NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の第5週〜第8週・各話のストーリーネタバレあらすじ解説まとめ!
ついにスズ子の出生の秘密が明らかに!ツヤはなぜスズ子を育てることになったのか判明!
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ブギウギ・香川編と東京編の人物相関図
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ブギウギ 第5週「ほんまの家族や」ネタバレあらすじ
21話 ネタバレ解説:スズ子は養子だった
香川で真実を知ったスズ子。
叔母のタカはスズ子に「あんたは葬式に顔を出していたキヌさんと、亡くなった治郎丸の息子・菊三郎との間に出来た子供だ」と話す。
スズ子はショックを受けて走り出す。そしてキヌの家へたどり着いた。
キヌは百姓の西野と結婚しており、ゆたかという子供もいる。
キヌは事情を語る。
「菊三郎との間にあなたを妊娠してから治郎丸家を追い出された。ツヤが助けてくれた。ツヤの実家で出産したが、私には育てる経済力がなかったのでツヤにあなたを託した。毎年ツヤが帰ってきてあなたの顔を見せてくれていたが、ある年から帰ってこなくなった」と告げた。
キヌはスズ子に菊三郎から譲り受けた懐中時計を渡す。
21話の感想
キヌの息子・ゆたかがスズ子に「母ちゃんの悪口をいったら許さん」と言っていたシーンがめちゃくちゃ切なかった。姉弟なんだよ…。
ツヤはスズ子を独り占めしたくて香川に帰らなくなったと判明。これも切なすぎる話だなあ。
スズ子もタイ子と同じく妾の子だったわけですね。第一週の伏線が回収されました。脚本がすごく緻密ですね。
22話ネタバレ
キヌの家から出たスズ子は、川で水浸しになる。小さい頃はこの川で、ツヤとキヌと3人で遊んだのだろう。
スズ子は祖母の家に帰った。そして六郎の胸で「お母ちゃん!」と泣き叫ぶ。六郎は「たくさん泣いて叫んだらいい」とスズ子を抱きしめた。
大阪に帰ったスズ子は、自分が出生の秘密を知ったことをツヤと梅吉に黙っていた。傷つけたくなかったからだ。
休みが明け、梅丸でまた稽古の日々が始まる。
23話ネタバレ
それから3年後の昭和12年(1937年)。梅丸の舞台はスズ子の歌と秋山のタップダンスの二枚看板で大盛り上がりだった。
久しぶりに大和と股野も公演を見に来ていた。この2人は結婚し、ダンスとピアノ教室を経営している。大和のお腹は大きくなっていた。
スズ子は「もっとうえに行けるはずだ」と大和に悩み相談をする。
ある日、歌手・茨田りつ子(菊地凛子)の曲「別れのブルース」を聴いたスズ子の胸に、小さな衝撃が走った。
梅丸の東京支社から辛島部長(林の部下)が、海外帰りの演出家・松永大星(新納慎也)を連れて公演を見に来ていた。
24話ネタバレ
演出家の松永は舞台に大興奮し、スズ子と秋山に東京に来ないかと打診する。
秋山は「行きます!」と即答した。
スズ子も東京へ行きたかったが、一旦両親に相談することに。
梅吉は行ってきたらええと言うが、ツヤは「行かないでいい」と表情を険しくさせる。
家族会議は険悪なムードになった。
スズ子はツヤの反対を受けて落ち込んだ。六郎は「ほんまの家族だから離れたくないのだろう」とスズ子をはげました。
そんな中、大和が死亡したと連絡が入る。
5週目の最終・25話ネタバレ
大和の葬式が執り行われた。もともと腎臓が悪かった大和は、出産に耐えられなかったらしい。
あまりにも突然の出来事だったため、スズ子たちは悲しむよりも前に困惑していた。
股野が生まれたばかりの赤子を抱えて涙を流している。橘が「この子はきっと立派なダンサーになる」と言った。
