映画『ハーレイクインの華麗なる覚醒』ネタバレ考察・ラスト感想!登場人物キャスト解説,あらすじ評価

  • 2024年3月24日

DCコミック映画【ハーレイクインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY】がとても面白かったので、登場人物解説や、あらすじ完全ネタバレで徹底紹介する。

観終わって、よく分からなかったシーンがある人はどうぞ。

あらすじではなく、考察・解説・レビューを見たい人は下記記事へ。

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ハーレイクイン

映画『ハーレイ・クイン華麗なる覚醒』ネタバレ考察

前作「スーサイド・スクワッド(2016)」で、世界的な支持を得たハーレイ・クインのビジュアルキャラクターは本作でも健在。

主演のマーゴット・ロビーの演技力にもさらに魅力がかかり、唯一無二のセクシーで危険な女性に変貌を遂げていた。

まずビジュアルについては、前回のロングのツインテールから、今作ではジョーカーにフラれたショックで髪を切り落としたため短髪になっているが、それはそれで可愛らしい。ホットパンツも健在。

 

セリフや仕草も、前作よりさらにパンチが効いたコメディタッチものになっており、ワンシーンワンシーン楽しめる。マーゴット・ロビーの演技力も抜群で、艶っぽい表情は前回以上だろう。

ちなみに右頬にあるタトゥーは「ROTTEN」(腐ってるの意味)。

そして前作に比べてハーレイ・クインのアクションシーンが大幅にパワーアップ。

 

肉弾戦が多かったのだが、アクロバチックで実に楽しい!(マーゴット・ロビーが頑張ったのか、スタントマンがやっているのか定かでない部分も多いが)

とにかく、みんなのアイドル的ヴィラン、ハーレイ・クインが120%楽しめる作品となった!

女性ヴィランとしてはエマ・ストーン演じるディズニー実写映画『クルエラ』と並んで語られる存在になるでしょう。

映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』登場人物・キャスト解説

マフィアでサイコパスのブラックマスク(ユアン・マクレガー)

トレイン・スポッティング』や『ドクター・スリープ(2019)』、Netflixドラマ『 HALSTON/ホルストン』などで抜群の演技力を見せてくれているユアン・マクレガーが、クラブを経営するマフィアのボスローマン・シオニス(ブラックマスク)を演じた。

人を残忍に部下に殺させ、観ていたいタイプの変態。すぐにブチ切れる。被害妄想癖アリ。女嫌い。などなど、人に嫌われる要素が何拍子も揃った魅力的なキャラ。

アジア系少女スリ師 カサンドラ・ケイン

エラ・ジェイ・バスコという無名の女の子が演じているのが、助成金目的で里親に拾われたちょっとぽっちゃりなカサンドラ。今作のキーパーソン。

心が荒んでおりスリを楽しんでいるが、大金の在り方が記されたダイヤモンドを飲み込むという視聴者の期待通りの活躍を見せてくれた。

ハーレイ・クインの妹分みたいな感じでグッドな配役だった。

カゴの中の歌姫ダイナ=ブラック・キャナリー

ダイナ・ランス(ブラックキャナリー)は、シオニスのクラブの歌姫。シオニスに目をかけられているが、彼や手下に女性がひどい目に遭わされているのをみて良心が耐えられなくなった。

肉弾戦が得意で蹴り技で男性をバタバタなぎ倒す。声は超音波並み。

ダイナ・ランス(ブラックキャナリー)を演じた女優は、ジャーニー・スモレット=ベル。

ゴッサムの万年平刑事レニー・モントーヤ

レニー・モントーヤは、優秀ながらみんなに手柄を横取りにされ馬鹿にされ、中年になっても出世できなかった女刑事。

一生懸命やっても色々とうまくいかない感じが笑えた。みんなに臭いとか言われていてかわいそうなキャラ。

復讐のボウガン ハントレス

ヘレナ・バーティネリはあるマフィアのボスのお嬢様だったが、金目的で他の組みに家族が皆殺しにあった過去を持つ。それからイタリアのシチリア島で暗殺者として訓練を積んでハントレスと名乗った。

強いけど隠キャな感じが面白い。

ハントレスを演じた女優メアリー・エリザベス・ウィンステッドは日本を舞台にしたNetflixアクション映画『Kate/ケイト』で主演を務めた。

ブルースが登場!

