2024/05/29に配信されたNetflix映画『カラーズ・オブ・エビル:レッド』(Colors of Evil: Red)。
作品情報・キャスト
ネタバレなしの感想
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
正直な感想・評価(ネタバレあり)
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
Netflix映画『カラーズ・オブ・エビル:レッド』作品情報・予告・キャスト
制作国:ポーランド
上映時間:
原題:『Kolory zla. Czerwien』,英題:『Colors of Evil: Red』
ジャンル:サスペンス
年齢制限:16歳以上
監督:アドリアン・パネック
脚本:アドリアン・パネック|ウイカシュ・M・マチェイェフスキ
キャスト:ヤクブ・ギェルシャウ,マヤ・オスタシェフスカ
Netflix『カラーズ・オブ・エビル:レッド』あらすじ
ある日、クラブで働いていた女性・モニカの裸の死体が海岸で発見される。モニカの死体からは唇が剥ぎ取られていた。
検察のビルスキがモニカの母・ヘレナに事情を伝える。ヘレナはショックを受け、運転もままならない。父・ロマンやいとこのマリオも大きなショックを受けた。
ほどなくして、15年前に婚約者を殺して唇を剥ぎ取って現在は仮釈放中の男性・ヤクビアクの家からモニカの血がついた服が見つかる。ヤクビアクは逮捕されるが…。
ビルスキは、モニカが働いていたクラブのオーナーでマフィアのボス・カザラスキが一連の事件に関わっているのではないかと考えはじめる。
ネタバレなし感想・海外評価
本が原作だけあって、サスペンスとして筋書きがわりとしっかりしています。
ポーランド映画に馴染みがある人は少ないかもしれませんが、良質なサスペンス・ヒューマンドラマが見たい人におすすめ!
展開や結末に賛否あるかもしれないですが、暇つぶしに見るには十分なクオリティです。
おすすめ度 | 75% |
世界観 | 85% |
ストーリー | 80% |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.3(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 45% 一般の視聴者 50% |
※以下、Netflix映画『カラーズ・オブ・エビル:レッド』のストーリーネタバレありなので注意してください!
Netflix『カラーズ・オブ・エビル:レッド』ネタバレあらすじ解説
逮捕されたヤクビアクは無罪を主張。15年前に婚約者のザネタを殺したのも自分ではないと言う。ヤクビアクは取り調べ中に隙を狙って窓から飛び降りて死亡した。
ビルスキは母親のヘレナと協力してカザラスキの周辺を調べる。モニカも、15年前に死んだザネタもカザラスキのクラブで働いていた。
検視官のドゥビエラは、モニカが性○害を受けていたとビルスキに伝える。
モニカの回想
モニカの死亡前。クラブで働いていたモニカは同僚の男性・ミラと恋愛関係になっており、ミラの手引きでドラッグを売っていた。
しかしドラッグを勝手に売買していたことがカザラスキにバレてしまい、モニカはカザラスキからグロテスクな性○為を強要される。
モニカは警察に駆け込んだが、警察もカザラスキとグルだった。
ラスト結末
ビルスキは、モニカの父で弁護士のロマンが持っていたカザラスキの闇の仕事の記録が入ったUSBを証拠に家宅捜索に踏み切る。しかしモニカやザネタの殺害の証拠は出てこない。
ビルスキはカザラスキが身につけていた革の腕輪を調べる。なんとザネタのDNAが検出され、ザネタの唇から作られていると判明。
事件が解決したと思われたあと、モニカの母・ヘレナは不倫相手のドゥビエラの別荘へ。そこにはドゥビエラの息子マリオもいた。マリオのテーブルにモニカの指輪がある。犯人はマリオだったのだ。
ヘレナは縛られるが拘束を解いて地下室から脱出。
ドゥビエラが経緯を語る。「息子のマリオがカザラスキに追われるモニカをこの別荘にかくまったが、彼女に性○為を強要しようとして事故で頭を打ちつけて殺してしまった」と話し、ショットガンで自殺。
マリオの犯行だったと勘づいたビルスキも駆けつけた。
事件が解決し、ビルスキは自分の幼い娘・モニカとしばらくぶりに会った。
映画『カラーズ・オブ・エビル:レッド』終わり。
映画『カラーズ・オブ・エビル:レッド』ネタバレ感想・評価
唇を切り取られた裸の女性というキャッチーな殺人に惹かれました。(海岸で若い女性の死体が見つかるのは『ツイン・ピークス』っぽいですね。)
女性の死体を、性被害の連鎖、親子の無関心などシリアスなテーマが彩ります。
親も検察も警察も、死体になったモニカには関心を持ちます。
しかし死体になる前、モニカに関心を持っていたのは彼女に性的な接触をしようとする男性ばかりでした。
親がもっと前からモニカを注意してみていたら…。そんな葛藤に心をえぐられました。切ないですね。
ところどころで死亡したモニカの回想が入り、それが種明かしになっていくつくりはサスペンスとしてはどうかと思いますが、親と子供の絆や葛藤を描いたヒューマンドラマでもあるのでそこまで気にならなかったかな。
映像も綺麗でしたし個人的には満足。最後のいとこのマリオが偶然殺しちゃったというオチが微妙だったからか海外評価は高くないですが、わりと好きだった作品。
ここまで読んでいただきありがとうございます。Netflix『カラーズ・オブ・エビル:レッド』レビュー終わり!
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