大和の両親も葬式にやってくる。父親は「自分のところにいれば娘は死ななかった」と言い放った。
スズ子は「やっぱり大和さんの両親なんだと感じました」と言葉を返す。
大和の葬式に出席したツヤは自分がスズ子に離れてほしくないだけだと考え、「東京に行っておいで」と笑顔を見せた。
スズ子と秋山の東京行きが決定した。
25話の感想
大和の突然の死。見ていて辛かったです。ちょっと悲惨すぎる気がしました。
予想以上に早くシリアスな展開が訪れましたね。
ブギウギ 第6週「バドジズってなんや?」ネタバレあらすじ
26話ネタバレ
昭和13年(1938年)。
梅吉やツヤ、そして銭湯のお客さんがバンザイをしてスズ子を見送る。
スズ子は秋山と何時間も列車に乗り東京へ到着。
初めての東京に迷いながらも、顔が怖い男性・小村吾郎に案内されてこれから寝泊まりする小村チズの宿屋に着いた。
小村チズはこれから2人と生活できることを喜んでくれた。
おでん屋の伝蔵は大阪弁のスズ子と秋山に憎まれ口を叩くが、性根は悪くない人のようだ。
27話ネタバレ
スズ子と秋山は東京の大劇場に到着。
松永が2人を威勢よく出迎える。
辛島は、男女混合で海外に負けないミュージカルを上演するUGD(梅丸楽劇団)のプロジェクトを宣言した。
秋山は憧れのダンサー・中山史郎がチームにいることに驚いた。
別れのブルースを作曲した羽鳥善一はスズ子の歌声を聴いて心を躍らせた。そして「ラッパと娘」というタイトルの楽譜を渡す。
27話の感想
おでん屋の伝蔵は悪口ばっかり言ってますけど、スズ子と秋山の東京での居場所がひとつ増えたようで微笑ましいです。
演出家の松永ってちびまる子ちゃんの花輪くんとキャラかぶってるなあと思いました。
28話ネタバレ
スズ子は羽鳥とマンツーマンでレッスンをする。「ラッパと娘」にはバドジズというスキャットの部分もあり、うまくノリが出せない。
羽鳥は笑顔で「違うなあ。ワクワクしない。ジャズじゃない」とダメ出しを繰り返す。笑顔だけれどもスパルタだった。
秋山も男性ダンサーに混じってスパルタで特訓を受けていた。
まだ東京に来て3日目だが、梅吉からの手紙が届いた。
スズ子は励ましてチョコをくれる松永を好きになっていた。
秋山は「恋とキッスはチョコの味だとリリーから聞いた」と言う。
秋山もダンスチームのリーダー・中山のことを好きになっていた。
29話ネタバレ
スズ子はなかなかスイングのノリが出せない。
羽鳥は「大和を目指すのではなく、福来スズ子を作れ」とアドバイス。
松永はスズ子に、「大阪公演で見せてくれたようなワクワクを見せつけろ。羽鳥が嫌いなら、その気持ちを歌で表現すればいい」と微笑んだ。
スズ子はレッスンをしてもらうために、夜に羽鳥の家に行く。妻のマリと息子のカツオも笑顔で迎えてくれた。
スズ子は敵対心をあらわにして歌いあげる。羽鳥は「今のはジャズっぽい」と笑顔になった
食事の席で妻・マリは「夫はいい歌手に出会えたと言っていた」と微笑んだ。
6週の最後・30話ネタバレ
明日に本番を控える中、スズ子は休憩中に松永からひたいにキスされて動揺する。
おでん屋さんで秋山も中山史郎への想いをスズ子にしゃべりながら、私には魅力がないのかもしれないと悩んでいた。
ついに新生梅丸楽劇団の初公演がスタート。秋山は中山と一緒に華麗なタップダンスを披露して会場を沸かせた。
スズ子は羽鳥が指揮する楽団の音楽で、ノリノリで「ラッパと娘」を歌う。バドジズのスキャットで観客から大歓声をあびた。
会場に見に来ていた茨田りつ子は「下品な歌…」と嫉妬の炎をたぎらせた。
スズ子が載った新聞を見た梅吉は大喜びで寿司を頼む。
ツヤは病気で寝込んでいた。
30話の感想
スズ子が舞台でブギウギワクワクな歌を披露するのを聴いて、私の心もワクワクしました。趣里さんは本当に魅力的な女優だと思います!
