ホラー映画『インシディアス 赤い扉』(Insidious: The Red Door)
アクアマンのオーム役や『死霊館』シリーズで有名なパトリック・ウィルソンが仕掛ける『インシディアス』シリーズの第5章!
作品情報・キャスト
あらすじ
ネタバレなしの感想
視聴しての正直な感想・評価(ネタバレあり)
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目からどうぞ。
ホラー映画『インシディアス 赤い扉』作品情報
制作国:アメリカ
上映時間:1時間47分
原題:『Insidious: The Red Door』
ジャンル:ホラー
監督:パトリック・ウィルソン
脚本:スコット・ティームズ
原案:リー・ワネル
撮影:オータム・イーキン
音楽:ジョセフ・ビシャラ
全世界興行収入:1.891億ドル
インシディアスシリーズの第5作目で、第2作の10年後のストーリーが描かれます。
キャスト
ダルトン・ランバート|タイ・シンプキンス
ジョシュ・ランバート|パトリック・ウィルソン(『アクアマン2/失われた王国』『ムーンフォール』)
ルネ・ランバート|ローズ・バーン
映画『インシディアス 赤い扉』あらすじ
ジョシュと10歳の息子・ダルトンは、催眠術師に1年分の忌まわしい記憶を消してもらった。
それから9年が経過。ジョシュは妻のルネと離婚していた。
息子のダルトンが遠くの大学へ通うことになる。
美術学部のダルトンは無意識に赤い扉の絵を描いてしまう。そこから幽霊が見えるようになった。
さらに、ダルトンは自分が幽体離脱ができることを知る。
ダルトンはルームメイトのクリスにサポートしてもらいながら、自らの過去を解明するために、悪霊たちがいる彼方(かなた)の世界へと足を踏みれるのだった。
『インシディアス 赤い扉』ネタバレなし感想・見どころ・海外評価
『インシディアス』シリーズの過去作を未視聴にもかかわらず、本作の第5章から観てしまいました。あろうことかシリーズものと知らなかったからです。やっちまいました。
それでもストーリーは割とシンプルでわかりやすく、世界観がわからないなどの問題はありませんでした。
本作は海外評価も非常に低く、「シリーズ初期にあったパワーがない」と酷評されています。
観るならジェームズ・ワンが監督した第1章から観たほうが良いでしょう。
ちなみに私はNetflixで視聴したのですが、第5章しかなくて「シリーズもの」ってわからなかったんですけど…。
それか、せめてインシディアス“5”の表記にしてくれませんか?
Netflixはこういうところが不親切だと思いました。
おすすめ度 | 30% |
世界観 | 50% |
ストーリー | 25% |
IMDb(海外レビューサイト) | 5.5(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 38% 一般の視聴者 70% |
メタスコア(Metacritic) | 45(100点中) |
※以下、『インシディアス 赤い扉』のストーリーネタバレありなので注意してください!
ホラー映画『インシディアス 赤い扉』ネタバレ感想・評価
幽体離脱して彼方(かなた)の世界に迷い込んでしまう設定が面白かったです。
2023年はA24の映画『トーク・トゥ・ミー』がヒットしましたが、その原型がインシディアスシリーズなのかもしれませんね。
もっというと父と子が関係をこじらせて、さらにそこに悪霊が絡んでくるストーリーには『シャイニング』っぽさもあります。
前半はワクワク視聴していたのですが、後半になるにつれて退屈で眠気に襲われました。
ホラー苦手な私からしても怖くない…カレーなら確実に甘口です。
せっかく観てるので楽しみたいですし、文句ばっかり言いたくないですが、加点ポイントが少なく、減点が目立ってしまいました。
全体的にストーリーから求心力のある謎が欠落しているイメージ。
10年前の封印された記憶=父・ジョシュが家族を襲った事件だったのも、『シャイニング』そのまんまでガッカリしました。
またダルトンの描く絵が彼方(かなた)の世界につながるなど、アート的で惹かれるコンセプトがあるのですが、全体的にルールがフワッとしすぎていてのめり込めませんでした。
幽体離脱できる、彼方の世界には悪霊がいる、悪霊は彼方に入ってきた人間に取り憑くなど、ざっくりしたことしかわかりませんから。
ルールがフワッとしたファンタジーホラーでも、演出・映像で素晴らしい作品になることもたくさんありますが(シャイニングがいい例です)、本作には映像面でも斬新さや刺激が足りませんでした。