1話:プロポーズのつづき
菅原さえ子(有村架純)は恋人の中町雄介(生田斗真)に行き先も告げられずバスに乗せられた。雪山を走るバス。雄介は「この山を越えたところはプロポーズに最高の場所だ…」と口を滑らせてしまう。さえ子は笑い、プロポーズをOKした。抱き合う2人。雄介が親友の健吾に用意させていた花火が上がる。しかしバスは雪崩に巻き込まれる。
雄介はとっさにさえ子をかばった…。
さえ子は病院で目覚める。看護師から雄介の死を聞かされる。雄介が持っていた婚約指輪を渡されるが、崩れ落ちるさえ子。
数カ月後
さえ子は雄介が2人で住もうと言っていた青い家に1人で住んでいた。ネックレスには雄介が持っていた婚約指輪をつけている。
雄介の心臓を受け継いだ匿名の人物(成瀬和正)から、“幸せになってほしい。何かあったら助けてあげたい” と手紙が届く。
さえ子はコーヒーの焙煎と流通の会社・茜に久しぶりに出勤。みんなと笑顔で会話をした。
ハワイでコーヒー農園を営むヒロ(三浦友和)から「農園をやめる」と連絡が入り、現地に駆けつけるさえ子。農園を止めるのは嘘で、ヒロは雄介を失ったさえ子が心配で話をしたかったのだ。
4年前
さえ子はヒロの農園の豆から作られたコーヒーに感動し、流通を任せて欲しいと相談へ行く。しかしヒロは40年間かけて亡き妻と作り上げた農園を変えるつもりはないと門前払いする。
さえ子は、ハワイの空港でピアノを演奏する(ジャクソン5のI want you back)雄介に出会った。雄介は落ち込むさえ子にコーヒーを渡し「コーヒーでひと息つけば、見えなかったものや、美しさを見つけることができる」と笑顔で言う。
さえ子は雄介と一緒にヒロの農園で収穫を手伝った。さえ子と雄介はお互いに惹かれ、体を重ねる。ヒロの農園と流通の契約もできた。
雄介は「日本でもう1度会えたら運命だから付き合ってくれと」さえ子に話した。2人は連絡先など交換せず、それぞれハワイをあとにした。
その後、日本に戻ったさえ子は井上健吾(奥野瑛太)が新しくオープンするMARU COFFEEと契約をした。そこで店の内装を手伝っていた雄介に再会して涙を流す。井上の親友が雄介だったのだ。
現在に戻る
さえ子はハワイの空港で誰かがピアノで I want you backを演奏しているのを聴き、その場所まで走っていく。雄介がそこにいる気がした。弾いていたのは成瀬和正( 坂口健太郎)だった。さえ子と成瀬はすれ違う。
2話:いのちのつづき
少し前の出来事
成瀬和正は心臓の病で入院していた。先は長くないと思っていた。妻のミキが見舞いに来てくれる。2人は季節外れの花火を見る(雄介がプロポーズのために健吾にあげさせた花火)。成瀬は来年の花火大会は見れないかも…と言う。ミキは車で涙を流した。
雄介が雪崩の事故で死亡し、成瀬は彼の心臓を移植された。
現在
心臓移植によって病気が完治した成瀬。治療を終えてミキが待つ家(ミキの実家)に戻ってくる。リンゴ農家を営むミキの家族が成瀬の完治を心から喜んでくれた。
成瀬は、コーヒーを嫌いだったはずが無性に飲みたくなっている自分に気づいて驚く。
成瀬はミキとハワイへ旅行へ行った。空港で無性にピアノを弾きたくなり、I want you backを演奏する。成瀬は自分がピアノを弾けたことに驚いた。ミキも驚いていた。成瀬はピアノから離れる。
さえ子が駆けつけるが、誰がピアノを弾いていたかはわからなかった。
成瀬は勤め先である小樽体育大学の学生生活課に復帰した。学生たちからカフェを作って欲しい要望を受ける。
成瀬にドナーの恋人(さえ子)から匿名で手紙が届き、幸せになって欲しいと書かれていた。
ある日、電車が線路の不具合で動かなくなり、乗客はホームで待つことに。成瀬はホームでコーヒー器具を取り出して淹れ出した。
さえ子はそれを見て「手伝います」と言ってそばにくる。成瀬はコーヒーを淹れながら、女性とハワイで過ごした記憶がフラッシュバックすることに驚いた。記憶の中の女性はそばにいるさえ子だった。
有村架純出演作↓
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