しかしツヤが病気。絶対ただの風邪じゃないだろ…。今後の展開が不安です。
ブギウギ 第7週「義理と恋とワテ」ネタバレあらすじ解説
31話ネタバレ
スズ子たちが上京してから昭和14年(1939年)。
スズ子と秋山はUGD・梅丸楽劇団の看板として人気者になっていた。
辛島部長が大阪を盛り上げるためにどちらか1人に帰って欲しいという。スズ子は「もっと東京で勝負したい」と言う。
スズ子はスイングの女王と呼ばれるようになっていた。
羽鳥はレコーディングスタジオで、作詞家の・藤村薫(宮本亜門)にスズ子を紹介する。
そこへブルースの女王・茨田りつ子もやってくる。りつ子はスズ子を下品だと蔑んだ。
秋山はダンサーの中山史郎と付き合うことになる。しかし彼から「男役より娘役をやったほうがいい」と言われて困惑する。
32話ネタバレ
松永はスズ子をお茶に誘い、「一緒に日宝(梅丸のライバル会社)に移籍しないか?」と提案。
スズ子は羽鳥に相談する。羽鳥は「君がいないと僕の音楽はできない!」と声をあらげて反対した。
スズ子は日宝のお偉いさんと会食をし、「給料を1.5倍出す」と言われた。
松永は「君が欲しい」とスズ子に言った。
スズ子はおでん屋さんの伝蔵に相談する。伝蔵は「義理も恋もどっちも信じない」とぶっきらぼうに答えた。
六郎から手紙が来る。兵隊の試験に受かったようだ。母は原因不明の病気らしい。
33話ネタバレ
どこからかスズ子が移籍するらしいとの噂を聞きつけた辛島部長は激怒。スズ子の下宿部屋にやってきて「しばらく軟禁する!」と言う。
スズ子は松永と相談するために下宿先から逃げた。
スズ子はカフェで松永と会い「ワテと一緒に逃げて!大好きです」と告白。
松永は「アメリカに恋人を残している」と話し、断った。
スズ子はレコード会社へ。茨田は「浮かれて自分が見えなくなっている」とスズ子を嘲笑った。
スズ子は帰り道、堪え切れずに涙を流す。
下宿先に戻ると、羽鳥と藤村が新曲の歌詞を作っていた。
34話ネタバレ
スズ子は羽鳥と藤村に、「ワテには歌う資格なんかない!」と言う。
羽鳥は「人生にはいろんなことがある」とスズ子をはげまし、新曲・センチメンタルダイナの楽譜を渡した。
スズ子は日宝への移籍を断る。「松永はこれからも応援している」と言った。
秋山は中山からのプロポーズを断った。なんでも勝手に決めてしまう中山と一緒にいると自分が見えなくなるからだ。
秋山は大阪に帰ると決断。おでん屋の伝蔵が、餞別におでんをくれた。
7週の最終話 35話ネタバレ
スズ子は辛島部長に移籍しかけたことを謝罪。羽鳥が間を取り持った。
スズ子は「母が病気だから給料をあげてほしい」と頼む。辛島はしぶしぶ承諾した。
秋山は下宿先の小村吾郎と相撲を取る。小村夫妻には子供がおらず、吾郎は娘と相撲を取るのが夢だったらしい。
秋山は朝1番の汽車で大阪へ発つ。
スズ子は新曲センチメンタルダイナを舞台で初披露。大喝采を浴びた。
ブギウギ 第8週「ワテのお母ちゃん」ネタバレあらすじ解説
36話ネタバレ
昭和14年(1939)年。第二次世界大戦勃発。
松永の代わりに演出家としてやってきた竹田は、「今後は国の方針があるから、戦争をする国民の励みになるような舞台にする」と言う。