実はブルースは登場するのだ。しかし、ブルース・ウェインではなく、ハーレイ・クインが飼いだしたペットのハイエナの名前がブルース。

バットマンを完全に舐めているとしか思えない。

映画『ハーレイクインの華麗なる覚醒』ネタバレあらすじラスト解説

1:ジョーカーとの破局

ハーレイクイン(マーゴット・ロビー)は、あまりにも調子に乗りすぎたせいか、ジョーカーにフラれてしまいます(ジョーカーは一切登場しません)。泣き叫ぶも、ジョーカーのボディーガードにアジトから放り出されてしまいました。

狭い部屋で泣きながらマスタードを口に流し込み、ジョーカーの絵をダーツの的にするハーレイクイン。未練タラタラです。

「ジョーカーがいないと何もできない女」という評判が癪に触ったハーレイクインは、自立しようと決心

未練を断ち切るため、ジョーカーとダイブした薬品タンクのある想い出の場所=薬品工場に、トラックを突っ込ませて大爆発させます。

2:カゴの中の鳥ブラック・キャリー

マフィアのボス・シオニスの子飼いの歌姫ダイナ(のちのブラック・キャリー)は、女性たちに酷い扱いをするシオニスやその部下を、快く思っていませんでした。

ある日、酔い潰れたハーレイが男に連れ去られそうになったところを、蹴り技を駆使して助けました。

3:嫌われ者のハーレイクイン

ゴッサム・シティには、ローマン・シオニス(ユアン・マクレガー)という人物がいました。彼は、ハーレイクインがよく遊びにいくクラブのオーナーで、マフィアのボスでもあります。

シオニスは、常連客のハーレイクインに部下の足を折られるなど、過去に散々な目に遭ってきたました。

そこでジョーカーという後ろ盾がいなくなった今ならと、恨みを晴らすため彼女を殺そうとします。

その他にも、ゴッサム・シティにはハーレイクインに恨みを持つ人物がゴマンといました。

破天荒なハーレイから、人生破滅級の被害をこうむっていた人たちがたくさんいるのです。

そしてハーレイクインは街中から狙われることに。

朝から好物のエッグサンドを食べる暇もないほど、たくさん人間がハーレイを殺そうと次々に襲いかかってきます

4:謎のダイヤと少女カサンドラ

アジア系の少女カサンドラ・ケインは、ストリートで意気揚々とスリを働いていました。その流れで、シオニスの部下・ビクターが持っていた、大金のありかが記されたダイヤモンドを盗んでしまいます。

その直後に彼女は警察に捕まり、ダイヤを隠すため飲み込みました

5:シオニスに捕まったハーレイクイン

ハーレイはシオニスの部下に捕まって拷問されそうになっていました。そこでハーレイはダイヤを取り戻してあげるから離せと交渉。

解放され、カサンドラが取り調べを受けているゴッサム警察署に単身乗り込み、重火器で襲撃。バットで男性警官らをボコボコにしました。

そして、ダイヤを飲み込んだカサンドラを見つけ、自分の部屋に連れて帰ります。

しかし、ハーレイの唯一の友人である中華屋の店長・ドクの裏切りにより、部屋が何者かに襲撃されてしまいます。

飼っていたハイエナのブルースも吹き飛ばされてしまいました。

このままではまずいと感じたハーレイクインは、シオニスに電話をして、遊園地でダイヤを飲み込んだカサンドラを引き渡すと告げます。

6:中年刑事モントーヤの悲劇

80年代刑事ドラマが大好きな中年女刑事レニー・モントーヤ。捜査の腕は確かにも関わらず、出世をいつも横取りされて万年平社員です。

彼女はシオニスやハーレイを追っていましたが、上司の嫌がらせでとうとう警察をクビになってしまいました。

 

