成田凌主演のクライムエンターテインメント『降り積もれ孤独な死よ』!ドラマと漫画は内容がかなり違うのですが原作漫画の内容も踏まえつつ、最終回や真犯人の考察をしていきます。
相関図
©︎公式サイト
ドラマの最終回はどうなる?
第4話で灰川十三の故郷・蔵土村が出てきました。しかし北海道ではなく、灰川十三の過去が原作漫画とだいぶ違ったため、やはりドラマは原作とまったく違う結末になると考えてよいと思います。
鈴木潤は原作では灰川邸殺人事件の犯人でしたが、ドラマでは真犯人が違う可能性は十分です。鈴木潤は我が子を食らうサトゥルヌスに詳しく、原作のように実の父だと思っていた灰川十三に恨みがあり事件に絡んではいそうですが、漫画と同じオチにするかはわかりません。
灰川十三の本名は佐藤創(さとうはじめ)で、生まれつき顔に字があるため実の父・文吾から虐待を受け、手のひらに×印をつけられた→画家の犬山秀二を兄のようにしたっていたが、犬山は父の文吾によって人殺しだと噂を立てられ、その後、滝で不審死していました。
灰川邸殺人事件の犯人は、犬山秀二を殺したのが灰川十三だと思い込み、恨みを抱いていて犯行におよんだ人物だと思います。
蔵土の事件が50年前なので、登場人物の中の1人が犬山秀二の孫で、その人物が犯人…。などありそうな気がします。
第5話では、撃たれて意識不明の蓮水花音の過去が怪しいということなのですが、彼女がサイコパスという路線もなくはない気がします。
ドラマと原作漫画の大きな違い
『降り積もれ孤独な死よ』は原作漫画自体が未完で、まだ連載中です。
結論からいうと、実写ドラマには原作にない森燈子(山下美月)の2024年現在編(美来の行方不明事件)がありますし、原作の廃川の過去・蔵土事件まで描くかもわからないので、全然違う話になると思います。
そのうえ漫画の最新8巻では北海道の六花(リッカ)の集落での殺人事件から、リッカを信仰する権力者が日本の著名人やアジアまで広がっている…と、風呂敷が広がりまくっている状態です。
ドラマの10話内には収まりませんし、そもそも今後どうなるかもわかりません。ドラマがオリジナルストーリーになるのは必然でしょう。
灰川邸の子供たちを殺した真犯人は原作では明らかになりましたが、ドラマではおそらく違う犯人になるのではと予想!
あとは、漫画だと灰川十三は中岡という男性に留置所内で殺されました(瑕面の男の画策)が、ドラマでは首吊り自殺しています。ドラマの灰川が本当に自殺かもわかりません。
六花の意味は絆
第1話の冒頭で血まみれで、右手にナイフを持ち、左手のひらに怪我をした少年がいました。これはドラマオリジナルのシーンです。
灰川十三(小日向文世)は左手の手のひらにリッカのマーク(六角形)の傷があり、第4話の灰川の過去編からこの少年は灰川十三の若い頃だと確定。
六花は雪の別名で、犬山秀二との絆の象徴です。
灰川十三は父親・文吾によって左手に×印をつけられましたが、画家の犬山秀二がその印の上から六角形のマークを白い絵の具で書き足し、「六角形は、雪の結晶や蜂の巣などにも使われる強さの象徴だ」と励ましたシーンがありました。
灰川十三は父親を殺した後、×印に傷をつけ、六角形に変更したのでした。
灰川邸13人殺害事件
灰川邸の地下室で見つかった13人の子供の白骨化死体。彼らを殺した犯人はいったい誰なのか?
漫画では、巡査の鈴木潤が真犯人でした。鈴木は自分が灰川十三の実の息子にもかかわらず(確定ではない)児童養護施設に預けられました。しかし十三が他の子供たちと楽しく暮らしていたと知って子供たちを憎悪するようになったのです。これが鈴木が子供たちを殺した動機です。
ドラマでも鈴木が犯人の可能性はありますが、もし違うとすれば蓮水花音が真犯人だと考えます。
第2話で灰川十三が逮捕されて簡単に自白し、冴木が「真犯人をかばっているのでは?」と言ったとき、花音が意味ありげな表情で「かばっている?やっぱりそうですよね」と返したシーンが気になりました。
花音は真犯人の自分を灰川がかばってくれたことに満足感を覚えたのではないでしょうか。
動機は灰川の愛を独占したくて、他の子供たちが許せなかったなどが犯行動機だと思います。
蓮水花音 階段突き落とし事件
原作では花音は駅のホームで突き落とされそうになり、犯人は明言されていませんが巡査の鈴木潤(父・灰川と暮らしていた人物が許せない)か、もしくは瑕面の男(きずづら)の男です。
ドラマでは、住宅街にある階段近くにいたのは顔に傷のある男でした。もしかすると瑕面の男は花音が13人の子供を殺害した犯人だと知って、殺そうとしているのかもしれませんね。
まとめ:最終回はどうなる?
ドラマはまだ前半なので情報が少ないですが、現時点では、蓮水花音が犯人で、リッカのマークを使って新興宗教を作ろうとしていた…的な結末になるのではと予想。美来を誘拐したのも花音かもしれません。美来も花音もロリ系の格好をしている共通点もあります。
原作と同じように鈴木が灰川の息子で真犯人…というのもありそうですが、原作を大きく改変しているので、できれば違うラストにしてほしいです。
鈴木潤役の佐藤大樹出演映画『映画 逃走中 THE MOVIE』の記事←