辛島も「なるべく目立たないように」としか言わない。スズ子や羽鳥は不満だったし、「ジャズができなくなるのでは?」と不安を抱いた。
六郎に赤紙(召集令状)が来た。六郎は国に認められたと喜ぶ。
ツヤや梅吉は複雑な表情を浮かべた。
36話の感想
医者のおっちゃんが「ツヤは大丈夫や」と六郎に嘘を言った罪悪感で、六郎から「風呂をタダにしてやる」と言われても「払うわ!」と返したシーンが印象的でした。
人間の感情な機微を捉えた素晴らしい演出だと思います。
37話ネタバレ
ツヤは専門の医者から癌だと宣告を受けた。
ツヤは梅吉に「スズ子と六郎には知らせないで」と口止めする。
梅吉は神社をまわってツヤの回復を祈った。
六郎は戦争に行くことになった。梅吉や風呂屋の客は明るい表情で送り出す。
六郎は軍に入るまえにスズ子に会いに東京へやってきた。
38話ネタバレ
六郎は小村夫妻が作ったごはんを美味しそうに食べる。
夜、スズ子の隣に寝ている六郎は「死にたくない」と言って泣きながらスズ子に抱きついた。
スズ子は六郎を抱きしめてはげます。
翌日、六郎は戦争へと旅立つ。
いっぽう、ツヤは「自分が死んでもスズ子をツヤに会わせないでくれ」と梅吉に頼んでいた。自分が知らないスズ子を実母のツヤが見ると思うと耐えられないという。ツヤは泣いた。
スズ子はツヤが危篤だと電報を受けるが、すぐには帰らず予定されていた公演をこなすことを決意する。
39話ネタバレ「ツヤ死亡」
一連の公演を終えたスズ子は大阪へ帰った。
ツヤは寝たきりでつらそうな表情だったが、笑顔でスズ子を迎える。
アホのおっちゃんがどこからか桃を仕入れてきた。
スズ子がそのももを剥いてあげる。
スズ子が添い寝している間にツヤは桃をたいらげて、番台に立った。しかし倒れてしまう。
スズ子はツヤのために泣きながら歌を歌った。その夜、ツヤは息を引き取った。
39話の感想
ツヤが死んだのも悲しいですが、六郎が戦争に行っていて死に目に会えなかったのも切な過ぎです。
ツヤと六郎はお互いにどんな想いを抱いていたのでしょうか。良い意味で想像の空白の余地があるドラマですね。
40話ネタバレ
ツヤの葬式が終わり、常連客がはな湯に集まる。妊娠したタイ子もきていた。東京の男性と恋に落ちたという。
梅吉は風呂屋をどうしようか悩んでいた。立て直しが必要だが金はない。ゴンベエが「これまでにもらって貯めていた給料200円があるから立て直しに使ってくれ」と言うが、それでは足りない。
神戸の旅館で女中をしているという三沢光子(本上まなみ)がやってきて、ゴンベエに向かって「玉さん!」と叫ぶ。
光子は、似顔絵(ツヤがずっと前に描いた)を見てやってきたという。
光子によると、ゴンベエの本名は伊福部玉五郎。呉服屋の若旦那だったが、両親の死後に店を任されたものの悪い取り巻きによって経営が傾き、川に飛び込んだと噂になったらしい。
光子はずっとお慕いしていたとゴンベエに告白。
ゴンベエは光子と結婚して、光子の貯金と自分の200円をあわせて建て直し工事をし、はな湯を受け継ぐことを決意する。
梅吉はスズ子にさそわれて東京で暮らすことになった。
40話の感想
ツヤの死後にゴンベエと光子がはな湯を継ぐ展開に胸が熱くなりました。ツヤが起こした奇跡ですね。
戦争に行った六郎はツヤの死をまだ知らないのでしょうか。彼の動向や安否も気になります。