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クラシック映画・古典名作

  • 2023年3月2日
  • 2023年3月2日

映画『東京物語』ネタバレ考察:義理人情の裏にある漆黒、戦争の影,なぜ名作か感想解説レビュー

映画『東京物語』は1953年に公開されて世界的な評価を得た小津安二郎の名作。 私ごときが考察するのもはばかられ、原節子演じる紀子的に言えば「とっても汚い考察ですが…」となるかもしれません。 ただ、2023年にこの作品を見直してみて時代性・普遍性などの観点から気づいたことがあったので完全独自目線での考察や、感想・解説をしていきたいと思います。 あとは『東京物語』を見て「つまらない」「何が良いかわから […]

  • 2021年8月12日
  • 2022年4月5日

サイレント傑作映画『カリガリ博士』ネタバレ感想・考察/ドイツ表現主義がサスペンスに影響を与えた1920年公開作品

1920年公開のドイツ映画『 カリガリ博士』は、のちのサスペンス映画に多大な影響を与えたサイレントの傑作です。 ネタバレなしの見どころ、ネタバレあらすじ解説、ストーリーの革新的な点やアート的な観点から本作を考察していきたいと思います。 映画『 カリガリ博士』作品情報 公開・制作国: 1920年 ドイツ 監督:ローベルト・ヴィーネ 脚本:ハンス・ ヤノヴィッツ/ カール・マイヤー 原題:『Das C […]

  • 2019年9月30日
  • 2022年4月24日

映画『12人の怒れる男』ネタバレ感想・ラスト考察!あらすじ評価,陪審員の討論解説

名作映画『12人の怒れる男』!誰もがタイトルくらいは知っているのではないか? この映画に影響され、作られた法廷モノは数知れず。画期的な名作である。 個人的な感想は、映画としては面白いが、ラスト結末に納得いかないというもの。 陪審員8番の議論でひっくり返される正義の逆転劇!とも見えるが、陪審員制度の穴を露呈していた点も考えなくてはいけないと思う。その辺を重点的に解説していく。 『12人の怒れる男』ネ […]

  • 2019年9月26日
  • 2022年4月23日

映画『ロリータ(1962)』ネタバレ考察!ロリコンの起源?解説・評価・感想

映画『ロリータ』の考察や感想をまとめていく!スタンリー・キューブリック監督は、作品の幅が広すぎる監督である。 2001年宇宙の旅はSF、時計仕掛けは社会派、シャイニングはホラーといったことからわかるように、ありとあらゆるジャンルを自分流にしてしまう稀有な存在である。 そしてなんとこの監督は、「ロリータ(1962)」という、少女に対する偏執的な愛を描いた、ロリコン映画まで作っている・・・恐ろしや。も […]

  • 2019年9月4日
  • 2022年4月27日

なぜ名作?映画『市民ケーン』ネタバレ考察・ラスト解説!バラのつぼみ意味は?あらすじ感想と評価

オーソン・ウェルズの映画『市民ケーン(1941)』とても挑戦的でジャンルレスな映画だ。いわば社会派ファンタジーともいえるだろう。 新聞社を経営するケーンという男の物語なので、てっきり社会派のヒューマンドラマかと思っていたが、最後は、なんかファンタジーチックに終わるのだ。テーマも社会派ではなく、人間の根幹・本質についての話である。 歴史的名作といわれる、市民ケーンのテーマとは何か?チャーリーとチョコ […]

  • 2019年9月3日
  • 2022年4月23日

映画『アパートの鍵貸します』ネタバレラスト考察・解説!小道具や時代,あらすじ感想評価レビュー

ビリー・ワイルダー監督・脚本の名作映画「アパートの鍵貸します(the apartment)」について、時代考察や感想などを述べている。 どんな部分が素晴らしい映画なのか?今の時代と比べるとどうなのか?などについて語っていく。 映画『アパートの鍵貸します』あらすじ(ネタバレなし) 映画「アパートの鍵貸します」のストーリーを大まかに説明する。 自分の部屋を、会社の上司が不倫するためのラブホテル代わりに […]