襲いかかられているのを目撃して、グムナムを倒して逮捕する。
ソンミンとジョンドは、連続性暴行の専任チームに配属された。
ある日、十数名もの女児に乱暴を働いて服役していた最悪の性犯罪者カン・ギジュンが出所する。
性犯罪者は再犯率が高く、ギジュンの監視は必須だった。ジョンドがギジュンを尾行する。ギジュンは誰か犯罪者仲間に会っていたようだった。
夜、ジョンドはギジュンを追うが、チンピラたちに取り囲まれる。全員倒してギジュンのアパートへ行くと、地下でギジュンが女児を襲うポ○ノ撮影をしようとしていた。ギジュンはダークウェブで女児ポ○ノを配信しないかと犯罪者仲間から持ちかけられていたのだった。
ジョンドは仲間のビョンスンを倒し、ギジュンと格闘。倒したと思ったが、女児を解放しようとして腹を刺される。サイレンが聞こえ、ギジュンたちは逃げていった。
ジョンドは入院するが、命に別条はなかった。
別の場所では、イ・ヤンホとチンピラがソンミンとミンジョンをおびきだして（ビョンスが女児ポ○ノを撮影したいから引きつけておけと依頼）暴行を加えた。ソンミンはバットで殴られて首の骨をおり、ミンジョンは死亡した。
ギジュンが逃亡すれば、また罪のない女の子たちが犠牲になる。ジョンドは作家、湿気、ミミズの4人でポ○ノを配信の首謀者を見つけて縛り付け、ギジュンの居場所を聞き出した。
ジョンドたちはクレジットカードの履歴からギジュンの位置を特定。ジョンドはビョンスたちを倒し、ギジュンと最後の対決。激しい戦いの末、横蹴りでギジュンを失神させて逮捕した。
ジョンドたちは大統領に表彰される。以前に助けた少女ミンジュが花束をくれた。
ジョンドは怪我から回復したソンミンと武道実務官の仕事を続ける。
映画『武道実務官』終わり
考察：GPS電子足輪は韓国ならでは
韓ドラとか見ているとよくGPS付き電子足輪が出てくるので少し調べてみたら、韓国では2008年9月から主に性犯罪者に出所後に電子足輪を着ける法律ができたようだ。
児童に対する性犯罪歴がある人物が中心で、再犯の可能性が高いと思われる人物に装着され、一定期間はどこにいるか24時間監視されるシステム。
映画内であったように、電子足輪を切断して殺人などの凶行に及んでしまった人物もいるらしい。
映画『武道実務官』ネタバレ感想
武道の達人でもありながら、eスポーツも得意という設定が斬新にみえた。
ジョンドがソンミンの言葉を無線で受けて自分の首にナイフを突き立てる犯罪者をなだめたシーンはすごい重かったけど感動的。
ジョンドの父が、俺は若い頃に演劇をやっていた。自分のエネルギーが相手に届いたときに幸せを感じたと話すシーンなどところどころに深いセリフがあって引き込まれた。韓国の作品はセリフにこだわり抜かれていると感じた。
ここまで読んでいただきありがとうございます。映画『武道実務官』レビュー終わり！
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