ネタバレ考察『岸辺露伴は動かない第8話/ジャンケン小僧』ラストの意味/原作との違い,ドラマ第3弾

  • 2023年5月27日

ドラマ『岸辺露伴は動かない第8話/ジャンケン小僧』のあらすじネタバレぶっちゃけ感想ラストシーンの考察をまとめています!

シネマグ
ジャンケンでこんな盛り上がるドラマは見たことねえズラ!!!
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ドラマ『岸辺露伴は動かない第7話/ホットサマー・マーサ』
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実写映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

ドラマ『岸辺露伴は動かない第8話/ジャンケン小僧』あらすじ

 

岸辺露伴(演:高橋一生)は、ホットサマー・マーサのデザインを4つ頭に変更した編集の泉京香(演:飯豊まりえ)に冷たく当たっていた。

ある日 泉京香は、露伴の自宅へ向かう途中で大柳賢(演:柊木陽太)という「ピンクダークの少年」(露伴の漫画)の熱烈なファンの小学生につきまとわれる。

大柳賢は「なんでホットサマー・マーサのデザインを頭4つにしたの?3つなら完璧だったのに」とたずねた。

泉は軽くあしらって露伴の家へ。

大柳賢はあとをつけてきて、露伴に「ホットサマー・マーサは頭4つにする必然性がない。今からでも変えてください」と直訴した。

露伴は検討するといって玄関のドアを閉めた。

辻(十字路)で転んだ大柳賢(以下ジャンケン小僧)は、ある能力に目覚める

ジャンケン小僧はタクシーを止めた露伴に割り込み、ジャンケンをせがんだ。

露伴はヘブンズ・ドアーでジャンケン小僧を本にして読むが、ピンクダークの少年のファンでジャンケンが大好きということしかわからない。

本でジャンケン小僧が何を出すか知った露伴は1回目の勝負に勝つ。

さらにジャンケン小僧はカフェで席を割り込み、露伴にジャンケンしろと迫った。

露伴はジャンケン小僧を負かし(2回目の勝負)、高笑いした。

ジャンケン小僧は本屋で露伴が買いたい本を横取りし、またジャンケンをせがむ。

露伴はグーで殴りかかるふりをしてジャンケン小僧を倒した。

しかしジャンケン小僧はパーを出していた。露伴の負けだ。

露伴の体が動かなくなる。ジャンケンで負けるとジャンケン小僧にヘブンズドアーの能力の一部が取り込まれるのだ。

露伴はジャンケン小僧を本にして読む。

ジャンケン小僧

©︎NHK

ピンクダークの熱烈なファンであるジャンケン小僧は、ホットサマー・マーサを頭4つにデザインした露伴を漫画家として再起不能にするつもりのようだ

ヘブンズドアーで“岸辺露伴に攻撃できない”と書き込むが、無効化されてしまう。

ジャンケン小僧は3本先取のジャンケンをはじめようと露伴に迫り…。

『岸辺露伴は動かない第8話/ジャンケン小僧』ネタバレ感想・評価

ジャンケンで感動してしまった

小学生のときにジョジョの第4部を読んでジャンケン小僧に衝撃を受け、「ジャンケンでこんなに盛り上がる漫画見たことねえ」と友達同士で話した思い出があります。

そしてときは2022年末!

シネマグ

ジャンケンでこんな盛り上がるドラマ見たことねええ!」と感服しました。

漫画でもドラマでも今後これを超えるジャンケンコンテンツは出てこないでしょう。作ろうとするだけ無駄無駄です。

ジャンケンなのにすごくエネルギッシュで、緊張感がすさまじいのです。

実写で真剣にジャンケンをする露伴と大柳賢の熱量はハンパなく、面白いを通りこして感動してしまうんですよね。

高橋一生さん演じる露伴の横顔のアップは常軌を逸しています。灰色に光る瞳が芸術的でした。

あとは音楽もすごい。

前衛ジャズ的な変態楽曲が流れたと思いきや、露伴とジャンケン小僧がしゃべるタイミングと音程にあわせて弦楽器が重ねられています。

奇妙な冒険へといざなう奇妙(でステキな)な音楽でした!

原作漫画との違い比較

原作では吉良吉影の親父(写真の幽霊)がジャンケン小僧を矢でつらぬいて能力を開花させますが、ドラマ版では辻神(つじがみ/十字路にいるイタズラ好きの神)が能力を授けたかっこうでした。

スタンドのボーイズIIメンも出てきません。ジャンケン小僧の異能力という形です。

ドラマ版のジャンケン対決は、パーを出すと宣言した露伴がピンクダークの最新巻をジャンケン小僧の眼前に出し、ジャンケン小僧はホットサマー・マーサのデザインに対する怒りで、手強くにぎってグーを出してしまうというもの。

漫画では露伴が透明の赤ちゃんを使ってジャンケン小僧の手を変えさせて勝利していましたね。

ラストでは泉が「海外、ルーヴルとか」みたいなことを言っていたので、ドラマ第4弾「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が実写化されるのかもしれません!楽しみすぎます。

ジャンケン小僧:考察(ネタバレ)

3つの頭に戻ったホットサマー・マーサ

ピンクダークの最新巻の裏表紙に描かれていたホットサマー・マーサの頭が3つだったので、デザインはもとに戻ったのでしょう。

第7話の「ホットサマー・マーサ」ではデザイン変更は泉京香のせいということになっていましたが、藪箱法師(やぶばこほうし)かもしくは辻神が絡んでいた可能性が出てきました。

辻神の4 vs 正義の3

本にされたジャンケン小僧(大柳賢)に十字のマークがありました。

露伴が言ったように辻(十字路)をあらわしているのでしょう。

辻(十字路)は不吉な4という数字をつかさどっています。

対して露伴がデザインしたホットサマー・マーサは3つ頭です。

だから辻神は藪箱法師を使ってデザインを4つ頭に変更するいたずらを思いついたのかもしれませんね。

ジャンケンも3本勝負です。

『岸辺露伴は動かない』の第3弾は、4 vs 3の物語だったんですね。