モントーヤは失望から部屋で酒を飲んで酔っ払っていると、ハーレイとシオニスが遊園地で交渉をするという情報が携帯に入り、現地に駆けつけます。

7:最終決戦地の遊園地へ全員集結

ハーレイクインとカサンドラは、廃墟の遊園地のある大きな建物に侵入。

モントーヤ刑事も酔っ払って登場しました。

ハーレイはモントーヤに挑まれて格闘。

そこへシオニスの部下である、ビクターとブラック・キャリーがやってきます。ハーレイは、ビクターに麻酔薬を打たれて床にダウンしてピンチに陥ります。

キャリーは、ビクターにシオニスへの裏切りを指摘され、カサンドラは彼に腹を裂かれそうになりました。

そこへ、ビクターに恨みを持ったコミュ障の殺し屋ハントレスが登場

ビクターをボウガンで殺します

そして、ハーレイはなんとか麻酔の痺れから復活。

8:ブラックマスク軍団と対決

ハーレイクインが外を見ると、ブラックマスクに変身したローマン・シオニスをはじめ、彼の部下たち大勢に取り囲まれていました。

そこでハーレイ、キャリー、モントーヤ、ハントレスは女性同士協力してピンチを切り抜けることにします。

そして、悪女4人組VSマフィアのゴツい男性軍団という壮絶バトルが開幕。

建物内で激しい肉弾戦が繰り広げられました。

しかし、外でも敵は大勢待ち伏せており、モントーヤは撃たれ(防弾チョッキの上から)、ハーレイたちは窮地に陥ります。

そこでキャリーは、キラーボイス(超大声)で敵を蹴散らしました。

そしてキャリーは力を使い果たしてダウン。

9:ハーレイVSシオニス

ブラックマスク(シオニス)にカサンドラを連れ去られ、ハーレイはローラースケートでシオニスの車を追います。

バイクに乗ったハントレスの援護で、どうにかシオニスの車を転倒させることができました。

桟橋に逃げ、カサンドラにナイフを向けるシオニス。

打つ手なしのハーレイ。

カサンドラは不意に、持っていた手榴弾のピンを抜きました。

するとシオニスはパニックに。

そのまま橋から落ち手榴弾で木っ端微塵となりました。

10:エピローグ

女性5人組はそのままダイナーへ直行し、ガールズトークを楽しみます。

ハイエナのブルースも、無事中華街で見つかりました。

カサンドラがダイナーのトイレに駆け込み、ダイヤも無事に出現。

そしてなんと、ハーレイとカサンドラはそのままダイヤを持って逃亡します。

 

後日、ダイヤから大金をゲットしたハーレイクインから、分け前としてお金が3人のもとに送られました。

そしてモントーヤ、キャリー、ハントレスは、そのお金を元に「BIRDS OF PREY(バーズ・オフ・プレイ)」という女性自警団チームを結成します。

めでたし。めでたし。

映画『ハーレイクインの華麗なる覚醒/Birds of Prey』終わり。

最後にハーレイクインからバットマンについて衝撃発表

劇場ではエンディングの最後の最後に、ハーレイクインがバットマンの正体を暴露しようとします。

そして結局ブルース・ウェインという名前を言わないまま終了。

彼女流のギャグです。

映画『ハーレイクインの華麗なる覚醒Birds of Prey』作品情報

監督:キャシー・ヤン

脚本:クリスティーナ・ホドソン
主演:マーゴット・ロビー/ハーレイクイン
出演:ユアン・マクレガー/ローマン・シオニス=ブラックマスク
  • キャシー・ヤンは新進気鋭の中国人女性監督です。

他の出演者については、登場人物の項目で解説。

ハーレイクインの華麗なる覚醒/Birds of Prey関連記事

映画『ハーレイクインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のあらすじは以上になります。

次にハーレイクインが登場するのは『スーサイドスクワッド2極悪党集結

当サイトCinemagには、ハーレイクインが初登場した前作『スーサイドスクワッド 』の考察記事もありますので、ハーレイが好きな人は、そちらもどうぞご覧ください。

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