1話
少し先の未来。鼻血を流しながら雪山で倒れるヘジョ(ウ・ドファン)。元カノのジェミ(イ・ユミ)が走ってくる。
現在。便利屋を営むヘジョは、ノ・ヤンヒという女性から、「ヤクザの組長ワン・チルソンと挙式予定だが、その結婚式で私をさらって欲しい」と依頼を受ける。
ヘジョが式に突入してヤンヒをバイクでさらう。しかし道の途中でめまいを起こし、バイクで事故った。
ヘジョが病院で目を覚ますと、部下のユ・ギホ(キム・ミンソク)が立っている。ヤンヒは軽傷で、チルソンから盗んだ金(ヤンヒの部下とギホが結婚式の間に盗んだ)で海外へ逃亡したらしい。
ヘジョは病院で検査を受ける。すると脳に13個の血管奇形があることがわかる。13個の爆弾であり、余命は長くて3カ月と告げられた。
同じ病院の産婦人科では、宗家の息子と挙式予定のジェミが、先生から早期閉経を告げられていた。ジェミは宗家の息子オ・フン(オ・ジョンセ)と相談して、結婚するために義母ポム・ホジャ(キム・ヘスク)に妊娠していると嘘をついていた。
ジェミは病院で泣き叫ぶ。ヘジョはそれを聞いていた。
ついに結婚式が始まる。ヘジョは待合室にいるジェミのところに来て、「逃げよう。協力してくれ」と言う。
2話
1991年。ヘジョの父チェ・ヨンジョは病院で精巣がんがあると告げられる。子供が欲しかったので精子を凍結してがんを治療。数年後にヘジョが産まれて溺愛されたが、病院側が139番の容器の精子と間違えて137番を使ってしまったことが数年後に判明。父はヘジョに無関心になり、両親はヘジョを捨てた。
ヘジョは当時の病院の先生を脅し、その精子を提供したドナーを教えてもらう。当時は製薬会社の営業が提供ドナーになることが多く特定できない。ヘジョは自分と同じAB型の人物を5人選ぶ。その5人が父親候補だった。
ヘジョはそのあしでジェミの結婚式へ行く。そして「妊娠できないのだから結婚詐欺だ」と言い、無理やり拉致した。ヘジョは自分の生物学上の父親を探す旅にジェミを同行させたかった。ジェミはなんとか逃げようとしたがその度にヘジョに捕まる。
結婚式は中止になり、ポム・ホジャは激怒していた。オ・フンはジェミがなぜいなくなったのか分からず絶望する。
ジェミはオ・フンが手に入れてくれた婚礼用の小さい赤い靴を見て感傷にふけっていた。
ヘジョは南原にある1人目の父親候補オ・マンスのスープ店にやってきた。マンスは数年前に脳卒中で倒れたという。父思いの息子たちに囲まれていた。ヘジョはマンスに泊めてもらうよう頼む。
夜、ジェミは逃げようとした。しかし夢を見ていたヘジョが「行くな。行かないでくれ(両親が自分を捨てたときの夢)」と寝言でつぶやいているのを見て可哀想になり逃げなかった。
いっぽう、オ・フンはジェミからスマホでメッセージが送られてきたのを見て、怒り心頭で南原へ向かった。
3話
数年前。ヘジョはバイクで車とぶつかって転ぶ。運転していたのはかつての父チェ・ヨンジョだった。父はヘジョだと気づいてはいるが、よそよそしく名刺を渡した。名刺にはアイ・アム・ユア・ファザー代表と書かれている。児童支援の会社を立ち上げたらしい。新しい妻と娘・スンアが乗っていた。雨の中、父は車を発進させて去っていく。そのときに血を流していたヘジョに傘を貸して手を握ってくれたのがジェミだった。
悪夢を見るヘジョの手をジェミが握る。スンデスープを経営するオ・マンスの息子たちは、店を売ろうと画策していた。見かねたヘジョは、俺も店の相続の候補だと笑う。ヘジョとマンスの息子たちが乱闘になり、ヘジョは店の外に投げ出される。
その後、店にオ・フンとヤクザのチルソンがやってくる。チルソンたちは警察につかまった。
オ・フンはヘジョがジェミを連れて車で逃げるのを見て、パトカーに乗り込んで追いかける。ヘジョの運転する車は道をそれて川沿いに突っ込んだ。オ・フンはテーザー銃をヘジョに向けるが、間違って自分が感電してしまう。
ヘジョも発作で倒れた。ジェミはヘジョが脳震盪を起こしただけだと考えて草むらに隠す。警察がやってきてオ・フンだけ連れて行った。
ジェミは目を覚ましたヘジョに、死ぬか幸せにして!と叫ぶ。ヘジョは「お前が幸せになるなら俺が死ぬ。俺が死ぬまでは離さない」と言った。
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